93: EP5-16 シルバーライニング
ヒトは脆い。
それは私が一番よく分かってる。
そりゃそうさ、私だって死ぬ時は死ぬんだよ?
ただ...
いくらでもごまかしは効く、ただ、それだけさ。
西暦3020年11月23日、協定宇宙時10:00
地球近傍、6000万km付近
独立遊撃艦隊セイバー第1艦隊、威力偵察隊アビス
静寂は破られる
──Side: 三人称視点
『アビス0-1より0-2。 聞こえてるか?』
『0-2通信良好。 何かあったのか?』
『前方20万キロ。 3隻のESF艦だ。』
コックピットの中、アビス0-2──ローランドは通信に応じる
相手はアビス0-1──シオンハートだ
『──一旦船に戻る。 接近し交戦...か?』
『ふむ... そうだな、一旦戻ってくれ、ローランド。』
第1艦隊バトルワーカー大隊の大隊長、シオンハートが自ら率いる威力偵察隊はここしばらく増加しているESFの活動を偵察していた
そして、母艦としているガラテア級重巡洋艦『ヴァレンチア』の長距離スキャンが小規模な敵艦隊を察知したとシオンハートが告げる
ライブラを駆り、船外に出ていたローランドがバトルワーカーハンガーに戻る
本来ガラテア級はバトルワーカーの運用を前提に設計されているわけではないが、小規模なバトルワーカー部隊を運用できるようなハンガーが空きスペースに増設されていた
ハンガーにライブラを駐機させ、コックピットから降りたローランドは近づいてくる人影を確認する
「ローランド・エリソン。」
「グローリアか。 どうした?」
セイバーの技術士官、ライブラの設計者
グローリアだった
タブレット端末を片手に、グローリアが口を開く
「先ほどの稼働データを見た。 背部左のスラスターの出力が若干不安定になっている。 リアクターからの供給路に何か問題が起きているかもしれない。 今すぐ問題はないだろうが、今度基地に戻ったら一度詳しく整備したほうがいい。」
「分かった、戻ったら頼む。」
「それまではディケに補正させておこう。 彼女はこういうことも得意だからな。」
『えぇ、お任せを。 今のうちにデータを元に補正しておきます。』
「では、私は今のうちに計画を考えておく。 呼び止めてすまなかったな、ローランド・エリソン。」
「構わないさ、グローリア。」
いつも何を考えているか分からない無表情を変えずにグローリアが離れていく
『用事は済んだかローランド? ちょっと指揮所まで来てくれ。 話したいことがある。』
「了解、准将。」
通信でシオンハートに呼ばれたローランドが船の指揮所に向かう
指揮所に入室したローランドをシオンハートが迎える
部屋には他にも数人のメンバーがいる
顔ぶれを見るに、この船の上級メンバーが集められているようだ
「ローランドも来たな。 よし、早速本題に入ろう。 この先に展開しているESF艦隊を長距離スキャンで精査したが、珍しい艦船が含まれていることを確認した。 これを見てくれ。」
「これは...」
指揮所の中央にある3Dホログラフィック表示を浮かべるテーブルに新しいホログラフィック表示が映し出される
「ESFの特殊電子戦巡洋艦、アネッタ級だ。 水星、海王星間を単艦で通信できるほどの超高性能通信設備を備えた艦で知られている。」
「通信艦か。 確かに火星圏付近には通信艦を含めた艦隊がちょくちょく来てはいるが...アネッタ級は見たことがないな。」
部屋にいるメンバーのうち、船の通信科を率いるリーダーがそう口にする
「そうだな。 ESF全体を見てもこの艦は3隻ほどしか実存が確認されていない。 そのうちの1つが今、ここにいるというわけだ。 目的は不明だが...」
「...可能なら拿捕したいな、何か重要な目的があるかもしれない。」
艦長がそう漏らす
「私も同意見だ、艦長... 交戦許可は問題ない。」
「大隊長准将閣下がそう言ってくれるなら有難い限りだ。」
「ならば交戦し、拿捕を図る。 まぁ、上手くいかなければ撃沈も当然視野にな。」
「そうするとしよう。 通信科、全艦に通達。 前方20万キロの敵艦隊と交戦し、これらを拿捕する。」
「了解、艦長。」
指揮所の面々が動き出す
「あぁ、艦長。 私もバトルワーカーで出る。 以降の指揮は任せるが、バトルワーカー隊は私に任せてもらって構わない。」
「了解、シオンハート准将。」
「頼んだ。 よし、ローランド行くぞ。」
その言葉と共に、シオンハートとローランドは部屋を出る
そして、速足でバトルワーカーハンガーへと向かう
その頃、目標とされたESF艦隊では──
「通信中継に問題はないか?」
