113.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
決戦の地、大阪へ向かうため、俺たちは品川駅の新幹線ホームに立っていた。
電光掲示板には『新大阪行き』の文字が光り、周囲には出張らしきサラリーマンや旅行客の姿が行き交っている。
これから敵の本拠地にカチコミに行くというのに、俺の隣に立つ咲耶はどこか不満げな顔で唇を尖らせていた。
「ねえ、お兄ちゃん。ずっと疑問に思ってたんだけど」
「ん? どうした、咲耶」
「なんでわざわざ新幹線なんて乗るの? お兄ちゃんなら、魔法で一発でしょ。転移魔法とか、飛行魔法とかあるじゃない」
確かに、俺の異世界の魔法を使えば、大阪への移動手段などいくらでもある。
だが、それには明確な理由があった。
「転移魔法は、一度行ったことがある場所にしか飛べないんだよ。俺、大阪に行くの初めてだしな」
「じゃあ、飛行魔法は? お兄ちゃんの魔力なら、大阪くらい一瞬で飛んでいけるでしょ?」
「それは……まあ、できるけどさぁ。空を高速で飛んでいくなんて、味気ないじゃん!」
俺が力説すると、咲耶はポカンと呆れたように口を開けた。
「味気ないって……私たち、これから敵の本拠地に殴り込みに行くのよ?」
「だからこそだよ! 駅弁を買って、車窓からの景色を眺めながら優雅に作戦会議をする。それが旅の醍醐味ってやつだろ!」
俺の堂々たる宣言に、玉姫がふふっと優しく微笑みながらため息をついた。
「ふふっ。なんだか、完全に修学旅行のノリですね……」
敵地へ向かう緊張感を微塵も感じさせない俺の態度を見て、玉姫は肩の力を抜いたようだ。
一方で、ももかは両手を胸の前で組み、キラキラと熱を帯びた瞳で俺を見つめていた。
「効率よりも旅の情緒を重んじる……そんなゆーじ、すてき! やっぱりあたしの運命の男ね!」
「いや、誰の男でもないけどな。ほら、新幹線のドアが開いたぞ」
俺はももかの暴走を軽く受け流し、新幹線の車両へと足を踏み入れる。
「よーし、それじゃあ関西妖術総監部をぶっ潰す旅に、レッツラゴー!」
俺の能天気な掛け声と共に、仲間たちも次々と車内へと乗り込んでいく。
かくして、俺たちの少しだけ物騒な修学旅行が、品川駅から幕を開けたのだった。
【おしらせ】
※5/6(水)
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