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ドラゴンすくらんぶる!  作者: 葉月 都
第漆章 皐月の組紐と予感
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其五十六

申し訳ないです!

こけて足をくじいてしまい、(しかも、少し腫れている!?)しばらくまともに立てず、投稿できませんでした………<m(__)m>


ちなみに、まだ足首は包帯ぐるぐるです笑


きいが、三人と会談しているその日の午前中。

睦月寮のある部屋に訪れた人達がいた。


「巴樹ちゃぁーん、ふわりです。」


黄緑色のボブをふわりおなびかせふわりがそう言うと、ゆっくり目の前のドアが遠慮がちに開く。

奥から、寝間着姿の巴樹が姿を現す。


ふわりの姿を見ると、巴樹は少しびっくりしたように言った。


「ふわりさん…………に、確か……桜さん?」

「お、私のこと、覚えててくれたんだ!ありがとね、巴樹ちゃん。」

「あはは………ついてくるって言ってさ…………。」


ふわりの後ろから現れた桜に苦笑いをしながらふわりが言う。


彼女は清水桜しみずさくら

二十七族生の、ふわりや巴樹と同じ五行龍、華龍精である。


「ちょっとお邪魔していいかな?」

「あ、はい……………。」


こくんとうなずき、巴樹は二人を部屋の中へ招き入れる。

お邪魔しまぁす……と小さくつぶやきながら、二人は椅子に腰かける。


「お茶、出してきましょうか。」

「んー、いーよいーよ。気にしないで。」


花が咲いたような笑顔で、桜は顔の前で手を横に振る。

「そうですか………」と言いながら、巴樹は二人の前に座った。


ぱっちりと目を合わせると、巴樹は口を開いた。


「あの、それで………今日はどうされたんですか?」


そう言うと、ふわりが少しだけまじめな表情になって、巴樹に問いかけた。


「奈濟さんから聞いたわ。ずっと部屋にいるんだ……って。いったいどうしたの?」


すると、巴樹が一瞬にして深くよどんだような表情になり、言葉を詰まらせる。

それを見て、すすすすす…………と桜が巴樹の横へ移動し、背中をゆっくりとさすってあげる。


「無理して言わなくてもいいよ。でも、一人で抱え込んでいるよりも、誰かに話したほうが楽になれるかもよ。」


光を無くしたような巴樹の瞳に、微量な光が戻ってくる。

そして、その言葉から少しの間の後、巴樹はぼそぼそと喋りだした。


「実は………学校で突然いじめを受けたんです。」


「「!!」」

「しかも、いじめの主犯格が、前日までとても仲良くしていた友達で、余計にショックが大きくて……………。」


戻ってきたと思った光が、しょんぼりとした巴樹の感情によってか、再び消え失せてしまう。


「それに、最近、きいくんの態度がおかしくて………………」


と、その言葉に、ふわりが驚いたように言った。


「っ……!巴樹ちゃん、きいくんの態度がおかしいのはいつから?」


ふわりの質問に疑問を覚えつつ、巴樹は答えた。


「ちょうど………軈之球の異変の次の日くらいからですけど?」


すると、その答えに、桜とふわりが顔を見合わせ難しそうな表情をする。

まったく意味が分からない巴樹は、二人に聞いてみた。


「あの………それがどうしたんですか?」


だが、桜とふわりはごまかすように笑って言った。


「ううん!なんでもないよ!」

「なんとなく、聞いてみただけだから。」


そう言ってはいるが、二人の瞳は正直だった。


((どうしよう……………!?))






二人が帰った後、巴樹の部屋にはまたもや来客があった。

というよりは、『来ネコ』である。


「『ぶんりゅうのぎ』?」

「はい!漢字で書くと、『分ける龍の儀』となります!」


巴樹の式神、ゆゆが、満面の笑顔で言う。


ふわり達が帰るのとほぼ入れ違いにやってきたゆゆは、いつも通り、どこかの誰かさんと似たかのように、突然部屋のベットの上に登場した。

もちろん、巴樹が驚かないわけがない。


だが、そこは自分の式神。


数秒で元に戻り、巴樹はゆゆの話を落ち着いて聞いていた。

そして、【分龍の儀】の話題に戻る。



「それが、平安時代に風華が行った儀式なの?」

「その通りです!」


なぜこの話題なのかというと、この間の軈之球の異変の時に巴樹に起こった不思議な声について、そして、その後に、巴樹が封じ込めの力を抑制しつつ、最大出力で軈之球を祓えたことについて、ゆゆに調べさせていたからである。


そして、その調査最中に風華が行ったらしい【分龍の儀】について分かったため、ついでに報告しているのだ。


「ちなみに、分龍の儀ってなぁに?」


「あ。そうでした!

ええっとですね…………分龍の儀というのは、この国でも扱いこなせる者は数えるほどとされている、かなり難しい儀式の一つなんです。………………」


術をかける者が生きている間にこの儀式をすると、死後、その者は魂と意識とに分離される。

まず、【魂】は転生する【命】となり、現世へ。

分離された【意識】の方は、術をかける者が使用していた物………風華の場合は扇………に宿り、受け継がれ、守られることで、現世へ。

そして、現世で二つの【魂】と【意識】は共鳴し合い、転生されし【命】のもとへやってくるのだ。


「……………ここまでが、一応分龍の儀です。」

「……………。えっと…一つ聞いてもいいかな?」


長かったゆゆの説明が終わり、一息ついてから巴樹はゆゆに聞いた。


【ドラすく登場人物紹介こーなー!】


清水桜

二十四歳。O型。身長171,4cm

五行龍、華龍精

武器 刀「桃花」


マイペースな自由人。

生粋のアニメオタクで、最近のお気に入りは『ボリビアラビリンス!』というアニメ。

部屋にはボリラビグッズやフィギアだらけ。

ふわりとは、アニメ・オタク仲間。

ちなみに、料理が壊滅的に下手で、きいいわく、あだ名は「産業廃棄物生み出し機」

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