表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
11/13

霧島レナ6

 俺は霧島レナと共に庭にやってきた。

 霧島レナは目隠しをしており、不安そうな顔をしている。


「ねぇ……なにをするの?」

「今から俺はお前に攻撃する。それをお前は躱せ」

「え?え?」

「よし、行くぞ!」


 俺は地面を強く蹴り、霧島レナに突撃。

 そして拳を放った。

 しかしその拳は当たることはなかった。

 なぜなら、目隠しをしている霧島レナが躱したから。


「まだまだ行くぞ!」


 俺は何度も拳と蹴りを放つ。

 しかし霧島レナは目が見えてないというのに躱す。

 それを離れたところから見ていた霧島レナの両親は、驚愕の表情を浮かべる。


「嘘……なんで躱せたの?」


 目隠しを外した霧島レナは、驚きを隠せなかった。

 そりゃあ驚くよな。

 だけどこれは現実だ。


「魔力放出体質。別名―――回避の女神の祝福」

「祝福?」

「魔力が溜められない代わりに、第六感が普通の人より発達しているんだ。だけど回避の女神の祝福はそれだけじゃない。一番の武器は……これだ」


 俺は地面の上に置いていたフライパンを拾う。

 因みにフライパンは霧島家から借りたものだ。


「次はフライパンを思いっきり殴れ」

「え?でも……」

「いいからやれ」

「……わかった」


 霧島レナは全力でフライパンを殴った。


「えい!」


 直後、大きな打撃音が鳴り響き、フライパンに大きな穴が開いた。

 霧島レナとその両親は驚愕する。


「回避の女神の祝福は、回避すればするほど強力な物理攻撃ができる」

「これが……私の力」

「だから言っただろう?強くなれるって」


 穴が開いたフライパンを投げ捨て、俺は言葉を続けた。


「遠距離魔法攻撃で戦う魔法士にはなれないが、強力な魔法士にはなれる。つまり王道が無理なら邪道で行けって話」

「どうして……魔力放出体質のことをそんなに詳しく知っているの?」

「まぁ……スキルの力だ」


 俺は目を逸らす。

 ゲーム知識ですとは言えないし。

 主人公はイベントで特殊体質になり、それに合わせて育成方法をしなければならない。

 特殊体質はデメリットもあるが、その分メリットも大きいのだ。

 魔力放出体質もその一つ。

 魔力放出体質は回避最強の力だ。


「とにかくこれで強くなれるって分かっただろう?あとはお前次第だ。うまくやれば最強にもなれるだろう」

「最強……」

「じゃあ、あとは頑張れよ」

 

 そう言い残して俺が立ち去ろうとした時、


「待って!」


 霧島レナは地面の上で土下座をする。

 突然の事に俺は目玉が飛び出るかと思った。

 ちょ、なにしてんの!?


「私を……弟子にして!」

読んでくれてありがとうございます。

気に入ったらブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