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Nightmare  作者: 司馬 仲達
第2章 メイドと学園長と生徒会と
49/78

2-21

―――しばしの作戦会議の後。



「どうして僕は大砲の中に入ってるんですか?」



ジンは砲弾と共に大砲に詰められいた。



「どうしてってぇ☆……やってみたかったから?」



エリーゼは悩む素振りをした後

図った様に舌を出す。

作戦はこうだった。



火薬を詰めた砲弾を“援護”にジンが敵軍を奇襲。

空軍に対し地上軍の熱気、砲弾の熱による

上昇気流を用いて空軍の統制を失わせる。


その隙にシルビアが空軍のワイバーンを

水魔法の発展系である氷魔法で落とし


地上の統制が崩れた所で

設置系の魔法が得意の撫子が更に撹乱する

作戦であった。



どう考えても敵軍の損耗率が

1割あれば良い方の愚策だ。

だがエリーゼはこれで

敵軍は壊滅すると言っている。


その上、ジンに任務遂行後は

余計な事はせずにさっさと退避しろとまで

命令までしていた。



みなが半信半疑の中

大砲の射出角度が撫子により

綿密に計算され整えられる。



「リリたん、精霊の分布はおっけー☆?

シルビアちゃんも撫ちゃんも

準備おっけぇー??」



「大丈夫です」

「はいっ……」

「いけんでー!」



エリーゼは三者三様の回答を聞くと

満足そうに頷く。



「僕はまだ少し……」

「じゃあ……☆

ぅてっーーーーーー!!」



ジンの心の準備はさせて貰えることは無く

開戦の狼煙が上げられた。


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