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「ねぇ、ティナ」


「なんですか?」


セシル様は踊りながら、話しかけてきた。


「いつセシルって呼んでくれるの?」


「!?」


「ジェレミーには呼び捨てするのにね…)


(きゃ///// セシル様可愛い。拗ねてる/// ムッってしてる!ムッって!)


「そ、それは…」


「それは?」


「その…大好きな人を呼び捨てで呼ぶのは特別な事で、平常心で言える自信がないからです/////」


それを言い切った途端私は俯いてしまった。


(きゃ///// 言ってしまった!恥ずかしい/// だって好きな相手こそ気軽に呼び捨てなんて出来ないもん!言った途端、心臓が止まりそうで怖いんだもん!)


少しダンスしてたら、急にセシル様は止まった。いつの間にか曲が終わってたみたいだ。だがしかし、セシル様はさっきから無言のままだ。


(え、何この空気。な、なんか怖い…)


「か、」


「か?」


「か、可愛い!ティナ可愛い過ぎ!あー、もうそんな事他の男に言っちゃダメだよ?そんな事言ったら、僕、君の事監禁しちゃいそう///」


そう言いながら、セシル様は私に抱きついた。


(ちょ!?セシル様!?会場の真ん中で抱き合うのは恥ずかしいです!皆さんが見てます!あと、なんかちょっと怖い事言った気がします!スルーしよ!うん。スルー大事)


「ティナお願い。セシルって呼んで。」


「で、でも…」


「お願い…」


セシル様はちょっと潤んだ瞳でそうお願いしてきた。


(私、この顔に弱いのよ!くっ、セシル様、セシルの武器わかってらっしゃる///)


「セ、セシル」


「もう一回」


「セシル」


「あー、もう」


そうセシル様が言った後、自分の頬に柔らかい感触が感じた。


その感触を感じた途端上を向いたら、セシル様はニヤリと笑ってたのだ。そして私は気づいた。セシル様が私の頬にキスしたと。


私はまた顔を赤くして、キスされた頬の方を手で隠し、フリーズしてしまった。


「あーあ、僕はこんな可愛い婚約者が居て幸せだな。ここまで頑張ってきて良かった。ティナが僕の将来の奥さんになるんだよね… もう未来が楽しみで仕方ないよ!」


「わ、私もセシル様…、いえ、セシルとこれからも一緒に居られるのが幸せ過ぎるわ。もう心臓が飛び出すぐらい!これからよろしくお願いしますね。未来の旦那様!」


「ああ、よろしくな。未来の可愛い奥様」


今度こそ私達は抱き合いながら、唇同士でキスをした。


________________________________________


「あの2人…、会場の真ん中で何してるんだろうね…」


「さぁな。幸せムードでも見せびらかしてるのだろうな。」


「さっきの修羅場とムードが大違いだよ。」


「そうだな。」


「あーあ、2人の世界に入ってるし… 僕も出会いたいな。大好きになれる人。」


「お互い頑張ろうじゃないか。」


「そうだね…」


「「はぁ」」


独身男性のジェレミー殿下と次期公爵のダニエルの会話でした。


(大丈夫… あんたらは美形だから、すぐ可愛い嫁が出来るよ。ほら、そこら中の令嬢達があなた達をロックオンしてる…) by 天の声(作者)



↑何故かコメディ要素を入れたかった。

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