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「ウチの話は話はええんや!
リリ坊が何したかはよ教えてんか……」
撫子は身体を椅子に預け
少し気を落としてリリスに問いかける。
「精霊自体をその空間から取り除いて
魔法の発動を出来なくして
魔法の余波を対なす精霊で相殺したんです」
「はい?」
気を落としていたのは束の間
撫子はそれを聞くと水を得た魚の様に
目を輝かせる。
「空気中の中にぎょーさんおる精霊相手に
そんなこと出来るんかいな?」
半信半疑ではあったが
実際それを撫子自身の目で見て
出来ることを確認しているのだ。
この問いかけ自体、不毛でしかないのだが
あまりにリリスが平然と言ってのけるので
聞き返す他なかった。




