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「皇女殿下、リリス様に明日の日程の御説明を」
メイドの1人がエリーゼに進言する。
エリーゼは皇女殿下という呼び方に
むぅと膨れ不服だった様だが
それを変えさせるのは困難の極みというもの。
「明日は学力と魔力テストをします☆
どーせ、リリたんはボクと
同じクラスになるけど形式は形式。
メンドーだけど我慢してねっ」
リリスはエリーゼの一人称に
驚いていると
明日の詳しい日程表を
さっとメイドがリリスに差し出す。
メイドの意図を読み取り
リリスは余り深く考えず資料に目を落とす。
かなり細かく書かれており読み辛かった。
「ちなみに☆
リリたんは精霊は何種類いるか知ってる??」
資料に集中していると
どうでもいい様な質問が飛んでくる。
「私が対話を行えた数だけでいうと7種類です」
資料が細かすぎる上
誤字脱字だらけだった為リリスは
事務的に回答する。
「ふぅーん
“4種類”じゃないんだね」
周囲がざわついた後
リリスがしまったと顔を上げた時には
にこやかに笑っているエリーゼはいなく
冷たい眼をした1人の皇女殿下がいた。




