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週間ランキング49位、月間ランキング74位『となりの席の真白さん』  作者: S.S
中学生 いたずらやからかい

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37/1100

第37話:プリントのすれ違い

「このプリント、後ろの席に回して」

一番前の席から配られたプリントの束。蓮は自分の分を取り、後ろ……ではなく、隣の席の真白さんに渡そうとした。今の席は隣同士だ。

「はい、真白さん」

「ありがとう、宮本くん」

真白さんがプリントを受け取ろうとした瞬間、蓮はちょっといたずら心が芽生え、プリントをすっと引っ込めた。

「あ、ほーら、あげない」

「あ、ずるい」

真白さんは眉をひそめたが、すぐにふふっと笑った。そして、差し出されたプリントではなく、それを握っている蓮の親指を、自分の指先できゅっとつまんだ。

「あ……」

「捕まえた。プリントくれないなら、宮本くんの指、ずっと離さない」

真白さんの指先は小さくて柔らかい。クラスメイトたちの目が気になり、蓮は一瞬でパニックになった。

「わ、分かった! あげるから離せって!」

「ふふ、私の勝ち」

真白さんはプリントを受け取ると、何事もなかったかのようにノートに向き直った。蓮は赤くなった親指を握り締め、心臓のバクバクを抑えるのに必死だった。


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