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聖剣に転生したんだけど  作者: たぬたろう
第三章 物語が動き始めるんだけど
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第七話 剣の魔王呼ばれたとかんだけど

*前回のあらすじ*


 なんか変な夢見たんだけど?

「やめてくれ!!!!」

「うわぁ!?」


 悪夢のような光景と感情に恐怖を覚え飛び起きると見慣れた場所に居た。

 俺が買った馬車の中だ・・・、目の前にマリオが居る・・・。

 俺が飛び起きたから驚いたのだろう・・・。

 手には水に濡れたタオルを持っていた。

 看病してくれていたのか・・・。


「びっくりしたぁ・・・。おはようササ。体は大丈夫かい?」

「あ、あぁマリオ。俺、どれ位寝ていた・・・?現状は?」

「丁度一日って所かな?魔物達は全員森へ逃げるか軍と冒険者が倒したよ。君が化物を倒した事が要因だって事で全会一致。アルフとカーティは負傷者の手当しに出てる。僕は君の看病さ。」


 一日も眠っていたのか・・・。

 そういえばあの夢の世界も一日くらい戦っていたな・・・。

 いや、あの夢を考えるのはよそう・・・。

 戦場で感じた命を奪う事への快感、あれのせいで変な夢をみたんだ・・・。

 あんな・・・命を弄ぶような感覚、反吐が出る。

 だからあれは俺じゃない・・・。

 だから無視だ無視。

 それよりも今は現状の情報収集だ。


「その化物の居た場所・・・どうなっている?」

「今は剣が一本突き刺さっているだけだよ。というのもその化物が剣に吸い込まれて剣だけが残ったんだけど誰もそれに触れなくてね。それと君が起きるまでニノミヤ・トウドウって女の子が事情説明の為に動いているよ。」


 触れれないか・・・。

 別に接触遮断状態にしてはいないから回収位は誰にでも出来るだろうけど、お母様の仕業かな?

 デスソード自体は解析されようと別に問題の無い魔法だけど多分あの結晶が問題なんだろう。

 あの結晶なんなんだろう・・・?

 オベイロンが剣に吸収されたって言ってたから多分あの結晶の中にオベイロンが居るんだろうけど・・・。

 とりあえず回収して結晶に戻し、マジックボックスに入れておこう。


「そうか・・・なら先に剣の回収をしよう。」

「大丈夫かい?というよりあの剣は何なの?凄いしつこく聞かれたけど僕等実物見てないからわからないとしか言ってないんだけど・・・?」

「あれは・・・マリオ達を助けるために使ったデスソードだよ。」

「あ、あんな凶悪なものを・・・。けどササのあの魔法剣を大量に作る魔法は使わなかったのかい?」

「使わなかったと言うか使えなかったというか・・・。俺がそんな状態に無かったっていうのと、奴には通じなかったってのが大きい。とりあえず他の事は皆と居る時に話すから剣のとこまで案内を・・・。」


 相手が悪いってのもあったが俺自身が非常に精神的に潰れかけていた。

 なんだったんだあの感覚は・・・。

 それに世界之頂点之剣ロード・オブ・ソードが通用しないと思えるほどの存在が居るってのも疑問だ・・・。

 今回の件には不可解な部分が多すぎる。

 さっさと回収してお母様とレネ爺に相談しなければ・・・と思ったが立ち上がったらバランスを崩した。

 咄嗟にマリオが支えてくれたから倒れずに済んだが予想以上に消耗が酷い。

 やはりあの謎の快感とオベイロンの攻撃がかなり響いているな・・・。


「っと、まだ万全じゃないんだから動かないほうが。」

「あの剣を回収しないと俺の意地が守れない。だから行く。」

「はぁ、わかったよ。僕がおぶってあげるからそれで今は我慢して。」


 そういうとしゃがんで背中を向けてきた。

 うんやっぱマリオは良い少年だ。

 将来良い男に確実になる!このまま純粋に優しい少年であれば・・・!


「すまんなマリオ。」

「良いよ、仲間でしょ?」


 うむやっぱマリオは好青年だな!

 好きな子が居るって言ってたしその子と仲良くなれるように応援でもしてやるか!

 そんな事を考えながらマリオの背中に揺られ、戦場痕につくとあたり一面爆心地かと思うくらい雑草の一本も生えていなかった・・・。

 デスソードの影響か?

