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明日世界が終わる日の今日  作者: イルミネ
第二章
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8/26

変わらぬ日常。

 11月末、金曜日。

 いつもと変わらない目覚め。大した変化の無い登校風景。今までどおりの退屈な授業。いつもと同じメンバーでの平均的な昼休み。いわゆる、当たり前の日々ってヤツだろう。


 「ねぇ、昨日のニュース見たぁ?夜のヤツ。」と湊音みなと

 「あー見た見た。」と私。

 「ん?なにそれ。」とみなと

湊音が湊に説明する。…ややこしいわ!

彼女が彼氏に説明する。…リア充か!

あかんあかん、思考がすさんできた。


 「アレ?そういえばれんは?」と再び私。

 「さっき、『生徒会の集まり行ってくる。』って言ってたじゃん。」と湊。

「…そだっけ…?」と湊音の方にも顔を向ける。

「言ってたよぉ。」という返事。

「そっか。なんか、ぼーっとしてたみたい。」

ハハハと笑って誤魔化す。そして、話題も転換。


「…何の話だったっけ?」

「アレよ、昨日の、ニュース。夜の。」

「オゾン層がナントカって?」

「そうそう、それそれ。陽射しが強まるかも~って。」

「あー、布団がよく乾きそうだよねぇ~。」

あ。

「「呑気のんきか」」

やはりな。二人からのツッコミが入った。


「いや、ね?昨日、母さんがそう言ってたのよ。だから、さ。ね?」


▼▽▼▽▼

キーンコーンと終業のベル。

午後の授業も終わった。このあとは部活だけだ。


「部活だぁ!行ってきまぁす!」とはしゃぐ湊音みなと

「勉強して、部活して、ってどこにそんな体力あるんだ…。」と私。純粋な疑問だ。

「有り余ってんじゃねぇの?」と答えるみなと

「うん、まあ確かに。それはあるな。」

幼なじみとそんな他愛もない話をしていると、

つむぎ!部活行こー!」男声。

その声の 正体見たり 我が彼氏。

声の主が歩み寄ってくる。

はぁ。とみなとがため息を一つ。

「なにさ、ジジクサイ。」

「いや、いいなあと思って。…普通、部内恋愛ってアウトっぽいし?」

「そうなの?」と背中越しに会話に入って来るれん

「知らん。」としか答えようがない。


湊音は陸上部短距離。湊はサッカー部MF。

私らは剣道部。女子先鋒と男子副将。

廉は、生徒会で忙しいからと部長-大将を辞退したのだ。もったいない。


「…まあいいか。んじゃ、俺も行ってくるわな。また明日!」

「「ばいばーい」」声が揃う。なぜか緊張してくる。体が動かない。久しぶりの感覚。

「行くか。」「う、うん!」まだ動けない。

「紬~?行かんの?」

気づけば廉は教室を出かかっていた。

「行く!」やっと体が動く。

廉に追い付いてからは並んで歩く。肩は廉の方が高い。

道場まであっという間。じゃ、と互いに部室に入る。そこからは、いつもと同じ。友達と喋って、着替えて、すり足、素振り、etc. と普段通りのメニュー。それらが終わる頃には、部活動終了時刻。急いで着替えて、学校を出る。

もう、外は真っ暗。


 校門のとこには生徒がたむろっていた。

帰る前に一頻ひとしきりのお喋りをしたい年頃だ。

その中には、あの二人もいた。廉もいた。

もしかして、私待ち?予想が当たった。


 来た来たと廉。なんだどうした。

「一応、明日の確認ねー。11時に図書館前集合。あ、昼どうする?」

司会進行はいつもだいたい廉だ。

「俺は、現地で食べる感じで良いよ。」

「あたしもそれでいいよ~。」と湊音。

「私はどっちでも。家、めっちゃ近いし。」

「じゃあ、昼は現地で良い?」

「OK 」「良いよ」「わかった~」と各々《おのおの》承諾する。


「じゃあ、そういうことで。帰ろっか。」

始めるのが廉なら、切り上げるのも廉だ。

「俺は、湊音を駅まで送るわ。」

この四人で湊音だけが電車通学。なるべく湊が駅まで送っている。

私と廉は徒歩圏内だが、家の方向は真逆。しかし、なんだかんだいつも送ってくれている。そのお陰か、家族ぐるみの付き合いにまでなってしまったが。


 「したらば、またね~!」と湊音。


 「ばいばーい!また明日!」


 そうは言ったものの、明日は本当に来るのだろうか。

どーも。イルミネです。


作中速度が上がらない分、更新速度で補っているつもりです。

そして、ここから第二章・承に入ります。


今後もお願いします!

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