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「……まぁ、一気に話すより、順番に説明しようか」
ジーンは口角を吊り上げ、わざとゆっくりと視線を巡らせた。
「まず第一――なんで“元魔女”のはずの連中だけが死にかけてるのか、誰か不思議に思わなかったか?」
ざわり、と場が揺れる。
「それはな――“本来のルール”に、ちゃんと書かれていたんだよ。
元魔女でも、勝つ方法は存在するってな」
「……なんだ、それは」誰かが呻く。
ジーンは笑みを深め、二本の指を立てた。
「俺は二つ、嘘をついたんだ」
「ひとつ目は……もう気づいてるよな?
本当のルールでは“話し合いの最中”に限って殺人や暴力が禁止されている。
だが俺は“ゲーム中は一切禁止”と偽った」
「……じゃあ、もうひとつは?」
「それが肝心なんだよ」
ジーンの目がぎらりと光った。
「俺はこう言ったはずだ。“配られたカードが、その役職を意味する。カードを持っていなければ死ぬ”……とな。
だが――本当は違う」
「……っ!?」
「真実はこうだ。“自分に与えられたカードが役職を意味する。死ぬのは、自分のカードが一枚もなくなった時”。
つまり――他人のカードを盗もうがどうしようが、自分のカードが残ってりゃいい。
逆に、聖女のカードを拾えば、その瞬間から“聖女の力”を使えるってわけさ」
沈黙。誰も声を出せない。
ジーンは、まるで全員を見下ろすかのように言葉を続けた。
「だから俺は、最初に“バレてもいい嘘”を放り込んでおいた。
意識をそっちに縛りつけて、本当の仕掛け――この二つ目の嘘には誰も気づけなかった」
「これでなんでダリルが死んで、ナリノが死にかけなのか分かったろ?」
「つまりダリルは元魔女の能力を持っていて、ジーンが神父のカードを持っていたから今ナリノが吊るされている。」
「そういうこと、それじゃあ次に二つ目なんでヘリーナはなぜあんなことをしたのでしょうか?
まぁこれはシンプルにナリノが好きなんだ。俺は彼女に神父のクローゼットで見たものが魔女だと遠回しに伝えた。
そしてみんなの前で言うつもりだった。でも、ナリノがいた。彼女は殺したくないなぜなら好きだから彼女はこう考えた。次のターンで俺に罪を着せて、ナリノ達を勝たせようと、自分は聖女だから村人達は信じると思って言った。まぁ自分の好きな人だったら、もう少し告発することを躊躇していないのも違和感だったけど、まぁどっちみちカードは回収していたけどね。」
(全部読まれていた。あの時私は、自分の発言に信頼を置くことを考えて嘘をついてもバレないと踏んでいた。
だからあのこのターンでジーンを嵌めようとしていた。そして、万が一死刑が妨害されないように、カードも回収していた。)
「他の謎はもうないかな。」
「いやまだある、シャルロッテだ。なぜあいつは生きているんだ。お前カード見せてきたよな市民のカードを」
「あー大体察しているのかなって思って説明してなかったな。ほら1ターン目に死んだじゃん〇〇。お前らを外に出した後にカードを回収した。それを使っただけ。」




