姪 to dash
アイナをその場に置き捨てて広場へと向かう。その間、ちらほらと蟻くん達の姿が横道から見えるが、先頭を走るマリリンはその全てを無視して疾走し続けた。その後ろを走るセンねぇちゃんもリンネちゃんも全く気にしない。
そのちびっ子3人組の後ろに俺が続き、更にその後ろをシン君とササメさんが続く。まるで矢のような陣形。PT版の鋒矢陣といった所か。
途中、当然の事ながら俺達の走る大通りにも蟻くんの姿はあったが、俺を除く5人が軽くあしらってやり過ごした。
まずマリリンが炎の玉を投げつけて攻撃し、怯んだ所でセンねぇちゃんとリンネちゃんが左右を通り過ぎる際に各一撃ずつ撃ち込む。俺は素通りして、その後またシン君とササメさんが蟻くんの左右を通り過ぎる際にまた一撃ずつ。最後にマリリンが後方に消えていく蟻くんへとまた炎の玉を投げつけてジ・エンド。
辻斬りにあった蟻くんの生死はクリティカル回数と単体でいたか複数でいたかによって分かれる。単体であってもクリティカルを受けず更に攻撃の回避にも成功していればほぼ生存。逆に複数体で固まっていてもササメさんの攻撃がクリティカル扱いになった場合には高確率で死亡した。少し離れた位置に連続して蟻くん達が現れた場合にはマリリンの放つ炎の玉はちょっと小さくなり、逆に前回の接触より余裕を持ってから接敵した集団に対しては容赦なく巨大となった火の玉が投げられる事となる。その際にはちょっと俺達も速度を緩めて迂回する必要があったけど。
……ああ、街のあちこちにあるこのクレーターや焦げ跡は、プレイヤーの仕業によるものだったんだね。道理で蟻くんしかいないのに街の損壊率がやたら高い訳です。というか瓦礫とクレーターばかりで走りにくいですよ! どっちが街の敵なんだか……。
「酷い状況とは聞いていましたが、まさかここまでとは……」
「早くボスを倒さないと、本当に街が大変な事になってしまいますね。頑張りましょう」
前を行くちびっ子3人組はまるで気が付いてないようだけど、後ろのお二方はどうやらその事に気が付いたようだ。そう言ってる側から、前で大きな爆発が起こる。また街の被害が拡大しちゃいましたよ。かつて俺に不味いサンドイッチを出してきたメイド喫茶が木っ端微塵です。くくくっ……てんばつじゃー。
「あのお店、気に入ってたのになぁ」
とこっそりシン君が小声で呟いたのを俺は聞き逃さない。シン君も好き者ですなぁ……。
「む! 私の行き付けのお店が!? フフフ……生かしては帰しませんよ、まだ見ぬボス殿。私を怒らせた事を後悔させて差し上げます」
見ると、いつだったかササメさんに連れられて入った洋風キャッフェが全焼した姿となって瞳に入ってきた。それをしたのは絶対にプレイヤーの一人です。
あれ? ササメさん、実はその事に気が付いてないんじゃ……? いや、そんな事はないか。きっとササメさんはその原因を作った存在にその怒りを向けている筈。ですよね?
「一刻も早く広場に向かいましょう。リンちゃん、あれを」
「えー? 勿体なくないー?」
「構いません。今日はもうかなり稼がせて頂きましたので。ほぼ完売です」
「え、ほんと? 凄い!」
えっと……完売って何だろ? 生産職だと自動販売機能とかあるのかな?
「ならいっか。じゃ、いっくよー。みんな気をつけてねー」
いったい何を? と思っていると、リンネちゃんがゴソゴソと懐の中から取り出した小さな宝石を勢いよく地面に叩き付ける。
瞬間――。
「たっきゅうど~。キーーーーーン♪」
などと時代を感じさせる名台詞2つをリンネちゃんが口走りながら、5人の疾走速度が急激に跳ね上がる。そしてそのままあっという間に彼方へと消えていった。
「あれ……俺は?」
一人、ポツンと取り残されてしまった俺ちゃん。あれ?
