↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
83/98

夜の訪問者

フォレスタが寝落ちしたので、本もフォレスタもストレージに収納した。

普通は生き物をストレージに入れることはできない。

ところが、フォレスタは収納できる。

しかも、タケルの意思に反して勝手にストレージの中に入っていたこともあった。


最近では勝手に入って、勝手にホットケーキを食べていた。

学園祭の一件で割と気に入ったのかもしれない。


それはいいとして、誰かがタケルの部屋のドアをノックした。


「はい・・・」


気のせいかもしれないと思ってそっと出てみた。


(ガチャ)「タケルさん、わたくしです。入ってもよろしいでしょうか?」


そこにいたのはクレアだった。


「もちろん、どうぞ」


「お休みだったんじゃないですか?」


「ぼちぼち・・・と思っていたくらいです」


「その・・・シャルに習って・・・マッサージに来ました」


「え?ほんとですか!?」


遠慮しようと思ったタケルだが、練習までしてくれたというのならば断わる方が失礼というものだろう。


「ベッドにうつ伏せで寝てください」


「はい」


言われるままにベッドに寝そべるタケル。

少し前にベッドでクレアを抱きしめたことを思い出し少し恥ずかしくなる。

クレアを見ると、クレアも赤くなって少し挙動不審になっていたので、恐らく同じで思い出したのだろう。


クレアはタケルの腰のあたりにまたいで座った。

2人とも薄着なので、肌の感じも伝わって妙に緊張が走った。


「始めますよ?」


「はい、お願いします」


「んっ・・・これくらいでどうですか?」


「あ、はい」


押している力は正直足りないけれど、「んっ」の声がたまらなく可愛いと思った。

恥ずかしくて言えないけど。


「じゃあ、続けますね」


「お願いします」


「んっ、んっ、んっ・・・」


「あ、そこは気持ちいいです」


「嬉しいですっ、んっ、んっ・・・」


「ふふふふふ」


「どうしたんですか?くすぐったいですか?」


「あ、ごめんなさい。その『ん』の声がかわいくて・・・」


「もうっ!変なこと言わないでください!」


「あはは、ごめんなさい」


クレアは肩のあたりから背骨の両脇を親指で押して、ぐりぐり・・・と、恐らく習った通りだろう。

位置的には良い場所を押さえていた。


ただ、力が圧倒的に足りなかった。

どんなに大人びていても12歳。

身長も150cmないくらいだ。

体重も軽いだろう。


(体重?)


タケルは一つ思いついた。

お願いすべきか、しないべきか・・・


「タケルさん、何か言いたいのでしょう?気軽に言ってください」


さすがクレア、言わなくても察してクレアの方から声をかけた。


「あの~、大変言いにくいんだけど、一つ試したいことがあって・・・」


「試したいこと?はい・・・できることなら」


クレアの承認も得られたので、タケルはロープを取り出した。


「タケルさん・・・?だいぶ予想の斜め上の物がでてきたのですが・・・その・・・わたくしこれから縛り上げられます・・・か?」


ひきつった笑顔で後ずさるクレア。


「クレアさん、そういうのがお好きで?」


「いーえいえいえいえ、痛いのは・・・ちょっと・・・」


だいぶ離れたクレアをタケルは全く追いかけるしぐさを見せない。

それどころか、ベッドの上にある天蓋の部分にロープを渡して括り付けた。


「タケルさん、それは何をやってるんですか?」クレアが近づいてきて訊ねた。


「あ、準備はできたんですが・・・誰にも言わないでくださいね?」


作業を終えてベッドの上に座ったタケルがクレアに言った。


「クレアさん、僕を踏んでもらえませんか?」


「は・・・いぃ?」


ついさっきまで縛り上げられて何か痛いことをされる予感がしていたクレアだったが、今度は逆に自分を踏めという・・・世の中の男性の中にはいじめられて嬉しい方もいらっしゃるとか・・・クレアは頭の中で色々なことが高回転していた。


