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戦国大戦  作者: ワンコインランチ
第1章 遠江国編
7/9

イ物


「【雲穿つ弓】!!」


「ぐっ!  くそっ・・・」


あれから森を奥に進み二人は残りの山賊と

ボス格であろう太蔵の姿を探していた。

残りの敵の数は5人。


一矢のレベルは一つ上り、19レベルになっていた。


「このままいけば問題なく太蔵が現れるはずだ

一矢、HPとかは問題なさそう?」


「ああ、問題ない、このまま進もう」


要領を得た一矢は最小限のダメージで済んでいた。

そしてしばらく進むと四人の山賊と一人だけ身にまとった衣服が違い、

体格のいい男が現れた。


「いたな、あいつが太蔵だ」


「よくも、俺の部下を殺してくれたな!!

許さんぞ貴様らあああ!!」


激しく激高している太蔵と四人の山賊が一斉に襲い掛かってきた。


「一矢、太蔵を倒すと経験値がでかい

他の四人は俺がすぐ倒して援護に向かう

特訓の総仕上げだ!」


「ああ!わかった!」


二人は合図と共に動き出した。

光義はパッシブスキルの影響範囲内50m圏内まで山賊をひきつけ

一矢はパッシブスキルの身体能力で太蔵の背後に回った。



「もらった!」


背後にまわった一矢は迷いなく首元を切りつけたが

ぎりぎりの所でかわされた。

そこにすかさず太蔵は強烈なボディブローを放った。


あばらに食らった一撃は骨を砕き

砕かれた骨が内臓に刺さる感触を味わった一矢は

意識を失いそうになるのを必死にこらえながら一度距離を取った。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――

54のダメージ

HP:48

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


予想以上の一撃の重さ。

前半の最小ダメージで抑えていたのが幸か不幸か。

いずれにしてもあと一撃を食らえば死ぬ。


「落ち着くんだ

スピードでは俺の方が早い

とにかく撹乱するしかないな」


一矢は短刀を握りしめると太蔵の前後左右を瞬時に移動し

太蔵の隙をうかがった。


そして太蔵が視界から一矢を見失ったタイミングで

腕、足、背中とじわじわとダメージを与えていった。



「貴様ぁぁ・・・汚いぞ!

正々堂々と戦え!」


完全に一矢を見失ってしまった太蔵は当てずっぽうで

腕を振りまわした。


「終わりだな」


一矢はタイミングを見計らいトドメの一撃の為に

太蔵の背後に回った。

短刀を突き立て背中から心臓に向かって腕を突き出した瞬間

死角から飛んできた細い針が一矢の腕に刺さった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

4のダメージ

HP:44

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


「っつ!」


ダメージは大したことはないが一瞬動きを止めてしまった一矢に

気付いた太蔵が振り返り腕を振りかぶった。


「かくれんぼはしまいだ小僧ぉぉぉ!!」


まずい!

今からではとてもじゃないけど回避が間に合わない。

この一撃は絶対貰ってはダメだ。


一矢はなんとか身を捻り太蔵の攻撃の直撃を避けたが

少しのダメージと共にしりもちをついてしまった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

16のダメージ

HP:28

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


太蔵は追撃の一撃の動きをすでにとっていた。


体勢を整えきれないと判断した一矢はカウンターに賭け

短刀を握りなおした。


しかし振り下ろされる太蔵の動きが止まった。


「【雲穿つ弓】!」


四人の山賊を倒し終わった光義だった。


放たれた矢は太蔵の腕を貫くどころか

刀で切断したかのように切り飛ばした。


「ぐわぁぁぁぁぁ!!」


激しい痛みに悶える太蔵の心臓に

一矢は短刀を突き刺した。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


55のダメージ

山賊のボス 太蔵を倒した



レベルアップ


名前 :岩森 一矢

モデル:石川五右衛門

レベル:19→21

HP :150→158

SP :32→36

ATK :75→82

DEF :44→50

アクティブ【盗賊の首長】…手に触れたものの所有権を自分に変える

パッシブ【抜忍の弟子】…俊敏性の上昇

装備:無銘の短刀 ATK+20

―――――――――――――――――――――――――――――――――――



「ふぅ」


無事レベルアップしHPも全快した一矢は

息を吐き緊張状態であった体をリラックスさせた。


「ありがとう光義


また助けてもらっ・・・」


息を整え光義の方へ目線を移すと

目を疑う光景が広がっていた。



こちらを向いて立っている光義

その腹部からは真っ赤な血を浴びた腕が

背中から腹に向かって貫いて見えている。


意識朦朧で吐血している光義の背後には

黒衣を纏った僧のような男が立っていた。

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