と思っていると、何やら後ろから物凄い勢いで迫ってくる何か。
「うっひゃーーーーー!? 身体が軽いっすーーーー!?」
超速度のレイ君が俺をアッサリと追い抜いていきました。
「え~と……もしかして、俺だけ別PTだから効果がなかった?」
一人、黄昏れる俺。うう……吹き抜ける風がより一層に寂しさを感じさせてくれる。
などと思っていると、また後ろからドタドタという音が。おお……俺達の他にも街に戻ってきてくれたプレイヤー達がいるのか! それともNPCの人達か!?
何にしてもちょっと安心。ウェルカムです皆さん。
「……げっ」
違いました。置き去りにしてきた蟻くんの団体さんでした。
引き離して一定時間経てばタゲが外れる筈なんだけど、後から走って向かっていた鈍足のレイ君にヘイトが移って壮絶な追いかけっこを繰り広げていた模様です。そのレイ君もさっき走り去っていったから……。
そのヘイトが全部、最後尾になった俺になすりつけられました。
きゃーーーー!! ノーウェルカムです皆さん! 話せば分か……!!?
♪♪♪♪♪♪♪♪姪とオンライン♪♪♪♪♪♪♪♪
目的地の広場に逆方向から辿り着くと、そこではたった一体のボスと壮絶な戦いを繰り広げるプレイヤー達で埋め尽くされていた。
「もっと守りを固めろ! ヒーラーは回復の手を緩めるな!」
「アイテムが絶対的に足りません! 衰弱した人達はお使いクエストでアイテム補充をお願いします!」
「詠唱終了まであと30秒! タイミングを間違えるなよ! あと、絶対に巻き込まれるな! 瞬殺級だぞ!」
「くぅ! こいつどれだけ化け物っすかぁっ! この神防御でも紙防御扱いっすかぁ!?」
「いや、御前も十分化け物級だけどな。3撃も耐えられるだけ凄ぇよ。あと見た目も」
「稼ぎ時稼ぎ時♪ 修理必要な人はこっちきてねー♪ イベント特価、格安だよー♪」
「修理お願いしまーす。お嬢ちゃん可愛いね。いくつ?」「おい、順番だぞ。並べよロリコン」「うるせぇロリコン。俺は盾職なんだ。少しぐらい優先で癒させろよ」「右に同じ」「左に同じ」「おい! 盾薄いぞ! なにやってんの!」「「「うるせぇ!」」」
なんか一部では間違った方向で壮絶なバトルを始めたけど、まぁ見なかった事にしよう。うん、あのちびっ子は俺の知り合いじゃない。
まるで機動隊の如く大きな盾を構えた重装備のプレイヤー達によって囲まれた敵の姿は、予想通りの形を取っていた。
人の形をした、何か。始終、低い苦鳴の声をあげ続けているゾンビのような存在。狂った瞳でどこでもない場所を見続けている化け物。五指から伸びる長い爪。多くの血を吸ったのだろう、赤く染まった鋭い爪。狂人なる鬼人。狂人鬼。
その姿が掻き消える。次の瞬間、狂人鬼を包囲していた盾プレイヤーの一人が後ろに弾き飛ばされゴロゴロと後転を繰り返した。その手に持っていた筈の盾は置き去りにされ、ガランっと鳴って地面に倒れる。見ると、その盾は斜めに深い傷跡を生み、端の方では完全に斬り裂かれていた。
「盾があるからといって軽装で前に出るな! 奴の攻撃は盾で受け止めても衝撃が貫通してダメージを受けるぞ! あとタワーシールド系以外で絶対に受け止めようと思うな! 衝撃だけで殺されるぞ!」
腕を横になぎ払い、まるで壁と化した盾の列をどけようとする。ギャインッという硬質の音が鳴り響く。と同時にノックバックが発生し、攻撃を受けた盾職達がそのままの体勢で大きく後退。壁に大きな穴が出来上がる。しかしすぐに左右にいた盾職が横にスライドして穴が埋まる。人数が減った分だけ敵を包囲している円が縮まった。
