ルカによる福音書第二章 イエスの誕生秘話06
クリスマス―ク!リ!ス!マ!ス!
夜は静かだった。
家畜小屋の中には、干し草の香りが満ちている。
ヨセフは落ち着かせるように優しく言った。
「大丈夫、マリア。もう少しだ」
マリアは息を整えながらうなずく。
「……はい……」
ヨセフはそばにひざまずく。
「ここにいるよ」
マリアは彼の手を握った。
「ヨセフ……」
「大丈夫」
彼はまっすぐに言った。
「神が導いてくださったんだ。きっと守ってくださる」
外では冷たい夜風が吹いている。
だが小屋の中は、静かな温かさに包まれていた。
やがて――小さな泣き声が、夜の空気を震わせた。
「……生まれた……」
ヨセフは思わず息を呑む。
マリアは疲れた顔で微笑んだ。
「……この子が……」
ヨセフは干し草の上に置かれた飼い葉桶を見つめる。
そこには、小さな命が眠っていた。
彼は静かに言う。
「この子の名は……イエス」
マリアはやさしく繰り返す。
「イエス……」
ヨセフは小さく祈るように言った。
「ようこそ、この世界へ」
そのころ、町の外では――羊飼いたちが夜番をしていた。
焚き火の前で一人が言う。
「今日は冷えるな」
「ほんとだ。星はきれいだけどな」
すると突然、空がまばゆく輝いた。
羊飼いの一人が叫ぶ。
「な、なんだ!?」
もう一人が慌てる。
「光だ!」
その光の中に、一人の御使いが現れた。
それは大天使ガブリエルであった。
御使いは優しく言った。
「恐れることはない」
羊飼いたちは震えている。
「き、君は誰だ……?」
御使いは告げた。
「私は大きな喜びを知らせに来た」
羊飼いたちは顔を見合わせる。
御使いは続ける。
「今日、ダビデの町に救い主が生まれた」
一人が小声で言う。
「……救い主?」
御使いはうなずく。
「その方は、主なるキリストである」
羊飼いたちは息を呑む。
「どうすれば会えるんだ……?」
御使いは答えた。
「布にくるまれて、飼い葉桶に寝ている乳飲み子」
その瞬間――空いっぱいに光が広がった。
無数の天使たちが現れ、歌い始める。
「いと高きところでは神に栄光」
「地には平和」
「御心にかなう人にあれ」
羊飼いたちは言葉を失う。やがて光は消え、夜の空が戻った。
一人が震えた声で言う。
「……今のは……」
別の羊飼いが言った。
「行こう」
「え?」
「ダビデの町へだ」
彼は立ち上がる。
「神が知らせてくださったことを、この目で確かめよう」
その夜、
小さな家畜小屋で生まれた一人の子。
その誕生は、
静かに――しかし確かに、
世界の歴史を変え始めていた。
クリスマス大好き!!
あと聖書の章の書き方が下手すぎるっている話をしたい




