第ニ十六刻 修練の日々 日常
「おいセス後一周!レイン、遅れてるぞ!」
「はい!」「は、はいぃ」
入隊から一週間、俺達は毎日基礎訓練を続けていた。
「いいか、当面は二人共徹底的に体力作りから始めるよ!覚悟してね!」
カトレアから満面の笑みで下された訓練指令。
断ることも出来るはずが無い。
最後の周回を終え木陰で座り込む。
「鍛えてる方だと思ってたけど流石に疲れる…」
「セス、休憩終わったらまた行くぞ!」
ギースだ、レインについて走っていたがこちらに気付いて話しかけてきた。
赤く立った髪の毛、服の上からでも分かる筋肉。
どう見ても武闘派なこの男、実は魔法師だった。
「レイン!そんなもんか、速度落ちてるぞ!」
レインに激を飛ばす。
「はいぃ、頑張ります…」
「ったく、全ては筋肉から始まるってのによぉ。」
レインへ駆け寄り、隣で走り始める。
同じ魔法師としてレインの事を気にかけてくれていた。
「ギースさんは絶対見捨てないんです。
だから私も頑張れます!筋肉筋肉言ってるときは少し怖いけど…」
レインもこの前そう語っていた。
(いい先輩を持ったな…)
「そろそろ終わりです、早く先輩に合流して下さい。」
ウェルスだった。
ギースと対照的に細見な彼は武装師。
人は見た目で判断出来ないものだ。
「はい、行ってきます!」
立ち上がりギース達の元へ向かう。
…
……
ひとしきり訓練を行い、俺とレイン、ギース、ウェルスの四人で兵舎近くの食堂へ来ていた。
「レインそれだけか?もっと食え!」
「えぇ、走ったばかりで限界ですよ〜」
「先輩、嫌がってるのに強要したら嫌われちゃいますよ?」
「うるせぇウェルス!食うのも訓練だ!
レインが無理ならウェルス、お前が代わりに食え!」
「…この脳筋。」
「んだと!?聞こえたぞ!」
もう見慣れてきた二人のやり取り。
レインと顔を見合わせクスクスと笑う。
「ところで明日お前達、買い出しな。」
ギースが食べる手を止め言う。
「ついでにお前達も必要なものあるだろ?俺と
ウェルスは用事あるから二人で行って来い。」
「すみませんがよろしくお願いします。」
ウェルスも頭を下げる。
「分かりました、任せて下さい。」
返事をするとウェルスがレインを見ながらニヤついている、レインへ視線を移す。
「ふ、二人で買い出し…」
レインは顔を真っ赤にして俯いている。
(おいおい、ただの買い物だぞ…)
明日は大丈夫なのだろうか…?
読んで頂きありがとうございます。
毎日2〜3話投稿出来るように頑張ります!
初投稿なので右も左も分かっておりません。
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