4歳になりました!
やっと4歳になりました!
母はお腹が大分大きくなって、後少しで生まれるらしい
このところ毎日、ゼリー婆が診察に来ている
そのついでにB級グルメの開発に勤しんでいる
厨房のチャーリーからも好評で時折夕食に並ぶこともある
今の目下の目的はたこ焼きソースを作ることだ!
あれからアルとアインは相変わらず遊びに来る
大体、母目当てである
母の大きくなっているお腹を撫でたり
赤ちゃんが母のお腹を蹴る振動に驚いたり
お腹に耳を当てて見たりしている
アルなんて
「お兄さんだよ、早く生まれておいで」
なんて、話しかけていた!お姉さんは私だ!
「○△□にだけは似るんじゃないぞ
マリアンヌに似て優しい子になれ」
オイ、アインどういう意味かな?それは?
そういえば、アインといえば
イアンとして孤児院を視察するようになったらしい
ヴォルフのいる孤児院だけでなく様々な孤児院を見て改善点や
どういう援助が必要かなどを学んでいるそうだ
字の読み書きと簡単な計算を普及させるようい動いているらしい
たまにアインとしても遊びに行っているようだ
遊びに行く時は私も誘えと言ってあるのに!
変わったことといえば、そうそうオリオン様だ
あの病弱の塊だったオリオン様だがあれから毎日散歩を続け
私への言葉通り精霊との契約解除の方法を調べてくれているらしい
精霊に詳しい専門家とも語り合ったりしているそうだ
ベットに寝たきりということもなくなり
肉食系なお嬢様方に狙われているらしいが
前妻オフィーリア様一筋なオリオン様は華麗に交わしているらしい
……私はただ、令嬢達のアプローチに気づいていないだけなんじゃないかと思っている
罰ゲームの件だが
ネコミミは感情が昂らない限り出てこないようにすることが出来た
でも、テイルの気分次第で勝手に生やされる
母のと父には
「可愛い」
と好評だが、ジュリアスなどこっそり触ろうとしてくるので大変だ
あと、ネコミミのおかげか木登りが一層得意になった
前までなら乗ったら折れるだろうなという枝でもヒョイと登ることができる
今なら屋根の上でも登ることができるほどだ
……実際に登って、セバスチャンに怒られたのはいうまでもない
もう1つの罰ゲームだが
うちに侵入して来た泥棒やアルの家に侵入して来た泥棒を与えてみた
『え?なにコレ?ショボいんだけど?』
大変、不服だったらしく
もっと美味しいものをと請求されている
そろそろヤバい気がする……
「セバスチャン例のリストは出来たか?」
「お嬢様、私は賛同しかねます」
「おおセバスチャン!お前は私があんな黒靄に食べられてもいいと!?」
「…………そうは言っておりませんが……ご用意できておりますよ」
流石セバスチャン!
これは長年温めていた計画を実行する時が来たということだ
アンとセバスチャンを部屋に呼ぶ
「……お嬢様これは何ですか?」
アンが最高傑作達を指差す
「衣装だ。私が私のまま出掛けて行ったらバレバレだろう
だから、変装用に衣装を作ってみた。
これ、アンの衣装な
こっちはセバスチャン
で、これが私だ」
各自に衣装を渡す
顔を引きつらせながら着替えるアン
「防御の加護縫いしてるから怪我もしにくい優れものだぞ!」
私の衣装は全身黒っぽい布で覆われている
顔は髑髏のマークで覆い
顔が見えないようにしてある
イメージは○面ライダーの敵役○ョッカーである
ちょっと威厳を出す為にマントと杖も付けてみた
ついでに普段は下ろしている髪をツインテールにしてみた
「お嬢様……」
セバスチャンは顔は白い仮面で上半分だけ覆い
ヴァンパイア風味にしてみた
いつも整えている髪をオールバックにしてっと
……あまり変化がないな
まあ、顔がバレなければいいか
「お嬢様……?本当にこれ着ていくんですか?う、嘘ですよね?」
我らがアンには私の敬愛する○ロンジョ様の衣装をイメージして作ってある
アンは12歳という年齢の割に発育がいい
あと数年すればボンキュボンも夢じゃないという夢のような体型だ
なので、敬愛する○ロンジョ様の衣装をモデルとし
胸を強調する衣装にしてみた
色は黒の中に紫を入れてある
アンは顔の上半分を金色の仮面で覆っている
そしていつも固く結んでいる髪を緩くウェーブさせた
「うん、アンよく似合っているぞ!」
本当は私が○ロンジョ様モデルの衣装が着たかったのだが似合わなかったのだ
……壊滅的に……いかん、目から水が……
「似合ってるも何も!こんな衣装着て歩いたら痴女じゃありませんか!」
「問題ない!」
「問題あります!」
うーん、今日はやけに嫌がるなあ
「アンシェリー、お嬢様はこれから人を人とも思わぬ輩と戦わなければなりません
その時に、私とお前がワザと人目を惹くことで御自分の身を守ろうとされているのだ」
え?いや、そんなこと考えてないよ?
たださ、やるならどうせならコスチュームも凝ってみたいなって思っただけで
「お前がムチの訓練を欠かしていないことを私は知っている
今こそ、その力を発揮する時だ」
え?アン、ムチ使うの!?
「で、ですがセバスチャン様、こんな破廉恥な格好でなくても!」
「格好など些細な問題ではないのか!お前は何の為にここにいるのだ!」
「お嬢様をお守りする為です!
……はっ!私が間違っておりました!
お嬢様をお守りする為ならば格好など些細な問題です!」
「そうだな、行くぞアンシェリー!」
「はい!」
熱き師弟愛だよ……な?
「戦力は多いに越したことありませんからな」
ボソっとセバスチャンが呟いた一言は心の中に留めるだけにしておいた
さて、今回のお食事は……?




