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「……という訳で
リリたんの生徒会入り決定だよ☆」
「んまぁ、せやろなとは思とったんやけどなぁ」
訓練所のシャワー室で汗を流した後
3人でエリーゼの部屋のテラスで昼食を
とることとなった。
とんとん拍子に話が進んでいき
リリスは要領を得ない。
生徒会とは。
在学中であっても
既に修学過程を修了していると認められた
学園生で構成され
学園から学園業務の
一部を委託されている組織だ。
主に高等部の学生に多い。
授業も出席する必要もなく
一定の研究成果さえ出せば単位を
認められる。
言い換えるなら
教師が教える事はもうないからと匙を投げ
学費も免除するし、研究費も援助するから
学園運営を手伝って、
学園の名前を載せて論文を発表して
という状態だ。
「もう、ツッコミ所しかあらへんけど
ウチが1番聞きたいんはリリ坊が
何したかってことや」
「それは……」
リリスが答えようとした所
エリーゼがそれを手で制する。
「その情報に“如月商会”は
いくら提示するのかな☆」
エリーゼの意図を察した
メイド達は急いで昼食を片付け
羊皮紙を用意する。
「皇女さまは
きったないやっちゃなー。
なるほどな、せやからウチをあの場に呼んだんか」
撫子は
頭を掻きみしりながら
やられてしもたわーっと言って苦笑する。
当の本人のリリスはというと
最後に残していた好物の
ハンバーグとポテトに手をつけれず
少し涙目であった。




