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(3-3)コブ斜面を一心不乱に滑る・・・

次の日曜日、久美子の母、秋江に長岡駅まで送って貰った。


「最近の久美子は、スキーに夢中ね。この辺では、スキーをする人なんて居ないのにね」

「うんっ!前は雪にウンザリしていたけど、スキーに夢中になって少し好きになったわ。でも、朝の雪かきは辛いわ」

「最近、二重さんとは、滑りに行かないの?」


秋江の質問に久美子は、言葉を遮り「二重さんとは滑りに行かない・・・」助手席のガラスに向かって喋った。。

長岡駅に着くと「有難う!帰りは石打の駅から電話するね」運転席の秋江に手を振った。

電車に乗り、車窓から白く広大な景色を眺めながら、母の秋江が作ってくれたお握りを食べた。今回は、同僚の栄子と一緒だった。


「久美ちゃん、近藤先生に交際を申し込まれたんだって?」

「うん、でもお断わりしたわ」


栄子は「玉の輿なのに・・・」と残念そうに言った。久美子は、長岡では大きな病院の事務職をしていた。病院には、多くの職員、看護師の女性が在職していたが、その中でも久美子は、とびっきりの美人だった。性格も素直だったので誰からも好かれた。


久美子に会うため、独身の先生達は、用もないのに事務所に顔を出し、久美子に接近して来た。その中の先生が久美子に交際を申し込んだのだが、久美子は断った。

栄子は、誰か意中の男性が居るの?と聞くと久美子は、唇を緩め微笑んだ。


「あっ!先週、列車の中から向かいのホームに居た男の人に手を振ってたよね。なんだか、怪しいな~ぁ」


久美子は、それに答えなかった。その話題を逸らす様に。


「内スキーを持ち上げる癖、直らないかな~ぁ、これが直れば、ゲレンデをキャホーォ!って楽しく滑れるのにな~ぁ・・・」


座席に座ったまま、両足を揃えて、滑る真似をした。しばらくして、列車は石打に到着した。

久美子と栄子はゲレンデに出た。しばらく一緒に滑った。栄子が「スキー学校に入らない?」誘ったが久美子は、一人で練習すると言った。


それは、信行を探すためには、一人で滑る方が探し易かったからだ。先週、信行が滑って居たコブ斜面の方に行くと、信行がコブ斜面の上部に立ち止っていた。


信行を見つけた久美子は、少し離れた場所で止まり、信行が滑り出すのを待った。

しばらくすると、信行は、深呼吸をして、一気にコブ斜面に飛び込んだ。3ターン!5ターン!順調にコブを滑り降りる。


久美子は、一心不乱にコブを滑る信行を見惚れながら目で追った。その時、心臓の鼓動が早くなった。その変化を感じた久美子は。


「あれっ?どうしちゃったんだろう??なに?なんなのこれ?・・・」


過去に一度も経験した事の無い気持ちになった。


<<第1章 1話~3話を読んで頂ければ、話の内容がもっと膨らみますので、是非、読んで下さい。 作者 南茶>>


続く・・・・







ご訪問有難うございます。そして、初見さまご訪問有難うございます。ブックマークをして頂いた皆さま、有難うございます。

皆さまの一つ一つが励みになります。もし、ご意見、アドバイス等がありましたら、厳しいご意見も真摯にお聞きしますので、宜しくお願い致します。

この物語が大勢の皆さまに読まれるよう、頑張ります!


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