受けたダメージの回復が終了すると、またその円に加わる盾職達。見た目がかなりやばい装備のレイ君のように一度目の攻撃を受けても耐えられる者ばかりのようだが、二度目の攻撃に耐えられる者は少ないようだった。ほとんどの者は一度攻撃を受けると自己申告と同時に自発的に輪から一度抜ける。それが出来なかった者は着ている鎧ごと壊され死亡。
ここから見ていると、その圧倒的な攻撃力がよく分かった。
「お姉さんもゆっくり観戦組? それとも衰弱待ちかな? もしよかったら俺達と一緒にお茶でもどう?」
広場を囲んでいる建物の屋上で状況を確認していると、目を引いてしまったのか二人のイケメンがナンパをしてきた。ボス戦に加わるでもなく、お使いクエストをするでもないその二人を一瞥だけして、また視線を広場に戻す。
「俺、7回も死んだんだよー。もう最悪」
「俺は5回かな。流石にここまで衰弱しちゃうとお使いも出来ないからねー。お姉さんは何回死んだのかな?」
「1回だ」
「おお……という事は、第三陣以降に参加したのかな? それとも街に居残りしてたら急に襲われた組?」
「まだ1回ならお使いは出来るよね。ちょっとお願いしたいんだけど、今大丈夫?」
「ああ、ごめんね。俺達、別にお姉さんをナンパしようとしている訳じゃないんだよ」さっきお茶に誘ってなかったか?「ちょっと人手が足りなくてね。お使いクエストでもいいから協力してくれそうな人に声を掛けて回ってるんだ」
「まぁ、優先して女の子に声掛けてるのは否定出来ないけど」
「お姉さん、衰弱1回なら大丈夫だよね? お使いクエストしない? 1回だけでもいいから、ね、ね? それとももうすぐ衰弱回復予定?」
「あの戦闘を観戦したい気持ちは俺達も非常に分かるけど、ここはあの広場で戦っている人達を助けると思って、お願い!」
顔の位置を固定したまま視線を周囲に巡らせると、この男達と同じように両手を合わせてお願いをしているらしき面々が確認出来た。これを機会に良い所を見せて一気に会員を増やそうとする良心ギルドといった所か。個人単位でこんな事をする奴はまずいない。
広場では30秒が経過したのだろう、合図の声と共に盾職の面々がサッと離れ、代わりに種々様々な法術が所狭しと飛び交っていた。盾職達はいつでも対応出来るように広く円上に分布し、その隙間から法術が次々と敵目掛けて飛んでいく。大きな炎の玉だったり、高圧の水撃だったり、岩の弾だったり、風の刃だったり。中には【火】と【水】などの対属性効果で打ち消しあうものもあったが、ほぼすべてが敵である狂人鬼へと直撃した。
しかし……。
「見ての通り、あれ、本当に化け物なんだわ。あれだけの法術を受けてもピンピンしててね」
「斬っても堅くてまるで斬れないし、ハンマーでぶっ叩いてもダメ。それどころか、武器の方が先にいかれちゃう始末。だから今じゃもう前衛職はお呼びじゃないんだよねー」
「お姉さんは前衛? それとも後衛? 盾役や法術士、回復役だったら良いなぁ」
法術の雨で舞い上がった煙と砂埃で狂人鬼の姿が消えたと思った瞬間。次なる法術を叩き込もうと詠唱をしていた法術士プレイヤーの身体が斜めにバッサリと斬り裂かれた。
悲鳴をあげるよりも驚愕で声をあげる事を忘れたそのプレイヤーの姿が掻き消えていく。遅れて状況を察した盾職の面々が慌ただしく動き、逆に蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う法術士達。
そして更なる被害を抑えるべく、一番近くにいた指揮者らしき前衛職の一人が玉砕覚悟で突っ込んでいく。しかし僅か三合で武器が壊れ、四合目の狂刃にその者は呆気なく沈んだ。反応速度がよく技術もそれなりにあったが、絶対的に力と速度が足りない。間違いなく衰弱中だったのだろう。衰弱中でなければもっと打ち合えたかもしれないが、逆に武器の耐久が保たない。どちらにしても数秒で沈んでいたか。
