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Nightmare  作者: 司馬 仲達
3章 終わりの始まり
75/78

3-13

その音を聞くとシルビアは

嬉しそうにリリスの手を引き

店内へと駆け込んだ。



「1名様ご案内じゃ!!」



だが物事とは上手くいかず……



「なんか遊んでると思ったら!

リリスちゃん、ちょうどいいわ!!

これを3番テーブルに持っていって!

シルビアちゃんは5番片付けお客様を案内して!!」



―――ぐぎゅるるる。

店内の美味しそうな匂いをかぎ

大きくなるリリスの腹の虫は無視され

テレジアに新たな戦力として使われるのだった。



―――2時間後。

最後の客を見送り、“ぱんでみっく”の入口には

『CLOSE』と書かれた札がかけられた。



「もう妾は動けんのじゃ……」


「疲れましたね……」



リリスとシルビアは机に身を預け倒れ込む。



「2人ともお疲れ様!」



テレジアはそういうと

トマトの煮込みハンバーグを2人の前に置いた。



「売り切れといっておらんかったか?」


「私達の分を除いて売り切れよ」



テレジアはいたずらっ子の様にウインクをする。

―――ぐぎゅるるる。

リリスのお腹は立ち上がる湯気の香りを嗅ぐと

再び歓喜の声をあげていた。

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