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―――魔物騒動があった翌日。
エリーゼ達生徒会のメンバーは
マリアンヌ女王により招集を受け
謁見の間へと呼ばれていた。
「此度の貴殿らの活躍、聖騎士長より聞いてます。
ご苦労様でした」
エリーゼを先頭に全員は畏まる。
ジンも負傷しているとはいえ
女王の勅令ともあり馳せ参じている。
本来エリーゼは王族であり女王の娘にあたる為
反対の立場にいる側の人間だが
今回の立役者としてリリス達と共にいた。
「2000を超える魔物の群をたった
5人で撃破したと……。
これは本当のことですか?」
女王といえどフランクよりこの報告を
受けたとはいえ容易に信じることが
出来なかったのであろう。
報告通り大魔法級が
簡単に何度も発動されたというのであれば
これまでの国防を全て見直さなければならない。
「はい、女王様☆
以前から私が申し上げていた
“精霊操作”の賜物です」
エリーゼも正式な場ということもあり
普段のおどけた口調ではない。
「成程……」
女王は眉間に皺を寄せ目を瞑る。
「聖騎士長とエドワードを呼びなさい。
エリーゼ達は別命あるまで
部屋にて待機しなさい」
女王はそれを言うと奥へと消えていく。
緊張の糸が解れたのか
エリーゼ達は安堵の表情を浮かべた。




