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転生先は三代目魔王さまです  作者: 神坂将人
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初めてのソロ探索

 「それで、預言者らしきものの行方は恐らく、ここです。」


 兵士が指したのは港から東方方面にやや北上したところにある別大陸だった。


 「ここは?」


 「この世界地図は最新の地図でして前の地図ではこの場所には何一つない所でした。しかし、それに気付いた領主が目を付け使用人や大工を多く雇い瞬く間に大きな都市へと発展したようです。今まで預言者は、子供たちをさらい、荷物と紛れさせてこの都市へと移動したのではないかと」


 子供たちというのは偽王の実験材料された者達が全員ではなかった。約過半数が未だ行方不明だった。

 

 「水夫が言うには、小柄な人間が何グループか港で見かけたと、しかし、その全員が虚ろな瞳だったと言ってました」


 「それはもしかして…」


 「外傷がある人もいたらしいのですが…会話もできるようでした。洗脳や、操られている感じはないようですが」


 「偽王に術を施された、なんてことはない可能性があるとね」


 偽王の記憶では港の話すら見えなかった。預言者が半分持って行った理由が分からない。同じようなことが無いとなると…

 

 「新しい街の近くには何かないのか?」


 「割と距離があるのですが坑道があるらしいのですが、昔に捨てられたようで、整備をしている途中らしいです」


 「じゃあ、次の目的地は決まったな」


 「ちょ、ちょっと、今行く気!?」


 「流石にそんな不用心じゃないよ、船の手配もしなくちゃいけないし、別大陸と言えば準備もしなくちゃいけない、それと、何時志半ばで死んでもいいようにやり残した事もあるからね。死ぬつもりはないけど、軽く神頼みでもしておいた方がいいかと思ってね」


 部屋を出ようとしたら兵士に呼び止められた。


 「頼まれていた、あの解析、終わりました、弟君に渡したので目を通しておいてください」


 「…ありがと」


 部屋を出て、人目が付かないように、城の裏口から出て、気配を消して、人通りがない道を使用して、こっそりと国をでる。


 速度を上げるエンチャントをして、森の中に入る。


 「城の地下では感じられなかった魔力、しかし、このスキルが取得できたから、近くの森にあった違和感に気付くことが出来た」


 今のステータスはこうなっている。


 名前   カイン・ノイシュヴァンルーデ・レン 302歳 魔人族 979Lv


 攻撃力  456


 防御力  348


 敏捷   490


 魔力量  ∞++


 所有魔法 魔法創造(固有魔法) 全属性魔法 初級、中級、上級、読心魔法、戦闘時全能力強化パッシブスキル等


 加護   魔神の加護 破壊の力


 実際の所能力値を覗いて余り変わっていないように見えるが、実際の所、所有魔法を全部見るとバグっているように見える、今も現在進行形で、ポンポン魔法が出来ている。


 この状態を調べるために解析魔法を作って調べてみた所、攻略作戦を行った時に、成長能力が爆発的に上がったらしい、その時レベルも上がった時に知らぬ知らぬの間に習得していた魔法の中に、理解魔法がある。


 理解魔法 魔術、魔法、剣術などを瞬時に理解して自分用にアレンジすることも可


 つまりどの状況でも相手の技を見るだけで、ああ、こうなっているのか、完全に理解した状態になれるということだ。


 しかし、その理解魔法が自動発動式のようで、ポンポン魔法が出来ている。それに魔法習得速度が追い付かず、少し困っていた。


 しかし、その事で気づいたことがある。理解魔法で習得したであろう中に徹底解析魔法があり、それを使用中は違和感、警鐘を鳴らすことがある。それで見つけた所が国から数キロ走ったところにある。あからさまに隠された洞窟だ。


 ここから、絶えずに魔力が流れている。洞窟内には霧が漂って野生の魔族が魔力を帯びて活発になって襲ってくる。


 まぁ、小突いただけで粉みじんになるので、特に怪我を負うわけではないが。


 空間把握魔法でこの洞窟の構造を解析しながら、奥へ進む。


 「まるで、誘導しているように魔力がどんどん強くなっている、霧がいつの間にか下半身を覆っている、もう、風邪ひいちゃうじゃない、行き止まりが多いくせにそこには霧が漂っていない」


 魔族を養殖しているわけでもないし、ましてや修行しているような物でもないだろう。


 だが、いいものではない事は分かる。


 魔力の質が今まで感じてきたものとは違う。未知の魔力だ。それぞれ生き物が持つ魔力は質の違いがでる。個々の魔力によって質の違いはあるが、この魔力は根本的に違う。


 常に一定の魔力を保っているのに[強く]なっている。


 換気をしようと窓を全開にしているのに空気が入ってこず、逆にスイッチをつけっぱなしにしているファンヒーターの熱気がこもるばかりだ。しかも、さらに熱気を増して。


 「あー、魔力がびりびり伝わるねー痒くなってきたよ、今すぐ脱いでかきむしりたくなるくらいにね。蒸れているんじゃなく濡れているんだけど、そんなに簡単に合わせてくれないんだね。でも、こっちを忙しいんだ、速攻で向かうから、棒立ちでもして待っててくれよ」

次回6月15日月曜日予定

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