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第二部、終了時までのあらすじ。人物紹介。

第三部 流域編から読み始める方、

また第二部 領都編を振り返りたい方へ向けて、

第二部 領都編のあらすじと主要キャラクター紹介を掲載いたします。



第二部 領都編 終了時点


◆◆主要キャラクター紹介◆◆

(第二部アップデート版)


◆ 岩ノいわのやま

異世界へ漂着した元力士。巨体と怪力だけでなく、その温かい人柄で村の信頼を得ている。大荷車「山神号」を一人で引ききって領都への交易を成功させ、村の発展に大きく貢献する。



◆ リク

「山神の宿」に暮らす少年。岩ノ山と共に山神号で領都へ旅立ち、持ち前の観察力と行動力で買い出しや将来のための交渉を立派にやり遂げる。ミリアと協力して紫安草のプランター作りを進める。



◆ ダン

山神村の村長代理。元軍人としての厳しい目を持つが、かつて自らも関わった山砦や折れた石橋の過去と向き合い、村の未来のために領主候補セドウィックと対峙する。



◆ オルガ

「山神の宿」の女将。相変わらず温かい料理と器の大きさで宿を支える。岩ノ山からお土産に「深緑の手鏡」を贈られ、柄にもなく照れながらも大いに喜ぶ。



◆ ミリア

オルガに引き取られている少女。リクが領都から買ってきてくれた薬草の古書(図鑑)に目を輝かせ、冬の間も使える傷薬草「紫安草」の栽培を発案するなど、前向きに村に貢献し始める。



◆ ココ

オルガの娘。領都からやってきた「もこもこ毛ウサギ」に大興奮し、毎日熱心にお世話や毛摘みに励んでいる。岩ノ山からもらった大きなリュックがお気に入り。



◆ グレン

偏屈なエルフの補修屋。道具の限界を感じていたところ、岩ノ山たちから「ドワーフ鋼のノミ」をお土産に贈られ、不器用ながらもその切れ味と心遣いに満足する。



◆ ヤール婆さま

山神村の長老。村の行く末を静かに見守りつつ、セドウィックに対し「もし異邦人である岩ノ山が故郷へ帰る道があるなら教えてあげたい」と心の内を明かす。


◆ ベス

行商人の娘。領都で岩ノ山たちと再会し、案内役として商家の自宅「黒熊屋」へ二人を案内する。



◆ バナード(通称:黒熊)

第一部では商人という呼称で登場していた。領都の大商会「黒熊屋」の主人。熊のような体格の豪快な商人。山神の岩塩の品質を絶賛し、リクたちの意気を買って毛ウサギや牧草の手配を裏で整えてくれていた情に厚い人物。


◆赤鼻

領主家に仕える調査官。第一部で測量士として山神村を訪れ、二部では領都でセドウィックに村の劇的な変化を報告する。セドウィックが山神村の「現実」に目を向けるきっかけを作った人物。酒好きで、仕事の後の一杯を何より楽しみにしている。


【第二部からの新キャラクター】


◆ セドウィック・バレント

領主家の若き領主候補。調査報告の「数字」と村の「現実」のギャップを確かめるため山神村を訪れる。村での体験や「折れた石橋」視察を経て、行政として村の復興と橋の修復を心に誓う誠実な青年。



◇◆◇◆



◆ 第二部「領都編」あらすじ ◆


【新たな一歩と領都への旅】

(第1話〜第3話)


 塩坑が復旧し、次の課題は採掘した岩塩を街へ運び、村に必要な物資や家畜を仕入れることだった。


 村総出で古い四輪箱荷車を修復し、大荷車「山神号」を完成させた岩ノ山とリクは、自らの足で旧街道を進む交易の旅へ出発する。


 野営や峠越えを乗り越え、たどり着いたのは巨大な切石積みの城壁が聳える「領都」。人力で山神号を引く岩ノ山の巨体に城門の兵士たちは仰天するが、無事に入城を果たし、行商人の娘ベスとの再会を経て大商会「黒熊屋」を目指す。



【繋がる交易と未来への約束】

(第4話〜第6話)


 黒熊屋の主人バナード(黒熊)と対面した二人は、納めた岩塩の極上の品質を高く評価される。村の将来のために「牧草の種」と「もこもこ毛ウサギ」を買い取りたいと申し出るリクに対し、黒熊は馬を飼う厳しさを教えつつも、陰で村の未来のための手配を進めてくれていた。


 二人は村の仲間たちの顔を思い浮かべながら買い出しを行う。グレンにはドワーフ鋼のノミ、オルガには深緑の手鏡、ミリアには薬草の図鑑を選び、温かな想いとともに村への帰路に就く。


 その頃、領主館では若き領主候補セドウィックが調査官から報告を受けていた。

数字の上では限界寸前だった山神村が、一人の異邦人の登場と塩坑復旧によって急速に活気を取り戻していることを知ったセドウィックは、自らの目で確かめるため山神村訪問を決意する。



【実りの秋と訪れた領主】

(第7話〜第8話)


 無事に村へ帰り着いた岩ノ山とリクを、村人たちは大きな歓声で迎える。

持ち帰った牧草の種やウサギ、それぞれへ贈られたお土産に村中は温かな歓喜に包まれる。


 ミリアとリクは冬の傷薬用に「紫安草」を育てるプランター作りを始めるなど、村は着実に豊かさを増していく。 そこへ、ヤール婆の知らせ通り、領主候補セドウィックが到着する。


 書類上の荒廃した数字と、実際に目で見る村の温かな営みや美味しい塩魚の味、そして子供たちに優しく接する岩ノ山の姿を前に、セドウィックの心は静かに揺れ動いていく。



【過去を超えて、未来へ繋ぐ道】

(第9話〜第10話)

 セドウィックはダンたちと共に、かつて30人の村人が命を落とした国境の「山砦」と、奈落へ落ちた「折れた石橋」を視察する。


 かつての賑やかな交易の歴史や村の痛みに触れたセドウィックは、「この橋を直す。人が行き交う姿を見たい」と強く誓うのだった。

 

村の日常に混じり、早朝のパン焼きや泥まみれになりながらの仕事を体験したセドウィックは、村人たちと心を通わせていく。


 岩ノ山の圧倒的な優しさと力強さに触れたヤール婆から「あの子の故郷への道があるなら教えてあげたい」という願いを託されたセドウィックは、再会と橋の修復を約束し、晴れやかな笑顔で領都へと戻っていくのだった。

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