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目指せ!悪役令嬢物語!  作者: 真ん中
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NO!世直し老人一行!YES!○ロンジョ様!

シリウスの大好きなお姉ちゃんとしては早く帰ってシリウスに会いたいわけなんだが……


「そなたはフローディアから聞くに日々、人知れず悪と戦っていると聞く

そんなそなただからこそお願いするのだ

どうか呪詛を祓い、私が幼い頃のような精霊達が集う楽園のような王宮に戻してほしい」


『フォンタナー家みたいな感じに戻してほしいの

それが出来るのは闇の精霊の祝福を受けているあなただけなの!』


「……私は人知れず悪と戦っているわけじゃない

というか、私が憧れているのは悪役だ!間違っても正義の味方じゃない!」


コレ大事!

どこかの世直し老人一行を目指してるわけじゃない!

私が目指してるのはド○ンジョ様なの!


「悪役?だが、そなたのしている事は?」


「クロ……闇の精霊に喰われない為に闇を持つ人間を生贄にしているだけだ」


クロ……グルメなんだよ

しょぼい闇だと納得しないんだもんな


「ふむ、それならそなたを望む悪役にしてやろう?」


何?それはどう言う事だ!?


「そなたの為に正義の味方を用意するのはどうだ?

そうすればそなたは悪役になれるぞ」


なんですと!?




「それで……勿論お断りなさったのでありましょうな」


客間に戻った私を待っていたのは無表情のセバスチャンと顔面蒼白なアンだった

ジークフリード様の部屋であったことを伝えるとセバスチャンが開口一番に言った言葉がアレある


「勿論、引き受けてきたに決まっているだろう!」


何を言っているんだ!セバスチャン!!

だって、正義の味方作ってくれるって言ってたんだぞ!

そうしたら私は悪役になり放題じゃないか!

幸い?予定とは違った形だけれどアクヤークダの知名度もあるし

正義の味方は、なんでも光の高位の精霊の祝福を持つ女の子を中心に編成されるチームらしい

チーム!どこかの戦隊物や我が敬愛する○ロンジョ様のライバル○○○○マンのようではないか!


「お嬢様、王宮の闇に関わるべきではないかと」


クロが生贄を欲しがる

ジークフリード様に報告する

私達アクヤークダが出動して生贄から闇を吸い取る

ジークフリード様からの要請で正義の味方出動

アクヤークダ捨てセリフを吐いて正義の味方にやられたフリをする

正義の味方、喜ぶ

憧れの捨てゼリフも言えて

私も喜ぶwin-winな関係じゃないか!

ジークフリード様もヤラセだけれどなんか面白そうだしと賛成してくれた

カインから昔っからヒーローもの好きですもんねとからかわれていたけど

ヒーローものが好きなジークフリード様と悪役好きな私

何故か分かり合える気がしてきたぞ!


「さあて、早速作戦会議だ!

なんか呪詛には私しか触れないらしいからアインとアルには内緒な!

あいつらに知らせるとうるさそうだし

ぐふふふふ、この際衣装もニューバージョンにするものもいいかもな」


「お嬢様、セバスティアン様の話を」


「……アン、お嬢様は下手をすれば次の王妃になられるかもしれないな」


「まさか!ジークフリード様の狙いはお嬢様なのですか!?」


「可能性がないわけではない」


これから作られるであろう正義の味方に夢を馳せていた私は

まさかアンとセバスチャンがそんな会話をしているなど夢にも思っていないのであった


読んでくださってありがとうございました

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