祭りの正装は浴衣?甚平?
叔父様はやってくれた
目の前に並ぶのは我が家にあるのと同じ
カキ氷機や、綿あめ製造機、フランクフルトを焼く網まである!
「どうだい叔父さんもやるだろう?
最近、暗い事件があったところだからね
○△□ちゃんの言っていた『お祭り』をしてみるのもいいと思ってね」
叔父様がここまで頑張ってくれたのなら答えないわけにはいくまい!
お祭り令嬢○△□!張り切って参ります!
食べ物は屋敷の人が協力して夜店をしてくれるらしい
今回は網も多くあるので焼きトウモロコシもお願いした
あれ、美味しいんだよね
「姉ちゃん、何してるの?」
「ふはは、秘密だ」
帰るのは2日後、なので最終日の夜にお祭りをすることにした
今回の目玉は屋台でのB級グルメだが
やはりゲーム類は必要だろう?
輪投げ、的当て、今回は射的にもチャレンジしてみた
射的は銃を作るのに細やかな木を削るのに疲れた
前世なら割り箸とゴムがあったのに……まあ、無い物ねだりをしてもしようがないな
人数が多すぎるのでビンゴゲームは残念ながらちょっと無理だが
代わりといってはアレだが今回の屋台には
プリンもかき氷もソフトクリームも参加させることにした
それに森の中を使って肝試しもやる予定だ!
驚かすのは我らがセバスチャン、アン、ウィル、テイル、クロといつものメンバーだが
今回は闇の精霊であるクロも協力してくれている
……あまり怖がらせすぎないようにお願いしておいたのだが大丈夫だろうか……?
夜にする祭りということで危ないのではないかとの意見もあったが
昼過ぎから行うということで決着したらしい
今回はスペシャルだからな
お祖父様と叔父様達を労わるという気持ちを込めてビールも作っておいた!
作り方は天の御使のおかげでわかるのだが……匂いが辛かった
この体だと味見ができないので急遽セバスチャンを助手に作り上げた
自慢の一品だ!
という訳で、今回も祭りの為に私は厨房で指示を飛ばしている
屋敷のコックも総動員で祭りの準備に勤しんでいた
特に氷魔法の使い手は酷使されまくっていた
かという私も大活躍だ!
魔力の量なら今のところ誰にも負けん!
今回は浴衣も用意してみた
「なんですか!?
まさか、こんな薄着で外に出るわけではありませんよね?」
アンからはすこぶる不評だったが
「これはある場所では祭りの正装だぞ
アンの分も作ったから当日は着るんだぞ!」
「こんな姿では動けません!」
「いや、お化け役がこの衣装を着ていると怖いはずだ
きっと!」
セバスチャンとウィル用には甚平も作っておいた
「また微妙なもん作りましたね」
ウィルはそこまで嫌でないらしい
あっさりと着てくれたが
「私めの制服はこれですので……」
セバスチャンは頑なに着る気はないようだ……残念
「なあ、姉ちゃんそれ何?」
「浴衣だ!今度の祭りの正装だぞ!」
「へー、いいな
俺も着てみたい」
まかせろ!
子ども達の分も作ってみた
浴衣は着崩れると面倒なので子ども達用は甚平のみにした
「ええー、姉ちゃんのと違うじゃん!」
という声が上がったので私もアンも甚平にした
子ども達の好みを取り入れたらかなりカラフルな甚平が出来た!
子ども達に配り、あとは明日を待つだけだ!
ふはははは、今回も頑張るぞ!