しかしその僅かに稼いだ時間で盾職達が着実に壁を形成して狂人鬼を取り囲んでいく。だがやはり数が足りない。8割方壁が出来た所で、空いていた場所から狂人鬼がその包囲網から抜け出す。何故か一瞬だけ俺の方をチラッと見た気がしたが、まぁ気のせいだろう。
「ああ、こりゃやばいな。俺達の仕事もそろそろ潮時かな?」
「おいおい、約500対1とはいえ、損耗3割越えた時点で無理なの分かってるだろ。既に100人きりかけてるってるのにまだやるのかよって感じだっただろうに」
「バカ、損耗3割で敗北は戦争の場合だろ。こういう場合は量より質だぜ?」
「何にしても、もう無理無理。NPCが強力な援軍を呼んだって言ってたけど、それに期待するしかないって。プレイヤーの敗北けってー」
「ま、それは確実だな」
「んじゃ、俺達は撤収するからお姉さんも早くこの場所から逃げた方が良いよ? さっき俺達もターゲットにされたみたいだし」
「じゃあね~。いいメイドライフを」
「ついでに、その内いつか俺と一緒にメイドライフしてね~。ばいば~い」
その二人と同様に見切りをつけたのか、建物の屋上でその戦闘を観戦していたプレイヤー達が徐々に姿を消していく。広場にいるプレイヤーの数も物凄い勢いで減っていく。
盾職達が必死に狂人鬼を取り囲もうと走り回るが、既にその戦術を見切ったのか、狂人鬼は縦横無尽に法則性なく広場を血で染め上げていく。時に広場の端まで到達し、ようやく建物を利用して半円の肉壁を築き上げたと思ったら、狂人鬼は壁を蹴って走りその包囲網から逃れるという離れ技をやってのける。その着地と同時にプレイヤーの一人を斬殺し、疾走するとその道中にいたプレイヤーを辻斬りして一撃で屠っていく。盾職が単身で進路を阻めばほぼ確殺の三撃を浴びせた後、死亡を確認する事もなく次のターゲットへ移る。
たまに見せる動きの停滞は、周囲を索敵、状況確認、思考、判断というAIプロセスか。何にしても、最初にあった頃よりも狂人鬼の行動は確実に知性的になっている。この広場での戦いの最中にも学習し続けているのか、もう盾職達による包囲戦は成功する兆しが見えなかった。
そんな時、聞き慣れた少女達の声が聞こえてくる。
『マリリン、そろそろいく?』
『うん、そうだね。邪魔な人達もいなくなった事だし、そろそろいってみよっか?』
『勝てる道理はありませんが、このまま見ている訳にもいきませんでしょう。散る花となろうとも、一花咲かせるには今をおいて他にありません』
『俺はいつでもいけるっすよー。というか、早く助けてくれっすー』
『リンネさん、アイテムの補充は大丈夫ですか? ユリさんがいない今、回復は先程までと同様リンネさん頼みになりますので』
『問題ないよー。修理ついでにちゃんといっぱいせしめておいたからー』
その彼等彼女達の姿をようやく見つける。ここから一番遠い場所。ずっと探していた姪二人の好戦的な笑みを見て、ほっと胸をなで下ろすと同時に困り果てる。あれを見てまだやる気が残ってるのか……。出来れば諦めて欲しかった。
『それじゃ、いってみよっかー!』
『はい』『了解』『おっけーっす』『承知』『おっけー』
動き始めた6人に合流するべく、俺も屋上から飛び降りる。
何事も起こらない事を祈って、玉砕するその様を見届けるために。
♪御意見、御感想をお待ちしています♪
リン「リンちゃんと」
チー「チーちゃんの」
「「ネオあとがき劇場!!」」
