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Nightmare  作者: 司馬 仲達
3章 終わりの始まり
74/78

3-12

「おお、我の叡智(えいち)を司る従順なる眷属よ!」


シルビアはリリスを見つけると嬉しそうに

駆け寄ってきた。



「こんにちは、シルビアさん」


「わ、妾はシルビアなどでは無いと言っておろうが!!」



少し間があった後、シルビアは慌てて訂正する。

心做し少しテンションが高い気もする。



「それより見るのじゃ!

主が眷属となって以来我が店への巡礼は

留まることがない!!」



どうやらエリーゼによる仕打ちは

記憶から抹消されている様だった。

元々シルビアは容姿も悪くなく

むしろ美少女の(たぐ)いだろう。


徐々にであるが彼女のファンも

増えているに違いない。

シルビアがポーズを決める度

黄色い声援が聞こえるのがその証拠だ。



「主は腹は減っておらぬか?

今宵から“紅き血潮に埋もれし(ハンバーグ)”が

我が配下に加わっての?」



―――ぐぎゅるるる

まるでタイミングを示し合わせたかの様に

リリスのお腹が鳴る。

リリスは昨日から何も物が通らず食べることが出来ていなかった。

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