 いや爪あとの様なものがうっすらと見える・・・。

 魔物達の影響か・・・。

 地面を掘り返し、草などを根こそぎ刈ったのだろう。

 魔物の中には草食・雑食のものも居たはずだからな。

 そいつらの餌にでもしたんだろな。

 遠くには人が立っているのが見える。

 マリオがそこに向かって歩いて行くから、多分そこが俺の魔法剣が残っている場所なんだろう。

 近づいていくと紐で囲うように柵がしてあり、兵士が立っていた。

 俺達が近づいていくと兵士が槍を構えて大声をあげてきた。


「おい止まれ!ここより先は軍の管轄だ!」

「俺がここに居た化物倒した男だよ。剣の回収するからどけよ。」

「その証拠がない!勝手に入るというならここで処罰するぞ!」


 ふむ、軍が管理しているなら無理なことは言えないな・・・。

 まぁそこまで離れていないしデスソードが見えるからここからでもいいか。

 直接触れなくても引き寄せる程度の事は出来る。

 だって俺の魔法ナイツ・オブ・ソードだからな!


「じゃ、ここからでいいよ。帰って来いデスソード。」


 詠唱でもなく魔力によってデスソードの位置を探り自身の手元に引き寄せる。

 するとすぐにデスソードが飛んできた。

 それを何の問題もなくキャッチする。

 兵士さんがすごい驚いた顔をしているが無視無視。

 つーかマリオ少年この剣の見た目にちょっと怯えてる・・・。


「なっ!?」

「それがあのデスソード?見た目が凄い禍々しいんだけど・・・。」

「あっやっぱそう思う?俺もあまりの変貌っぷりにちょっと恐怖したんだよね。」

「もうあんまり突っ込む気はないけどそれもったままだと歩きにくいよ?」

「それもそうだな。っとこれでいいか?」


 デスソードの魔法を解除して手には核にしていた結晶だけが残る。

 あれ?無色透明な結晶だったのに今は赤い色に染まっている・・・。

 理由はわからんが俺のデスソードの影響下?あとでお母様に聞いてみるか。

 オベイロンがどうなったかも気になるし・・・。


「さて用事終わったし馬車に戻ろうぜ。疲れた。」

「だからまだ体調が戻ってないんだよ。これ以上無理は言わないでくれよ?」

「わかってるってもう後一日は寝て過ごすよ。」


 皆に心配かけたろうしこれ以上無理を言うつもりもない。

 そもそも馬車を動かすの俺だし回復しないと皆が家に帰れないだろうからな。

 これ以上回復遅くなるような事はしたくない。


「ま、待て!」

「なんだよ兵士さん、俺はあんた等の言う通りその柵は超えてないぜ?」

「だ、だが・・・。」

「文句あるなら後で馬車まで来てくれよ。俺はこれ以上働くわけにはいかないんでね。よし行こうマリオ。」

「まったく・・・、それでは失礼します兵士さん。」


 唖然としている兵士たちを放置して馬車へと戻る。

 後ろからは剣の魔王だとかそういう声が聞こえるが聞こえない。

 聞こえないったら聞こえない!誰が魔王だ!

 いや確かに進化したデスソードの見た目、魔王とかが持ってそうなほど邪悪だけどさ!

 俺は平凡で普通な一冒険者だ!

 はい、そこダウトとか言わない。

 ブットバスゾ。

 そして馬車まで戻るとアルフちゃんとカーティちゃんが待っていた。


「ちょっと二人共どこ行ってたのよ。」

「ササ様!起きたばっかりで動いてはいけません!」


 戻ってくるなり怒られた・・・。

 まぁそうだよね、丸一日眠ってたのに起きて何も言わずにすぐ行動したんだから怒りもするよね・・・。


「魔法剣の回収しておかないと色々面倒になるし、俺の魔力の回復も遅れるからしょうがなかったんだよ。この後はちゃんと休むから許してくれよ。」

「・・・・。まぁ、良いわ。ちゃんと休んでおきなさいよ?」

「マリオくん。ちゃんとササ様見張っててくださいよ?私達は治療テントの方に戻りますから。」


 そう言って二人は医療品を持って去っていったが・・・、あれはまだ怒ってるな?

 きっとまた動いたりしたらかなり怒られる・・・!マリオも巻き添えで・・・!!

 俺だけならまぁ自業自得なので甘んじて受けますが、マリオもとなるとちょっと心が痛む。

 というわけで有言実行、大人しく馬車内で寝てます。

 一日寝てたってのに魔力はまったくと言って良いほど回復してないし・・・。

 やっぱあの時喰らった蹴りが原因か?

 それともあの姿が変わったデスソードの影響か?


「ここか!あの剣を盗んでいった愚か者が居るのは!!」


 なんだよする事ないから寝ようと思ったのに・・・。

 怒鳴り声あげやがって、けどどっかで聞いた声だな?

 あぁそうだ、前線基地の隊長さんだわ。

 剣を俺が回収したから早速乗り込んできたのか。

 情報電達早いねぇ・・・。

 まぁもともとが結構遅かったらしいから情報の大事さとか説いて情報伝達部隊の設立を皇帝さんに進言したの俺だけど。


「あの何か御用でしょうか?」

「貴様か?あの剣を盗んだ盗人は!取り調べを行う!連行しろ!」


 おいおいマリオ連れて行くのかよ。

 ったく、横暴過ぎるってのも考え物だなぁ・・・。

 やっぱこいつ無能なんじゃねぇか?


