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Nightmare  作者: 司馬 仲達
第2章 メイドと学園長と生徒会と
42/78

2-14

店の入り口の方を見ると

たくさんの人集りが出来ていた。

それもそうだろう。


お昼時の人通りの多い時間に

半刻程ずっとお付のメイドを連れた

生徒会長、皇女殿下が覗き込んでいたのだ。


しかも中を覗くと今、学園中を騒がせている

リリスまでいるのだ。

話題にならない筈がない。



「ミネルバ、

カレーがどれくらいあるか調べてきて!

全部ボクが買うから☆」


「はい、直ちに」



ミネルバは状況が飲み込めておらず

ポカンと口を開けていたが

命令を受けると俊敏に動き出す。


合わせて

世話しなく他のメイド達も動き出した。

どうやら外の学生達に試食を行う様だ。



あっという間に

100食程の小さな目玉モンスターカレー(仮)が

出来上がり外の学生達と

往来を行く人々に配られていった。


空腹は最大のスパイスとは言うが

それだけなくシルビア達のカレーは

本当にほっぺたが落ちる程美味しい。

皆の顔が笑顔へと変わっていく。



―――その日以来

“ぱんでみっく”は行列が出来る様になり

リリス達の部屋には小さなリリスフィギュアが

置かれたのは、また別のお話。

シルビア「ハーッハッハハ。今日もたくさんの愚民共が妾の料理の虜となっておるわ。僥倖、僥倖!」



テレジア「シルビアちゃん!!そんなことしてないで早く手伝ってよ!」


シルビア「何故妾がその様な……痛い、痛い!手伝うから、手伝うからってば!!」

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