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ドラゴンすくらんぶる!  作者: 葉月 都
第肆章 真実への戦い
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其三十八

ひなまつりの外伝を執筆してます!上がるかどうか分かりませんが、精いっぱい頑張ります!

それと、誕生日の外伝ですが、さすがに一本作るのが大変だし、投稿ペースに支障をきたすため、あとがきに、ミニコマを載せます(^^♪


ちなみに今日は、まだ未配信の赤奈です♪

そのうち出てきますよー

「どどど、どういうこと?」


突然現れたみゆに、動揺している巴樹が聞く。

ゆゆは、いまだパクパクと、酸欠の金魚のように口を開けたり閉じたりしている。


「先ほど話されていた、みなさんの前世について、少しだけ。」


その時、巴樹は思った。

(何かに耐えているような、悲しそうな表情、きいくんみたい…)


「巴樹様は、先ほど、『たまたま武器に風華の意識が宿ってて、偶然封じの姫だった』とおっしゃっていました。また、『しかも、ふわりさんも同じ時代に前世の魂を持っていた』ともおっしゃっていました。

この二つの問いについて、私が言えるのはこれだけです。



『黒の御子』が、そうなるように呪術をおかけになったのです。」



太ももの上に置いた、小さな白い手をぎゅっと握りこむみゆ。

巴樹は、その言葉に息をのんだ。


「呪術、を?どうして………?」


巴樹の脳裏には、なんとなく予想は浮かんでいたが、あまり信じたくはなかった。

すると、横から、おずおずとゆゆの声がした。


「きっ、きっと…『復讐』のためです………!」


そう言い、ゆゆは突然あふれんばかりの大粒の涙をこぼした。

それには二人とも驚いたようで、ゆゆを泣き止ませようと試行錯誤中。


数分して、やっと落ち着いたゆゆ。

その姿を見て、みゆは再び口を開いた。


「ゆゆちゃんの、言った通りです。黒の御子は、死ぬ間際、自分の残りの呪力を使い、呪いをかけたんです。


『我の計画を邪魔せし龍と人間どもと、再び来世で会いまみえ、復讐を遂げるのだ。』


と。

これが、黒の御子の最期の言葉だったそうです。」

「じゃあ…私たちは、黒の御子の呪いによって、出会った、ってこと?」


悲しそうに目を伏せる巴樹。

その時、ふと思い出したことがあり、巴樹はみゆに聞いた。


「そういえば、きいくんの前世ってなんなの?」


すると、うぐっとしたような顔になり、少し間をおいてからみゆは言った。


「まあ……そのうちに、分かると思います、よ。」


そう言うと、みゆはパチンと柏手を打つ。

蜃気楼のように、みゆの姿は見えなくなってしまった。


巴樹は、みゆの座っていた場所を、いつまでも、いつまでも、見つめていた。




「うわ……。」

「これは………。」


一方。

こちらは、睦月寮より北寄りの、ある空地。


利人の去り際、異様な気配を感知した二人は、そのまま走って気配を追ってきて、この場にたどり着いた。


二人が目にしたのは、


地面に大きなひび割れが出来ていたのだ。


「すんごい嫌な予感がする………。」

「同感。」


活断層のようにも見えるが、そこまで大きくはない。

だだっ広い空地の端から端まであり、だいたい二十五メートルプールぐらいの大きさだ。


幻術により、見つからないようにしてあったため、まったく発見できなかったのだ。


「この呪力……軈之球だ。」


少し目を閉じてから、きいがつぶやく。

そのつぶやきを聞いて、利人は再度割れ目を見る。


「見つけられなかったのは、幻術と、結界が働いていたから。でも、今回見つかったのは、その二つが弱まり、呪力があふれたから。てことは………。」


二人は顔を見合わせうなずいた。



「「軈之球の出現が近い。」」



その時。

二人の上の空が、赤黒く染まる。

ぴたっと背中合わせになり、きいと利人はどこからか武器を取り出す。


「何秒?」

「30秒。」


ぐおおおおおおおお………

うおおおおおおおお………


まるでゾンビのように、クラ達が四方八方から現れる。

しかも、どれも大きい。


不思議な会話の後、二人は武器を構え、腰を低くする。


「じゃあ、30秒で出来なかったら、今度砂糖そのまま食わせる。」

「それだけはごめんだ。」


体から水色と青の力を放ち、にやりと笑う。


その瞬間。


はじけるように二人は飛び出し、光の速さでクラ達の間を駆け抜ける。


きいは刀。

利人はカマ。


二つの銀色の光が、どんどん辺りを埋め尽くす。


パンっと一斉にクラがはじけ飛び、空も元通りになる。


「三十一秒。」

「チッ………」


苦虫をつぶしたような顔で舌打ちするきい。

その反面、利人は口に笑みをたたえていた。


すると。


「ちょっと、まて。」


一瞬で、きいの顔が真顔に戻る。

そして、目にもとまらぬ速さで、あの割れ目へ。


「おい!」


と振り返った利人は、ある光景を見てしまう。




小さな子どもが、割れ目のすぐそこで転び、きいの体が割れ目に消えていく瞬間であった。




























すると。


突然、割れ目の中から、あふれんばかりの黒と水色の光がほとばしる。


利人の顔が、真っ青になった。


まるで、


何か恐ろしいものを見ているかのように。

【ドラすく誕生日 ミニ一コマ 雅赤奈編】

赤奈「やったぁ!今日は、ボルダリング場が誕生日割引で安いー!」

きい「年上の方に言うのもなんですが、暑苦しいです。あと、うるさい。」

年上組「いっつも年上に敬意払ってねーだろー!!!!」

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