「僕の背中に乗ってマッサージしてほしいんです。そのまま乗ると危ないからロープを」


「ああ、力が足りませんでした・・・」


「ははは、少し・・・」


「でも、私が乗ってしまったら・・・」


「クレアさんだったら飛び乗っても大丈夫です」


「でも・・・」


「やっぱり、気になりますか?」


「その・・・殿方を足蹴にするというのが・・・足も汚いかもしれませんし・・・」


「無理にとは言いませんが・・・良ければ、足・・・僕に拭かせてもらえませんか?」


「ええ!?どういうことですか!?」


「僕がクレアさんの足を拭きます。その足ならば僕がきれいだと納得した状態なので、踏んでもいいのでは?」


「何だか理屈的に合っているような、合っていないような・・・」


マティアスの女性にとって足を見せるというのは裸を見せるくらい抵抗があることなのだ。


「タケルさんはわたくしの未来の旦那様ですからね・・・」


「はい」


「その代わり、何かあってお嫁にもらってくれない時は、わたくし舌を噛んで死にますよ?」


「すごい脅迫だ。絶対一生大切にします」


「もうっ、そんなプロポーズみたいなことを真顔でおっしゃっているのに、それが背中を踏まれるためというのが・・・」


タケルは電気ポットからお湯を洗面器に入れた。


「それお湯ですか?もう沸いたんですか?すごいですね!」


「今度シャルさんにも見せて気にいる様だったら1セット準備しますよ」


「タケルさん、なぜ、そんなに必死なんですか!?何だか、段々身の危険を感じてきました」


「確かに背中がしんどいんですよね。それを何とか出来るのは、きっと世界中でクレアさんだけです。こんなこと他の誰にも頼めないですし・・・」


「もうっ!そんな言い方されたら断れないじゃないですか」


「最初から断る気ないことは知ってますよ。じゃあ、ベッドに座ってください」


タケルがベッドに座ることを促した。

クレアはおとなしくベッドに座った。

タケルはその前に跪き、クレアの靴の紐をほどき始めた。


クレアは部屋用の比較的簡易的な靴を履いていた。

それでも紐で縛ってあるので、それをタケルがほどいていく。


「あ、あ、ああ・・・」


クレアから声がこぼれる。

タケルが一瞬だけ見上げるように視線を送ると、クレアは両手でグーを作り胸の前でプルプル震えて耐えてた。


目はつぶられていて上を向いてすごく頑張っている様子。

背筋には(ぞわわわわわわわわっ)と何とも言えない感覚が下から上に舐め上げていくようだった。


「あ、あぁぁあぁ・・・」


単に靴紐をほどいているだけなのだが、タケルは何だかすごくいけないことをしているような気がしてきていて。

罪悪感なのか、背徳感なのか、とにかく絶対誰にも言えない感じだ。


クレアの両足の靴を脱がせると、横に置いた。

足の下にはタオルを敷いているので安心(?)だ。


温かい濡れタオルでクレアの膝から下を拭く。


「あっ、あっ、あっ・・・」


クレアの両手のグーは口元に寄せられ、とてもかわいいポーズになっている。

その上、下から込み上げるくすぐったさ、恥ずかしさ、好奇心、気持ちよさ、背徳感など色々な感情が一気に押し寄せクレアのキャパはいっぱいだった。


特に足を少し持ち上げて、足の裏を拭かれるときは、タケルの手がふくらはぎを支えているし、もう片方の手はタオルを使って足の裏を拭いていたのだ。


(はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・)


クレアの息がどんどん荒くなっていく。


(はっ、はっ、はっ、はっ)


タケルは念のために、足の指の間も拭いておこうと小さな親指と人差し指の間にタオルを滑り込ませ、指で撫でるようにして拭いた。


「ちょっ、タケルさん、待って・・・」


何本目かを拭いたところでクレアの足の指がぐんと伸び、すごく力が入った。

しばらく足の指が伸びていたかと思ったら、クレアの上半身はベッドに倒れこんでしまった。


「うにゅぅ・・・」


何が起こったのかタケルには分からなかった。


「すいません、大丈夫ですか?」


しばらく返事はなかったし、クレアの恍惚とした表情が何とも艶めかしく、瞳は潤んでいた。

息は艶っぽくて見てはいけないものを見ているような気がした。

ただ、タケルは一瞬も目をそらすことができなかった。


「・・・はい、少し・・・休憩をしたら・・・大丈夫です・・・」


そう言いながらクレアは上半身をゆっくりと起こした。

割と息も絶え絶えだったが、本当に大丈夫なのだろうか。


その後、動かないということは続きを拭いていいということだろう。

まだ右足の3又目だったので、最後に薬指と小指の股を拭く。


その上で、左足がスタートである。

タケルは改めてタオルを濡らして、絞り、クレアの足を拭き始めた。


右と同じくひざ下からつま先にかけて、全体を拭く。

この時もタケルは見上げるようにクレアに視線を送ると、困ったような、笑ったような、すごく判断の難しい表情をしていた。


足の裏を拭くとクレアはまた呼吸が荒くなっていた。


(はーっ、はーっ、はーっ、はーっ)


