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週間ランキング49位、月間ランキング74位『となりの席の真白さん』  作者: S.S
中学生 いたずらやからかい

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第23話:雨宿り(リベンジ)

二学期が始まって数日後の放課後。またしても突然の雨が学校を襲った。

一学期(第4話)の時は、真白さんの傘に入って大緊張した蓮だったが、今回は違う。蓮のカバンには、ちゃんと自分の折りたたみ傘が入っている。

「よし、今日は傘があるぞ!」

昇降口でドヤ顔の蓮。隣には、傘を持っていなさそうな真白さんが立っていた。

「あ、宮本くん。傘持ってるんだ、ずるい」

「ふふん、今回は予報をチェックしてたからな。真白さん、持ってないの? 貸してあげてもいいけど?」

一学期のお返しとばかりに、蓮は少し得意げに傘を突き出した。

真白さんは「ありがとう」と微笑み、蓮の傘を受け取ろうとしたが……不意に、自分のカバンの奥から、水色の折りたたみ傘を取り出した。

「あ、私も持ってたんだった。忘れてた」

「持ってるんじゃん! じゃあ貸さなくていいな」

「うん。でもさ……」

真白さんは自分の傘を開かず、蓮の傘の持ち手をキュッと掴んだ。

「せっかく宮本くんが貸してくれるって言ったんだから、2人で1つの傘で帰らない?」

「えっ!? だって、お前も持ってるんだから、別々で帰ればいいだろ!」

「だって、別々だと、おしゃべりしにくいじゃん。それに……」

真白さんは蓮の目をじっと見つめた。

「夏休みに助けてもらったときから、私、宮本くんの隣が、前よりずっと安心するんだよね」

(うぐ……っ!!!!)

あの事件を引き合いに出されると、蓮は何も言えなくなる。真白さんの瞳には、からかいの光だけでなく、ほんの少しの甘えが含まれていた。

「……わ、分かったよ。じゃあ、俺が差すから」

「うん。ありがとう、宮本くん」

真白さんは自分の傘をカバンにしまい、蓮の傘の下へと一歩踏み込んだ。

一学期の相合い傘よりも、なぜか2人の距離は少しだけ近く、肩が触れ合うたびに、蓮の心臓は雨音よりも激しくビートを刻むのだった。


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