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目指せ!悪役令嬢物語!  作者: 真ん中
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精霊は侵略者!?

家に帰って夜を待つといつもの衣装に着替えて気球に乗る

いや、今回は近場なのだがこういうものは気分だな

気球に乗って登場する!

……カッコいいじゃないか!

今回はシロとハチスケとナイトには囮になってもらう

囮達に引っかかった所を捕らえるという作戦なのだが


………………


………………


いくら待っても犯人は現れない


「手下A、本当にここなんだろうな?」


ちなみにジークが手下Aでバルスが手下Bだ


「手下Aっていうんじゃねぇよ

っつか、知るか!張り込んでいきなり現れる犯人なんていねぇよ」


「ボス、あまり大きな声で話すと周りに気づかれますぞ」


「……退屈だな

囮が悪かったか……」


いや、でも見た目は猫とフェレットと犬だからな

犯人の好みだと思ったんだが……


「見張りは私共にお任せください

ボスは少し体を休めた方が……」


「ううん……、もう少し……起きてる」


ここ連日で色々あったから体が言うことを聞かない


『それならボクが代わってあげるよ?』


絶対いらない!


パシン!


両手で頬を張って気合を入れる!

眠気などに負けるものか!


そして、これまた新たに開発した「あんぱん」と牛乳を飲む


「ボス、これは?」


「張り込みといえば!

あんぱんと牛乳なんだぞ!」


「甘くて美味しいです」


アンは気に入ったようだ


「つーか、この大人数で張り込んでんだ

流石にバレてんじゃねぇのか?」


手下Aがそう言う隣で手下Bはイビキをかいている


「来たぞ!」



「イヒヒヒヒ、今日もボクと遊ぼうね

カワイコちゃん」


見るからに正気でない感じの男が

シロに斬りかかろうとするがシロはかわす

まあ、伊達に私と毎回喧嘩してないもんな


「よし、とりお」


「待て、まだいるぞ」


手下Aが私の口を押さえる


「フホホッホホ、今日も大量だね

エリオットくん」


「いいから、さっさと処理するぞ

前のように失敗はするな

ちゃんと眠らせて解剖用に連れて帰るぞ」


「フホホッホホ、エリオットくんは心配性だなぁ

こんな害獣誰も気に留めてないさ」


「そんな訳あるか!騎士団も動き出してるんだぞ!

早く、見つけないと!」


「何いってるのさエリオットくん?

ボク達は害獣退治をしてあげてるんだよ?

むしろ褒められるべきだよイヒヒヒヒ」


とりあえず3人のようだ

解剖用とか見つけるとか気になる用語があるが

まずは捕まえよう!


「行くぞ!クイーン、ルーク、ナイト!

ついでに手下Aと手下B」


「グゲ!」


寝ている手下Bを蹴飛ばしつつ

3人組の前に姿をあらわす


「小動物を虐めるなんて許せません!覚悟しなさい」


クイーン、今日もノリノリだな!

さあ、私も!


「覚悟はいいか!悪党ども!」


この私より悪役張ってんなつーの!


それからは早かった

特に体を鍛えてる訳でない少年達はクイーンのムチにあっさり叩かれ

ルークの体術で倒され

シロ、ハチスケ、ナイトに揉みくちゃにされている


……私の出番ないじゃん……


「で、なんでこんな事したんだ?

言わないと……」


「きょ、教授に頼まれたんだ!

だから、ボクらは悪くないんだよ!」


教授?


「王都に小動物の形をした侵略者が紛れ込んでいるって

ボク達はそれを退治してたのさ」


…………?

何をいってるんだコイツらは?


「……ボス、恐らくですが彼等は精霊を捕えようとしていたのではないかと……

精霊など存在しない、精霊は侵略者だと考える学者がいると聞きます

彼等はその学者の意見を丸呑みにしたのではないかと……」


「んで、その侵略者とやらを傷つけてどうするつもりだったんだ?」


「解剖して、その力の秘密を探るのさ

そうすれば、ボク達だって対抗できるはずなんだ」


傷つけて、解剖しておいて対抗する力が欲しいだ?

一体どんな理屈なんだよ


クロ、こいつらキッチリ全部食べてしまえ!


『あいよ!』


クロが闇の剣に変わった瞬間だった


「そこまでだ!」


ラビットさん率いる騎士団がやって来たのは!

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