リン「わー、わー、ぱちぱちぱちぱち」
チー「ドンドン、ぱふぱふ」
リン「第32話! 出陣じゃー!!」
チー「出陣なのです~♪」
リン「って、そういうのはむしろ大勢で街の外に行った時に言うべきだったね」
チー「ですね。これから行うのはただのPT戦です」
リン「500人規模でも倒せなかった敵さんとだけどね。やっぱ無謀かな?」
チー「無謀です。たった6人で挑むのは愚の骨頂です」
リン「ああ……まだレイレイが数に入ってない。チーちゃんどこまで無視する気だろ」
チー「それで、あの敵さんとはどう闘うつもりなんです?」
リン「ん~。見たところ、直接攻撃しかしてこないからなー。回避優先?」
チー「確かに、攻撃さえ受けなければいつかは倒せますけど……」
リン「そのためには、オートバトルアシスト機能はきらないといけないね」
チー「です。と言っても、もともとあまり使ってませんでしたからね」
リン「うん。他の人と一緒の時は流石にONしてるけど、二人の時は不要だし」
チー「元気いっぱいに動き回る方が楽しいです♪」
リン「チーちゃんも意外とまっしぐらだよねー」
チー「きっと血の影響ですよ」
リン「そうなると、カズねぇも実は隠れまっしぐら?」
チー「かもしれません。何しろ、吟遊詩人でもめげずに突っ走ってるみたいですし」
リン「あーそうだね。レベル1なのに、いつも街の北でソロってるんだっけ」
チー「普通、それだけ聞いたらおかしいと思いますよね」
リン「だよね。カズねぇ、実は物凄く玄人そうだよね」
チー「ステータスはレベル1のままなので、やっぱり技術でしょうか?」
リン「でも街の外での集団戦の時は、チクチク後ろから刺してただけだったね」
チー「能力が低すぎてターゲットが取れませんからね」
リン「そのうち、カズねぇと本気で手合わせしてみる?」
チー「たぶん思い切り手を抜かれそうな気がします」
リン「あれで結構しゃいなんだよねー。なのに見栄っ張りだったり」
チー「そこは大人としての譲れない線なのではないでしょうか?」
リン「子供に見栄を張っても仕方ないと思うけどね」
チー「良い所をみせたいのです♪ この世界では無理そうですけど……」
リン「だよねー。あー、カズねぇが吟遊詩人じゃなければいっぱい良い所みれたのに」
チー「残念です。とっても残念です」
リン「やっぱり、新しいスリフィディア買って貰う?」
チー「でも、それだと今のカズミちゃんじゃなくなっちゃいますよ?」
リン「あ、それやだ。レベル1のままでも、今の綺麗なカズねぇがいい!」
チー「満場一致でやっぱり却下ですね」
リン「うーん、そうなると本当にどうしようかなー」
チー「これからどうやってカズねぇと遊びましょうかねぇ」
リン「一緒にお店でも開いてみる? あ、でも先立つものが……」
チー「私としてはやっぱり一緒に戦闘したいですね」
リン「となると、是が非にでもレベル1のまま強くなって貰わないといけないね」
チー「にしても限界はあるのです。何しろレベル1ですから」
リン「能力底上げは難しいよねー。私よりも紙防御だし」
チー「その事も踏まえて、また明日考えてみましょうか」
リン「うん、そうだね。そろそろ戦闘開始かな?」
チー「はい。いくのですリンねぇ」
リン「燃えよ杖! 我が力に応え、そして全ての敵を焼き尽くすのじゃー」
チー「今宵の剣は良く斬れるのです。天下無双の青龍剣、その身に刻みなさいのです」
リン「じゃ、いってきまーす。みんな私達の活躍見ててねー」
チー「私の活躍も見逃しちゃだめですよ?」
リン「バイバーイ」
チー「また来て下さいね♪」
♪(こっちも)御意見、御感想をお待ちしています♪




