5歳になりました!
家に帰ってしたことは
領地で作ったソフトクリームを父と母とにも作ってみた
牧場の多い領地でで作ったほどではなかったが
父も母もかき氷とは違う感触で喜んでくれたので良かった
石鹸はゼリー婆に見せたらとても喜んでもらえた
製造方法を教えたら、街の方でも作ってくれるらしい
良かった良かった
石鹸といえば……
私は母用にオシャレな石鹸を作ったのだ
それを……あのアインが!!
「おっ!いいものがあるな!
どうやって使うんだ?」
使い方を教えると
「じゃあ、貰って行くな!」
ちょっと、待て!それ母の!
仕方ないから、母のをもう1つ作っていたら
じー
柱の陰から視線が
「私も欲しいですの……
イアンお兄さん様の侍従ばかりズルいですの」
しまった!今日はリリアナ様の来る日だった!
という訳でリリアナ様にも渡さないわけには行かず
その後、思いっきり気合いを入れて母のは作り直した
しかも、リリアナ様ときたらどこで聞きつけたのか知らないが
いや、大方父だろうが……
ソフトクリームのことも知っていて作ってくれと強請られた
あのうるうる目で強請られると断りきれない……ので
作ると大喜びで2つ3つと食べていった
……お腹壊してもしらないよ
その後、フィル様に自慢したらしく
フィル様の手紙に
『ぼくも そふとくりーむ が たべたいです』
と一文、追加されることになった
……ソフトクリームは溶けるので無理です
と、そんなこんなであっという間に5歳になりました
剣の修行は相変わらず続けているが
アインには勝てるがアルには勝てない
アルは相変わらずうちにちょくちょく来ている
この間なんて
「家出して来た」
と、うちにやって来たのだ
オリオン様となにやらケンカしたらしい
直ぐに青ざめた顔のオリオン様が迎えに来たが
「○△□と結婚してフォンタナー家を継ぐから問題ない」
と、恐ろしい発言をしてオリオン様だけでなく私までも青ざめさせてた
さらに恐ろしかったのは
「○△□ちゃんはお前のお母さんになる予定だよ」
と、のたまったオリオン様の発言である
思わず
「ロリコン!」
と叫んでしまった
2人とも
「ろりこん?」
と首を傾げていたが、
ああ、恐ろしい
5歳になって婚約の話が増えているのだ
正確には私に増えているのではなく
アルやアイン、フィル様にであるが……
アルもアインもまだ女の子に興味がないようで
出てくる婚約話に飽き飽きしているようだ
そこで、私の出番である
家柄もそこそこ整っていて
私と婚約予定という形をとっておけば他の令嬢も諦めると……本気でそう思っているらしい
いやー、無理だろう……
アイン、イアンの場合はまだ副作用が解けていないので
秘密を知る私を婚約者候補に仕立て上げたいのは分からないことはないのだが
私にだって選ぶ権利はあると思うのだ!
という訳で、私は今のところ
第2王子イアンか第3王子フィル様か大公家の跡取りアルのどれかと
婚約するであろうという一見すると勝ち組であるが
実際は性格に難のある男どもに囲まれている負け組である……
あ……なんか涙が出て来た……




