表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国大戦  作者: ワンコインランチ
第2章 桶狭間編
PR
17/32

将軍の戦い方


「まったく!なぜこの忠次ではなく忠勝を呼んだのか

私は理解できません!」


帰りの道中忠次の愚痴が延々と続いていた。


「まぁまぁ若い内に色々経験させといた方がいいでしょ

忠次にもちゃんと説明したんだからそう怒らないの」


「まぁ俺は戦えればそれでいい」


騒ぐ忠次、なだめる元康、マイペースの忠勝

そんな調子で三人が歩いていると一人の農民が近づいてきた。



「元康様、支給お伝えしたいことが!」


農民に見えるその男は松平家の間諜かんちょう、いわゆる忍者だ。

どうやら主城岡崎城に何かが起こったため急ぎで

それを知らせに来たらしい。


「三河にて松平兵と一向宗の小競り合いが発生

騒動は次第に大きくなり現在榊原様が対応中です」


一向宗とは鎌倉時代に生まれた仏教宗派。

本證寺(ほんしょうじ)空誓(くうせい)という僧侶が指揮を執っている。

一向宗には守護使不入(しゅごしふにゅう)と言われ

元康のように領地を治める者であっても一向宗達からは税を取れない事になっている。

その為一向宗が三河領内にいるのはデメリットでしかないのだ。


そんな税を取りたい元康とそれに反対する空誓はこれまでも度々

小競り合いが起こしていた。



「空誓のやつ俺がいないのを知ってか知らずか

とにかく急いで戻ろう

あと二日もすれば岡崎城に戻ると伝えてくれ」


間諜は元康の言葉を聞くと凄まじい速度で三河方面へ走っていった。


「元康様、我らも急ぎましょう」

「ああ」


急に真面目になった忠次に急かされ三人は岡崎城へと

急いで帰ることにした。




二日後

無事に岡崎城に付いた元康は状況の把握を急いだ。


「榊原様率いる150の兵と一向宗80の僧兵が衝突

数の有利を生かし有利の立場でありますが現在膠着状態との事」


「分かった、俺もすぐに向かおう

忠勝!数正!準備しろ」


元康の号令に二人と立候補した忠次は

すぐさま戦闘準備を終わらせた。


「っとその前に


半蔵はいるか」



元康の問いかけにどこからともなく返事が聞こえた。


「はっここに」


天井裏から聞こえる声、元康の家臣であり伊賀忍者の服部半蔵(はっとりはんぞう)だ。


「義元様より織田家内の転生者を炙り出すよう命を受けた

なるべく早く探し出しておいてくれ」


「承知」


無駄な説明もいらず把握してくれる半蔵の事を元康は重宝していた。

松平家中で元康、忠勝、数正が転生者だということは伏せられているが

諜報活動上半蔵だけには伝えられており、半蔵自身も最初は驚いていたが

元康の説明をすぐに理解してくれていた。


「さて行きますか」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――

★任務 一向宗を鎮圧せよ(推奨レベル30) 

内容:一向宗の80人の全滅

報酬:500文

説明:松平兵と一向宗門徒の小競り合い発生

   速やかに鎮圧せよ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――




準備を終えた元康、忠勝、数正は岡崎城から馬で数時間の駆け

康政の元へ向かっていった。




1560年 4月10日

桶狭間の戦いのおよそ一か月前



元康は膠着状態が続いている康政と一向宗の戦場に到着した。


「これは元康様!!」


後方で指揮を行う康政は元康達が現れると嬉々とした表情で迎え入れた。


「康政、状況を教えてくれ」


「はっ、序盤に何回か刀を交えましたがこの地が湿地ゆえに足をとられ

うまく兵の動きが統制できません

反対に一向宗たちはこの地に慣れているのか

藁で編んだ特殊な草履をはいており機動性抜群


それが原因で数では勝っていますが膠着しております」


康政の説明に元康は地面と兵数を確認。


「なるほどね

わかった全軍突撃だ」


投げやりな指示にその場にいた全員が驚愕した。


「元康様それはいくらなんでも危険すぎます」


「はっはっは、面白くなってきたな」


精神年齢が80歳の数正が元康を止めようとするが

血気盛んな忠勝が便乗する。


康政は呆気にとられ何も言えずにいた。


「大丈夫!そのために来たんだ

俺は戦闘は不向きだけどみんなを守る術がある」


元康のアクティブスキル【金陀美守護結界】(きんだびしゅごけっかい)

金色の結界を張り、5分間無敵状態になる、家臣は5分間DEF50%UP


守り特化ゆえ元康自身はあまり戦闘に参加できないが

無敵の囮になることができる。


「またあんな危険な策で行こうというのですか元康様」


過去にも元康が囮になり、

その間に家臣たちが敵を倒すという戦法を行ったことがある。

敵は総大将の元康に群がり攻撃をするがいくら切っても倒れない元康に恐怖することもあった。


「大丈夫、5分間でお前たちが全員倒してくれたらいいだけだよ」


「まったく、総大将が囮になるなんて聞いたこともありませんぞ」


そう言いながらも皆武器を取り、出撃準備をしていた。

それをみた元康は待機中の松平兵の元へ近づき叫んだ。


「三河の強者の松平兵よ!この元康が先陣を切る!

俺についてこい!そして俺を守ってくれ!」


そういうと元康は先頭を切り走り始め、

元康の存在に気付いた松平兵と後方にいた康政たちは一足遅れて元康についていった。



佐々木 純平【35歳 サラリーマン】

  名前 :松平まつだいら 元康もとやす

      レベル:40 HP:600 SP:250 ATK:100 DEF:165 

      アクティブ【金陀美守護結界】…金色の結界を張り、

            5分間無敵状態になり、家臣は5分間DEF50%UP

      パッシブ 【厭離穢土欣求浄土】…倒した敵を改心させ、味方にすることができる


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