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週間ランキング49位、月間ランキング74位『となりの席の真白さん』  作者: S.S
中学生 いたずらやからかい

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第41話:三色ボールペン

授業中、真白さんが「あ、インクが出ない」と呟いた。

彼女の持っている黒いボールペンのインクが切れてしまったようだ。

「宮本くん、赤ペン貸してくれない?」

「赤? 黒じゃなくていいのか?」

「うん、大事なところを囲みたいから。赤がいいの」

蓮は筆箱から、お気に入りの三色ボールペンを差し出した。

真白さんはそれを受け取り、ノートの文字を綺麗に赤で囲んでいく。

「はい、ありがとう、宮本くん」

返ってきたボールペンを見ると、真白さんはインクを「青」に切り替えて戻していた。

「おい、真白さん。これ青になってるぞ。俺、いつも黒で使ってるのに」

「いいじゃん、青。青ってね、心理学的に『落ち着く色』なんだって」

「へえ、そうなのか」

「うん。だから、宮本くんが私のことでドキドキして頭が真っ白になったら、その青いペンを見て落ち着いてね」

真白さんはウインクをして前を向いた。

蓮はボールペンのカチカチという音を黒に戻しながら、彼女の言う通り、すでにドキドキし始めている自分の心臓を落ち着かせるために、深呼吸をするのだった。

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