それぞれの噂
~クルーガク内の噂~
クルーガクの中ではある噂でもちきりだった。
「知ってるか?呪いの龍の話」
「もちろん!マティアスに出兵予定の10万の兵が一瞬で焼き払われた話だろ!」
「そうらしい!我がクルーガクの兵10万を一瞬とは・・・龍だからしょうがないが・・・」
「しかもこの病はあの龍がまき散らしたものらしい。龍の呪いが解けなければ病は収まらないらしい」
「マジか!?龍怖いな!指導者たちの像も軒並み破壊されたらしいし、何が龍の怒りを買ったのか・・・」
「俺達みたいな崇高な国クルーガクだからマティアスを支配してやろうとしていたのにな!」
「可哀そうだなよ、マティアス。俺たちの国でもこんなに貧しいのに、もっと貧しいはず。それを救ってやろうっていうのに!」
「全くだ」
「呪いの龍は2匹、我々のような崇高なクルーガクだからあのような龍が現れたのだろうな」
「マティアスにはあのような龍は現れないな。クルーガクだからだ」
「クルーガク万歳!」
「クルーガク万歳!」
~マティアス内の噂~
マティアスの中ではある噂でもちきりだった。
「知ってるか?神龍の話」
「もちろん!マティアスに出兵予定の兵1500人を一瞬で焼き払った話だろ!」
「そう、それ!兵が1500人ってのもしょぼいが、一瞬で焼き払ったらしい」
「このところ飢饉ですごく貧しい生活をしていた上に病まで流行して、マティアスを略奪して乗り切ろうとしたらしいぜ」
「マジか!?兵は焼かれて、指導者たちの像を軒並み壊されて心が折れたって話らしいな」
「そうそう!」
「指導者達は暗殺されたって話もあるけど、どうすれば、ああも神龍たちの怒りを買うことができるのか・・・」
「貧しくて、苦しくて、生き地獄だったのかもな。それでも周辺の国に攻め入って略奪して何とかしようって考えはダメだよな」
「まあ、ある意味可哀そうだなよな、クルーガク。マティアスはこのところ食糧事情もどんどん良くなってるし、輝いて見えたのかな・・・哀れだな、クルーガク」
「全くだ」
「なんでもマティアスについて曲解した情報をクルーガク内で流しているらしいぜ。俺たちは相当悪者らしい」
「まじかよ」
「そうでもしないと国内の不満を抑えきらなかったんだろうな・・・」
「神龍は我々マティアスを守ってくれたのかもな」
「たしかに。実際出兵予定だった兵は出なくてよくなったから無傷だしな」
「なんでも、陛下は食料援助をするって書簡をクルーガクに送ったらしいぜ」
「マジか!?攻めてきそうだった国だろ!?お人よしが過ぎるぜ。なんでもブレーンがいるらしい」
「すげぇな。攻めてこようとした国に援助を・・・」
「なんでも何トン単位の食料を寄付したって話だぜ」
「うわー」
「でも、クルーガクは断って受け取らなかったらしい」
「うわ、終わってんな。国民がかわいくないのかな」
~クレアの屋敷内~
「ちょっと聞いた!?タケル様が『騎士』の称号を受けられるらしいよ」
「え!?それは良いニュースね!」
「でも、タケル様って『騎士』っていうより、人助けをされる方っていう印象なんだけど・・・」
「私は『商人』っていう印象ね」
「ああ、それはそう思うわね」
「でも、どうして『騎士』なんだろね?」
「確かに、今回の遠征だって、たった10人で1週間で帰ってきたらしいし」
「あれ?クルーガクに行ったやんじゃなかった?片道1か月くらいかかるんじゃなかったっけ?」
「そのクルーガクは亡ぶ一歩手前までいったらしいし・・・」
「ああ、神龍の話?あれ本当なの?雷とかそういうのを神龍って言っているだけってはなしじゃないの?」
「どうだろう?2匹の神龍を見たっていう話もあるらしいよ?」
「ちょっとどういうこと!?」
「それにしても、『騎士』の称号を受けられたなら、今度こそ『タケル様』ってお呼びするべき?」
「確かに、称号持ちだものね。でも、タケル様のことだから『タケルさんでお願いします』って言われそうじゃない?」
「確かに・・・見つからないように『タケル様』ってお呼びしてるの私たちだけじゃないみたいよ?」
「ほんと?気持ちわかるよね?」
「うん!わかる!」
「あ、クレア様が戻られたみたいよ!」
屋敷内が急に忙しくなる。
「じゃあ、シャル様にお伝えして!私はお茶の準備を!」
「はい!」
明日はアルテーシアさんが出演予定です。
昨日は、なんか450アクセスもしてもらっています。
ありがとうございます!
びっくりした~。
明日も更新は朝6時です。
よろしくお願いします。
なんか急に別の物が書きたくなって、一気に9話書きました。
こちらもよろしくお願いします。
「現代の奴隷は我が家の天使で神様は全力で幸せにする」
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