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お風呂を出た後も
エリーゼは平然とリリスの部屋に
入ってくる。
「えっと、会長何か御用ですか」
「お風呂で2人の時はぁ
お姉ちゃん☆って呼んでくれる
約束したでしょ」
お風呂という単語を聞いて
リリスは耳の先まで上気する。
お風呂場での出来事は壮絶なものだった。
リリスの先程の警戒はどこえやら。
人間は案外、単純なもので
衝撃の上により強い衝撃を重ねられると
感覚は麻痺してしまうのだ。
「それにここは“ボクと”リリたんの
愛の巣だよぉ☆」
・・・・・そういうことですか。
リリスは自身の状況整理のなさに
恥ずかしさを覚える。
考えてみれば不自然過ぎた。
煌びやかな調度品、メイドの常駐。
リリスも一端の貴族だから
好待遇を受けていると考えてしまっていたのだが
貴族がほとんどの
この学園でそれは有り得ない。
貴族より上
王族が住む部屋にリリスが
一緒に暮らすことになったから
この待遇だったのだ。
ぐぅううう。
そんな中リリスの腹の虫が
鳴き始める。
再度、リリスは赤面した。
そう言えば、朝食から
何も食べていなかった。
「リリたんてば、お腹の音まで
ホントにラブリー☆
お姉ちゃんが食べさせてあげますからね!」
エリーゼが呼び鈴を鳴らすと
直ぐに夕食が用意され
王宮料理が出てくるにも関わらず
作法も何も無い騒がしい食事が始まる。
就寝時間になっても
ベッドはひとつしかない訳で。
昼間寝過ぎたせいもあり
五月蝿い同居人のせいで
リリスが寝不足になったのは
言うまでもない。
小さい子が使う
舌足らずの敬語って
不思議な魅了がありませんか?笑
1度好きな声優さんで
脳内変換してみて下さい・:*+.(( °ω° ))/.:+




