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第五十七刻 勇者と共に 矜持

俺の異変を感じたのかカトレアは尋ねてきた。

彼女には隠し事は出来ない。


「それが…」


俺は先程の出来事、思いを話した。

敵兵を殺す事に戸惑いを感じたこと。

目が合って迷ったこと。

エヴァンが出来てオレにできなかったこと。


彼女は黙って聞いてくれた。

話し終わると一言。


「セス君はなんで戦うの?」


戦う理由…。

エヴァンを連れ戻したい、軍の中での地位を上げたい、ただ強くなりたい。

様々な思いが頭を巡る。


「私はね、ある人との約束。」


彼女はポツポツと話し始めた、ある人に憧れていた事、

その人との約束の為に隊が設立されるときに手を挙げた事、隊の皆が大事で守りたい事。


「私は勇者じゃないから、世界を守りたいなんて大きな事は言えない。

 でも、私の手の届く範囲だけは守りたいんだ。」


初めて聞くカトレアの話、彼女の強さの源。

俺は…俺の戦う理由は…。


「待たせてる人が居るんです。」


「じゃあその為にも強くならないとね。」

カトレアは俺の目を見て真剣な顔で語った。。


「強くなるのは身体だけじゃないのよ、勿論心も。

 敵にも家族が居る、夢がある。そんな相手を殺す事もある。

 それを背負って足を進めないといけない。」


「いいセス君、戦いに正しいも悪いも無いのよ。

 お互いの正しさをぶつけ合う、だから責任が伴う。」


「責任…。」


「でも心の器は人それぞれ大きさが違う。

 溢れそうになったら周りを頼りなさい。」


心にかかっていたモヤが少しだけ晴れた気がした。

俺の目的、剣を振るう理由。


「隊長ありがとうございます。」 


俺の言葉を聞いたカトレアは安心したように微笑み、他の隊員の元に向かった。


……

………

今回の襲撃に関しては、原因や理由といったものが一切分からなかった。

だがそれは軍内部での話。


表向きは勇者の命を狙った牽制攻撃。

それを勇者と六対の連合部隊が撃退した、という事で収めている。


…… 

夜、城下町。


「おい、冗談だよな…それしまえって。」


「………」


「俺達仲間じゃんか…ギャアァァァ!」


「……オースガルドの為に…」


 

読んで頂きありがとうございます。

毎日2〜3話投稿出来るように頑張ります!

初投稿なので右も左も分かっておりません。


宜しければ素直な評価お願いします。

ブックマーク等頂ければ次の話を投稿するパワーになります。

是非お待ちしてます!

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