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エリーゼと撫子の
商談が終わった頃には
リリスはデザートのチョコアイスを
ちょうど食べ終わり機嫌は直っていた。
それを見計らって
撫子は切り出し始める。
「ほんで、リリ坊は何したんや?」
そう安くない出費をした撫子としては
何が何でも元を取ろうと息を捲し立てる。
一言一句聞き逃すまいと
懐から分厚い使い込んだ手帳を出した。
「皆様とは魔法に対する
考え方が少し違います!」
追加のチョコアイスを出され
リリスはいつにもまして饒舌だ。
「先ずですね、魔力は
精霊を強制するものなのです!」
リリスはそういうと絵を描き始める。
マナ→魔力→精霊
「本来、皆様は
人がマナを魔力に変換して精霊に
供給することで精霊から
力を借りるとお考えですよね」
せやな、と撫子はこくこくと頷く。
リリスはそれを見るともう1つ絵を書いた。
マナ→魔力⇔精霊
「正しくはこれです!
魔力は四大精霊の核となる精霊しか
作る事が出来ません。
つまり4つの聖域でしか精霊は
自活することはできません。
だから本当は精霊達は
人間を頼る他ないのです」
リリスは
さて、と話を続けようとするが
急に話過ぎたせいかケホケホと咳き込む。




