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「さぁて☆
みんなも落ち着いた所で……」
それをつまらなさそうに見つめていた
エリーゼは折を見て話し出した。
「お母様からご褒美が貰えるみたいなんだけどぉ☆
みんなは何がいいかな??」
撫子はぎりりと奥歯を噛み締めた。
彼女の商人としての本質は変わらない。
エリーゼに対して敵意を剥き出しに
したところで不利益しか生まない。
「うちは如月商会の関税減免や」
「伝えておくね☆」
撫子は出来るだけ平静を努めて話す。
それをエリーゼは普段と変わらぬ様子で
返すのだが撫子は納得があまりいかなかった。
他の3人は特にないと言った様子であったが
信賞必罰はこの世の常であると
エリーゼに説かれ
ジンは聖域への優先挑戦権を
シルビアは“ぱんでみっく”の改築を
リリスは王国に保管されている禁書の閲覧を
提示することとなった。
話が纏まった所で図ったかの様に
部屋のドアがコンコンと叩かれる。
「女王陛下がお呼びです」
一同は兵士に連れられ
女王が待つ部屋へと赴くこととなった。




