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週間ランキング49位、月間ランキング74位『となりの席の真白さん』  作者: S.S
中学生 いたずらやからかい

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第27話:手の大きさ

雨の日の昼休み。外で遊べない男子たちが、教室の後ろで「手の大きさ比べ」をして盛り上がっていた。

蓮も友達と手を合わせて「お前の方がデカいな」などと話していると、いつの間にか真白さんが後ろに立っていた。

「男子って、本当に子供っぽいことで盛り上がるよね」

「うるさいな。男にとって手の大きさは強さの証拠なんだよ」

「ふーん。じゃあさ、宮本くん。私とも比べてみる?」

真白さんは自分の右手を、蓮の目の前に差し出した。

「え、お前と? ……まあ、いいけど」

蓮は少し緊張しながら、真白さんの手のひらに、自分の手のひらをそっと重ね合わせた。

ピタリ、と2人の手が合わさる。

「……あ」

真白さんの手は、驚くほど小さくて、指が細くて、そして柔らかかった。蓮の手の方が一回り以上大きい。

「宮本くんの手、やっぱりおっきいね」

「あ、ああ。まあ、男子だからな……」

「ねえ、宮本くん。このまま指を絡ませたら……恋人繋ぎになっちゃうね?」

「なっっ!!!!」

真白さんが悪戯っぽく指をピクピクと動かした瞬間、蓮は弾かれたように手を引っ込めた。

「な、何言ってんだよ! 冗談でもそんなこと言うな!」

「あはは、顔真っ赤。宮本くん、手が大きいのに、心臓はノミみたいに小さいんだね」

真白さんは自分の手を握り締め、嬉しそうに席へと戻っていった。蓮は熱くなった自分の右手をポケットに突っ込み、彼女の柔らかい感触を必死にかき消そうとしていた。


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