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目指せ!悪役令嬢物語!  作者: 真ん中
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フィルナンド改フィルネーゼ?

それは夏の暑い日のことだった

暑くて暑くて仕方がないので庭の川で水遊びをしていた時のことだ


「お嬢様、……リリアナ様がお見えになりました」


あれ?今日リリアナ様が来る日だったか?

まあ、いいやと

ドレスに着替え出迎えると

そこにはリリアナ様よりも1回り小さい女の子?

いや、ドレス姿のフィル様がいた


「…………」


パタン


とりあえず扉を閉めておいた

私は何も見いていない

ナニモミテイナイ


「ゴンちゃん!」


フィル様は閉めたドアを開けて抱きついてくる

……相変わらず腕の力が強いですフィル様……

く、苦しい……


「ゴンちゃんゴンちゃんゴンちゃんゴンちゃん」


しかも、怖いです

フィル様


「ゴンちゃん あいたかった

あねうえばっかり ずるい ぼくも あいたかったから

ぼく きょうから おんなのこに なったよ」


いやいや、何をおっしゃっているのか分からないよフィル様


「セバスチャン!偽リリアナ様にはお帰りいただくぞ!」


「いや

ゴンちゃんも いっしょ

それで そふとくりーむ たべるの」


フィル様ソフトクリーム諦めてなかったんですね


「きょうから フィルナンドじゃなくて フィルネーゼなの」


「いや、無理に女の子にならなくていいと思いますよ」


「おうじだと あそびにいけないけど ひめなら あそべる」


「いや、普通はお姫様にも会いにこっちから行かないといけないと思うんですけどね……」


王宮に行くとロクな目にあってないからな……

行きたくないというのが本音です


「じゃあ あそびにきてくれる?

……そふとくりーむ たべたら」


ソフトクリームそんなに食べたかったんですね……


「分かりました

王宮に行きます」


今回は打たれませんように

あ!そうだ!手持ち花火をお土産に持って行こう

それにどうせならアルも誘おう!

……いや、決して1人で行くのが嫌だったわけでは……

巻き込むならアルも巻き込んでやらねば!


というわけでソフトクリームを食べながら、アルを迎えに行って王宮に行った

アルは行き渋っていたが、そんなこと私が許すわけがない

フィル様は


「らいばる あらわる」


とか何とか言っていたが、ライバル?剣の?


「そういえばフィル様、剣の稽古頑張ってらっしゃるんですね」


「うん あにうえを ぼこぼこに しないと」


満面の笑みでフィル様はそう言った

……え?イアンの奴、一体何やったの!?


「私も剣の稽古は父にしてもらっているので

手合わせしましょうか?」


「ゴンちゃんと?

……だめ……ゴンちゃんは ごりらより つよいって あにうえが いってた」


いや、ゴリラより強いって何ですかソレ?


「ブッ!ハハ!」


笑ったアルに軽く肘鉄をお見舞いする

か弱い乙女を笑うなど全く失礼な奴だ!


『そうだよね

ゴリラごとき一撃だよね』


んな訳あるか!

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