第ニ十八刻 修練の日々 誘い
隊長室。
面接以来のその場所、なぜ俺がここに来たのか。
遡ること一日前。
レインと別れた後の自室前、扉に貼られた殴り書き。
明日朝、隊長室へ。カトレア
訓練の話か?父の話か?不思議に思いつつ声を掛け隊長室に入室した。
「セス君。そこに座りなさい。」
カトレアの声が低い。
怒っている、それも結構。
「何故…魔道具店を通り過ぎた?可愛いの一つも言ってやらんのだ、次の誘いをしない!」
捲し立てるカトレア。
…ん?なぜ昨日の事を知っている?
それより何故怒られている?
「隊長、何故…」
「質問しているのは私。答えなさい。」
幻か、カトレアの顔が鬼に見える。
「レインちゃんの事何とも思わないわけ?良いなとか無いの?」
「いえ、可愛いと思います。」
「なら何故褒めないの!気になる相手と会うのにオシャレしない訳ないでしょう!」
「申し訳ありません!」
確かに言い返す言葉もない。
「口に出してほしいに決まってるでしょう!
それに魔道具店、少しは中に入ったりしなさい!」
「買うものが無かったので…」
「違ーう!店はどこでもいいの!一緒に過ごすことに意味があるの!」
こんな調子で、長時間みっちり絞られた。
カトレアは俺達二人を気にして昨日一日前尾行していたらしい。
「以上!セス君がレインちゃんを何とも思わないならそのままで良い、でもそうじゃないなら今日にでも次の約束してきなさい!」
レインの事をどう思うか…
好きとかそうじゃないとか正直まだ分からない。
でも仲良くなりたいとは思ってる。
「分かりました、行ってきます!」
「決まったみたいね、セス君。」
カトレアは笑う。
「はい、失礼します。」
隊長室を出て訓練場に向かった。
丁度レインは訓練を終え、帰り支度をしている。
「レイン!」
「セス君!?どうしたの?」
息を切らした俺を見て、驚いたレイン。
「良かったら今度の休みに、この前の魔道具店に行きませんか?」
「えぇ!?特に予定もないから…良いけど。」
少し顔が紅くなったように見えた。
「良かった、じゃあ今度は俺もちゃんとした服で行くから!
邪魔して悪かったな、それじゃ!」
「え…あっ…うん。また明日…」
(隊長!教えは無駄にしません。
この作戦必ず成功させます!)
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