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転生先は三代目魔王さまです  作者: 神坂将人
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階級制度

 「軍の役割?」


 ある日、いつものようにリネアに起こされた後に唐突に話題を切り出された。


 「はい、二代目はそのあたりがガバガバだったりしたのは言ったと思いますが、実際、初代の頃も肩書だけだったりして、ヴォルヘンが聖騎士や、兵士の階級とかを見たら、それを取り入れようとして、とりあえず、許可を取ろうかと」


 そう言えば、将軍格以外には特に上級どころか、部下と上司の関係とかを見なかったな、もしかして、前のあの書類の山、あれって事務担当とかいなかったから、全部やらされたのかな?


 「そうだね…確かに、財務はもちろん、兵站や研究班、事務などの役割、魔神軍の中でも戦術などもあった方がいいかもね…でも、そういうのってもう少し早く気付くことじゃないの…?」


 「……」


 しばらく、見つめ合い魔神軍に招集をかけた。


 「どうぞ、マイクです」


 「うん」


 全員が静まるのを待ち、小さく息を吸い、声を張り上げる。


 『注目っ!!』


 その場の全員が静まり、敬礼をしてくる。軽く敬礼を返し、本題に移る。


 『今回、諸君らを集めたのは他でもない、我が軍では上下関係が、曖昧なものだと、リネアから提案があった、その事に考えた結果、我が軍では明確な階級を付けることにした、将軍格の中から前衛、中衛、後衛、諸君らの中でも、分隊長や、兵長などを決める、当然、それ相応の働きをしたものは昇級も見込めるだろう』


 手元のリモコンを押し、どの方向でも見れるようにキューブ型のスクリーンが浮かび上がる。


 『これは、それぞれの階級を持つ、戦闘面、日常面の役割である。トップは言わずもがな、私、魔王である、予め言っておくが、君たちの誰かが魔王になれることはない、代々魔王は私の血筋、いや、初代殿の血がこの身体に流れていないとならない、もし、私を殺して、魔王になろうとするなら、それ相応の覚悟をしてもらおう』


 圧をかけるため、魔力を開放し、重圧を強める。魔力の強いもの弱い物問わず、ひれ伏して、顔が恐怖に包まれる。


 『ふっ、分かってもらえたようで何よりだ。次に……』


 自分が考えた階級は魔王の配下に直属の部下魔神軍幹部、つまり、将軍格の全員をつけ[魔神九柱]と名付けた。(ロザリーとナナリーは二人で一人の扱いだから細かい所にこだわる人は何人かいるみたいだが)


 その下にそれ相応の働き、つまり、功績を多く取った者には、魔神軍親衛隊の隊に入ることを許可される、親衛隊の隊長はヨアケガラスであるレンだ。

 

 親衛隊のポジションは特別扱いなので、上級、中級、下級の線とは外れる。親衛隊が配下の魔人がたどり着ける最上階級だ。


 『この階級表は、しばらく、城内に張ってある、自分の階級を決めるため、この後にそれぞれのステータスから、振り分けられるから、この後、順番に測定板を使うようにしてくれ、では、ご清聴ありがとう』


 その話をし終わった後、魔人達は測定板がある場所へ我先にと向かっていった。


 「ふう、さてと…」


 少しため息交じりにその場を立ち去ろうとする。


 「魔王様、どちらに?」


 「おじいちゃんの所、長話に付き合わされる気がするけれど、今は少しでも知識が必要だから言ってくるよ、リネアは階級の処理に努めていて、少しきついようなら他の将軍格…いや、もう幹部と言うかな、幹部の誰かを助っ人として連れて行っていいから」


 リネアは分かりましたと一瞥した後、小走りで魔人達の後を追うように走っていく。


 「さて、今度はどんな小難しい話が咲くかな」




 

 「やあ、そろそろ来ると思っていたよ」


 「開国記念日の祭りに来た時といい、どこでそんなに予知めいたトリックをしているのか問いただしたいね」


 「聞きたいか?と言うか、祭りに来ていたのを何故知っている?」


 「安心してエキドナ様に聞いたわけじゃないよ、一応おじいちゃんの孫娘だからね、それくらいは分かるよ、それと問いに対してはノーだ想像できる」


 おじいちゃんは少し残念そうに目をそらした後、話す。


 「さて、次に向かうのは海を隔てて東の大陸の交易都市ランドルフか…」


 「今更、知っていることに驚きはしないけれど、何か知っているの?」


 「それほどではない、が新しく出来た町だ。情報も海を跨ぐものではないから、それ以上の情報も知らん、かつて東の大陸には行ったことあるが、交易が出来るような街もなければ、特産品もないただの小さな集落や村がポツポツとあったくらいだ。

 だが、もし福音がそこにいるとするならば、これ以上はないスポットだろう」


 「それは、人目に触れることが少ないから?」


 「仮説となるが、福音の目的は堕天使の召喚と見て、間違いないだろう、それならば、今まで起きたとこにも辻褄が合う。目的のためには魔神軍が邪魔だったのだろう、宝箱の埃を払うようにな

 しかし、埃を払うどころか、埃は広がり、気づいた時には埃は宝箱にこびりつく錆になっていた。仕方なく錆が自分の手につく事を覚悟で、宝箱を開けようとしているのだろう」


 「例えをもっと詳しくしてほしいんだけれど、宝箱は堕天使の召喚で埃は魔神軍、自分の手は計画、と見ていいんだよね」


 「大正解だ」

次回7月20日月曜日予定

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