「おい待てよ。剣の持ち主は俺だぜ?何を取り調べるっていうんだ?」

「はっ!知れたこと!ならず者の冒険者の事だ!手柄に目が眩んだんだろ!貴様が持ち主だと言うのならば貴様を連行する!」

「待ってください!ササはまだ体調が戻ってないんです!今はあまり動かしたくないんです!」

「何を騒いでおるのだ?」


 おぉ!ナイスおっぱい!!

 じゃないイリーナちゃんか。

 良いタイミングでの登場だがあまり喜ばしくないのも事実・・・。

 なぜって?当然今の状況が解決する道であると同時にその後のこじれに繋がるからだ。

 安直に言えばイリーナちゃんか皇帝さんが出てきてくれるのが一番楽な方法。

 けどな?楽な方法ってのは同時にリスクも持ってくるものなんだよ?

 わかりやすく言うと楽が2で面倒が108位の割合。


「おぉ!これは皇女様!申し訳ありません。帝国に楯突く愚か者をただいま連行しようと・・・、おいお前ら!早くしないか!」

「し、しかし・・・!」


 けどまぁこうなったらこの状況使おう。

 のちの面倒事はその時片付ける。

 もう知らん。

 考えるのがめんどくせぇ!


「よぉイリーナちゃんおひさ~。」

「貴様!皇女様に向かってなんて口の聞き方を!!」

「おぉ!ササ!やはりお前だったか。」

「ちょっとこいつしつこいんだけどさぁ?なんとかしてくれねぇ?」


 まぁこいつが一人叫んでいたから内容知ってるだろうけどあえて聞いて無いだろう?って感じで問いかける。

 一応俺が人間体になってからは猫かぶって皇女らしく振舞っていたのだ、この程度の難所簡単に切り抜けてくれるだろう。

 イリーナちゃんならやってくれるはずだ!!


「ふむ。ササは私の父上の親しい友であり、私の想い人だぞ?何をしようというのかもう一度説明せよ。」


 ・・・・?

 何言ってるのイリーナちゃん?

 これはこじれが酷い事になる予感がばりばりだよ?

 想い人ってそう言われるのはとてもうれしい事だよ?

 けどこのタイミングは不味いよ?

 ここに居る全員がぽか~んとした顔してるし。

 悪い意味でやってくれやがって・・・、綺麗なおっぱい付き出してドヤ顔しやがって・・・・。

 こうなるともう一番簡単で一番俺の素性がバレそうな方法で解決するしか無い・・・!


「あぁもうめんどくせぇ!来い!大精霊!!」


 大地を殴りつけてそこに魔力を流す。

 無論ただ魔力を流すだけじゃない、"相手に聞こえさせる為"に魔力を流す。

 本来ならそんな方法じゃ呼び出す事など出来ないが、俺は生まれた順番で言えば奴らの長兄となる。

 無茶苦茶な呼びかけでも来てくれるはずだ。


「あははー!呼んだー?」

「この様な水の無い場所に呼ばないでくれないか?大体そなたは・・・・」

「がっはっはっはっはっ!何だ?トレーニングの誘いか!?」

「眠い・・・。」

「呼んだ、ササ、用、何?」

「・・・。」

「おいこら。俺は大精霊を全員同時に呼べる実力があるんだよ!そんな奴が剣の一本盗んで英雄騙ろうなんてチンケな事すると思うのか?これでもテメェは疑うのか?アァ!?」


 精霊を一人でも呼べる。

 それはこの世界では宮廷魔術師クラスの所業だ。

 けどそれは長い詠唱を必要とし、呼べるのは大精霊ではなくその配下の精霊達。

 一度に一人呼ぶのが精一杯だ。

 大精霊を一体でも呼ぶ、それだけで歴史に名を残せるほどの行動なのにそれを六体同時に呼ぶ。

 詠唱もせずただ来いと言うだけで。

 過去にそれが出来た者は召喚された勇者だけとレネ爺は言っていた。

 まぁ呼びすぎた感が否めないがもうやけくそだ!

 さてこいつは俺をどう認識するのか楽しみだ・・・。

 せーの!

 とっとこたぬたろ~~~!!


 はい!たぬきの後書きのお時間です!

 長らく待たせて申し訳ない。

 持病のせいで深く頭が働かずちょいちょい苦戦しております。

 今までの様に一週間以内に~!は不可能な状況ですが一ヶ月以内に確実に更新するように心がけます!!

 一ヶ月以上更新なければ死んだと思ってください!(マテ


 そして前々から思ってた事ですが大地ちゃんおっぱい野郎です。

 ちなみに女神様が一番大きい仕様ですが大地ちゃんにとってはお母さんですからね!欲情なんてしません!

 ・・・・・・しませんよ?(遠い目

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