最後は指の股だ。

親指と人差し指の又を拭き、次の股、そしてその次の股・・・と進んでいくとクレアは少しほほえみにも似た表情で口は少しだけだらしなく開いていた。


瞳には光がなく、どこか1点を見つめていて、何かを期待しているようなそんな表情だった。

タケルにはその表情がたまらなくエロく思われ、今すぐすべてを力づくで自分のものにしてしまいたいという衝動に駆られるほどだった。


足は拭き終わったのだが、タケルはクレアの目を見ながらゆっくりと起き上がる。

クレアはそれを目で追うように少しずつ上を向き、タケルが目の前に立つ頃には上目遣いで見上げる格好になっていた。


タケルはクレアの両方頬にそっと手を当て言った。


「クレアさん、今すごく魅力的な表情をしていて・・・キスをしてもいいですか?」


「はい・・・」


聞こえるか、聞こえないかの堺のような小さな声の返事だった。

タケルはその少しだけ開かれた小さな唇に自分の唇を重ねた。


1秒、2秒、3秒・・・キスに不慣れなタケルはゆっくりと時間をかけたつもりだったが、そこか満たされなかった。


唇を離すときにクレアの口はら発せられた「んっ」という声がタケルには『まだもっと』と内から欲望が沸き上がっていた。


クレアを抱き寄せ、上を向かせるともう一度唇を重ねた。

今度は少し間唇に自分の舌をねじ込ませていった。


されるがままだったクレアも舌が入ってきたときには一瞬目を見開いたが、抵抗する程力は入らずタケルに身を任せていた。


何をどうするのが正解か分からない。

とにかくタケルはクレアの舌を口の中で探し、自分の舌と絡めていた。


(んっ、んっ)


とクレアの声が漏れる。

どれくらいそうしていただろうか。


タケルが口を離した時にはクレアは完全に脱力していて、ベッドにとろける液体のようになっていた。


微笑んだような表情は本当に煽情的で、征服欲とか、庇護欲とか、愛情とか一つの言葉にはできない複雑な感情をタケルに抱かせた。


しかし、次の瞬間はっと我に返り、クレアの様子が心配になった。


「クレアさん、大丈夫ですか!?」


頬を優しく触る。

クレアは嬉しそうに目を細めた。

眠っている?

気絶している?


とにかく意識はなくベッドに横渡っていた。

一応大丈夫だと思うけれど、手首を触って脈を確認した。

正常(かどうかは計っている方も正常じゃないから分からないけれど)に脈は打っていたので、ほっと安心した。


タケルはどうしよか考えた。

一番正しいのは、シャルに声をかけてまたクレアの部屋まで運ぶことだろう。


でも、この腕の中で眠る少女を手放すのが嫌だった。

幸いタケルの部屋のベッドは、クイーンサイズ以上はあるかなり大きなものだった。

2人が大の字になって寝ても寝られる大きさだったので、タケルはクレアを抱き上げベッドの中心に寝かせた。


そしてすぐ横に自分も横になり、自分とクレアにタオルをかけて眠りについた。


クレアちゃん最近暴走気味です。

元々は全然違う話の予定だったのに・・・


「続きが読みたいぞ!」と思われたら、

評価(★★★★★)とブックマークをお願いします!


「俺の(私の)クレアちゃんになんてことするんだ!」と

思われたら評価(★☆☆☆☆)で知らせせてください。


明日も朝6時に更新です。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 追いつきました(*´▽`*) [一言] 「俺のクレアちゃんになんてことするんだ!このロリコンが!!」と思いましたよ… でも「俺のクレアちゃん」って言っている段階で、俺が事案で通報されちゃ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。