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明日世界が終わる日の今日  作者: イルミネ
第二章
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9/26

課題を共闘。

※若干長いです。ご容赦ください。

図書館。駅から徒歩3分。自習スペース有り。

"今日"はちゃんと来た。


「おはよー、みなと、早いね。まだ、10時半じゃん。」

「おー、おはよつむぎ。5分前行動って大事だよな!」

「時計読める⁉まだ30分前ですけど⁉」

「細かいことは気にしな~い。」

30分は細かくない。と、つっこむのは野暮だろうか。

「つーか、それを言ったらよ?紬、お前も相当よ?」

「あー、うん。家でやることなくてな。早いかな~と思いつつ家出たらこのざまよ。」

「んま、遅刻よか遥かに良いっしよ。」 

「それな。」


幼馴染み同級生的暇人会話もネタが尽きた頃。

「おっはよ~!早いね、二人とも!」

湊音みなとが到着した模様。

「おー、おはよ湊音みなと。」「おはよー、湊音。」

「おはよー、あとは?れんくんだけ?」

「そー。」


「おはよう。ずいぶん早ぇな。」

廉氏到着だ。

「おっそいよ~。待ったよ~。」

「あのな湊音さんよ。時計見てみよ。まだ待ち合わせ10分前スよ。」

「紬と湊はもっと早かったよ~ん!」

「うん、私ら、30分前には居たよ。」

「…俺、ここ着いたの10時20分だわ…。」

「「「それは早いわ。」」」

三人の意見が一致した。

「いや、家でやることなくてな?」

あほだな、と廉。わからなくはない、と湊音。

ブルータス、お前もだったのか、と私。

今度は三人の意見は揃わなかった。私のせい…?



▼▽▼▽▼

「…わっかんね~。」「…すすまね~。」等と女二人が嘆く度に、彼氏陣の解説が入る。よくできたシステムだ。


と言っても、

「サンジ・ホーテーシキとかベクトルとかって何?呪文?」「微分、積分、いい気分♪」


つむぎ、落ち着いて。それは日本語。」「湊音みなと、惜しい。それセブンイレブン。」

と廉や湊がうまい具合に舵を取りつつ、勉強会と言う名の課題消化会は着々と進んで行った。

陽は真っ赤な影を伸ばし始めている。



「ふぅぅ、終わっったぁー!」

「終わった!」

湊音と私の課題終了とほぼ同時に、館内アナウンスが自習室閉館時刻を告げる。

彼氏陣がそれぞれねぎらいの言葉をかける。が、次の廉の一言「じゃあ、帰ろっか?」に一番嬉しく感じてしまう辺り、彼女としての危機感を覚える。


不意に近くの窓から目に映る光景は、日の入り間際の紅と濃紺の混じったえもいわれぬ美しさだった。

そこで終わっておけば平和なのだが、私は陽の射す光にわずかな、ほんのわずかな痛みを感じた。

「っ!」

思わず、顔を逸らす。

「ん?紬、どうしたの?大丈夫?」

「い、や、何でもない。ありがと、廉。」

二点紳士的対応の彼氏に心配はかけられない。かけたくない。

と言うか、何が起こったのか、自分でも把握出来てないのだから、相手に伝えようがない。


…なんだったんだろう。


どーも、イルミネです。


男女で勉強会とか、青春ですね~。

…どこに売ってるんだろう…

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