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「さて、話は元に戻りますが
最近魔物の活動が活発になっているのは
知っていますか?」
知っているも何も昨日聖マリアンヌ王国は
未曾有の危機に瀕したところだ。
皆は力強く頷く。
「合わせて各聖域より“魔獣”の確認がされています。
これは史実によると魔族襲来、いえ
人間の魔族化の前兆です」
つまり話はこうだ。
魔族とは本来は人間であるということ。
闇精霊シェイドが原因かは定かでないが
人間が突如、魔族と化し混沌を招く。
その悲劇がまた繰り返されようとしているのだ。
「女王様、魔獣てなんでっか?」
撫子は堪らず女王に質問を投げかける。
それに対して女王は嫌な顔ひとつせず答えた。
「魔獣、魔物とは魔法による弊害。
生物の突然変異と考えてください。
今や失われた技術の錬金術に良い言葉があります。
“等価交換”という」
女王は更に続けた。
「魔法とはそんな都合の良い物ではありません。
魔法は環境を壊し、生物形態を乱します。
ただ言うなれば、
我々が魔法を使わなかった所で
生物の突然変異は留まりません。
大精霊がいますので」




