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「ぷっ、あはははは」
そんなやり取りを見てリリスは
堪えきれずに笑いだした。
それを見てか、シルビアとテレジアも
にこやかに微笑んだ。
2人はリリスのことをとても心配していた。
シルビア自身も今回の事では気が滅入っていた。
テレジアに相談することで多少なりとも
気が楽になりはしたが。
「妾の眷属にブレゼントじゃ!」
徐にシルビアは頬を紅くして
そっぽをむきながら紙袋をリリスに差し出した。
「はやく開けるのじゃ!!」
リリスは戸惑いながらもシルビアに
促され紙袋を開ける。
そこにはシルビアとお揃いの
黒いマントと黒のトンガリ帽が入っていた。
「ど、どうじゃ?気に入ってくれたかの??」
「あれ……??」
リリスの目からは自然と涙がひとつ零れ落ちた。
1度流れ始めた涙は留まることはない。
「あー!!シルビアちゃんが
リリスちゃんを泣かした!!」
テレジアは悪戯っぽく言うと
リリスを抱きしめ頭を撫でる。
シルビアというと慌てふためき要領を得ない。
「リリスちゃん、無理しなくていんだよ。
辛い時は辛いって言えばいいし
泣きたい時は泣けばいんだよ?」
リリスはそれを聞くと声を
殺すことが出来なくなり嗚咽する。