「今火星との通信信号を確立しています、艦長。 もう少し...」
艦隊の旗艦であるアネッタ級特殊電子戦巡洋艦『アネッタ』のブリッヂでは作業が続いていた
「これ以上火星圏を抑えられたままというわけにはいかない。 少しでも情報を集めるしかないぞ。」
「信号強度は不安定ですが... 少しずつ信号をロックしています。」
火星圏を失って以来既に8か月が経過していた
地球や金星での食料備蓄はほとんど底を尽き、年明けにも餓死者が出始めるであろう様相を呈していた
反撃の要である軍には物資は可能な限り優先的に回されているものの、それすらも慢性的に不足していた
「作戦まで後2週間... 状況がある程度でも掴めればな...」
「...」
艦長の呟きに、横に座る副長が目を伏せる
何かを考えているようだ
「...っ、艦長、ドリスより入電、こちらに超高速──いえ、ワープ反応を確認! CAU艦隊です!」
「発見されたか! 交戦準備!」
長距離通信のためにシステム処理を集中させていたために解像度の落ちていたアネッタのセンサーが僚艦のドリスに少し遅れて現在地に今にも到達しようとしているCAU艦隊を察知する
「通信科、信号の確立を一時中断、ドリス、パウラとの通信を優先。 センサー強度を戦闘強度に戻せ。 それから交戦許可も伝達しろ。」
「通信科了解。」
「続けて航行科、戦術科、戦闘配備!」
艦長が指示を出す中、ついにCAU艦隊が宙域にワープアウトする
両者の距離は約100キロ、艦隊戦においては長距離に分類される距離だ
「戦術科、砲術科、適時敵艦をロック、攻撃せよ。 航行科、敵艦との距離を一定に保て。」
「了解!」
戦いは幕を開ける
対するCAU艦隊旗艦『ヴァレンチア』では...
「ワープ完了、ESF艦隊との距離100キロ。」
「誤差100キロ、想定範囲だ。 通信科、ラリッサに通達。 マイクロジャンプドライブを敵アネッタ級にロック。」
「了解。」
「それともう一つ、全艦に... なるべくクリティカルな狙いは外し、スラスターなどを優先して狙うように通達だ。」
「了解。」
指揮所で艦長とそれぞれのリーダーが指揮を交わす
そこに一つの通信が入る
『艦長、ワープディスラプターを試してみてはどうだ?』
「准将、あれはまだ実験的で──」
言いよどむ艦長に通信越しの、愛機マリエルのコックピットに座るシオンハートが言葉を重ねる
『ならば余計にだろう。 安心しろ、敵艦はこちらで牽制する。』
「了解した、准将。 通信科、エイナルに通達。 ジャンプ後、敵アネッタ級にワープディスラプターを指向。」
「了解。 艦長、ラリッサより入電、ジャンプドライブ起動まで10秒!」
「全ステーションへ、ジャンプに備えろ!」
デスピナ級ディスラプター駆逐艦『ラリッサ』のEPARが大量のエジタイト粒子供給を受けオーバーロードする
その圧倒的な出力を瞬時にマイクロジャンプドライブに投入し、機関が目覚める
次の瞬間、艦隊はその場から姿を消し、そして、ESF艦隊の直近に再出現する
「距離8キロ!」
「全ステーション、交戦開始だ!」
『バトルワーカー全機、射出開始!』
ヴァレンチア後部のバトルワーカーデッキから次々とバトルワーカーが発進する
突然の出来事に明らかにESF艦隊の動きが鈍る
事実、アネッタのブリッヂでは──
「敵艦隊直近に出現! ジャンプ反応を確認!」
「何だと!? 新手か!?」
「いえ...先ほどの艦隊です!」
「どういうわけだ? 事前の兆候もなくジャンプするなどと!」
未だ存在を広く知られていないマイクロジャンプドライブにざわつく室内に大声が響く
「ええい、どちらにせよやることは変わらん!」
急に始まった超至近距離での交戦に状況は加熱する
しかし、そもそもCAU艦隊とて何の勝算もなく近づいているわけではない
事実として、それはガラテア級のヴァレンチアを中心とし、新型のデスピナ級2隻を含めた6隻の艦隊であり、数の上だけでも倍の差があったのだ
その上、ESF艦隊にとっては最悪なことに、この場にはCAUバトルワーカー部隊の最強格たるパイロットが2人もいるのだ
「ディケ、スラスターに問題はないな!」
『はい、出力のばらつきにある程度の規則性を見つけましたので、元の出力をリアルタイム制御して安定させています。』
「いい仕事だ!」
出撃してきた敵バトルワーカーを視界に捉えたまま、ローランドが叫ぶ
ライブラの手にはこの機体と最初から共にある──改良はされてはいるものの──携行サイズのレーザーライフルが握られている
照準を定め、トリガーを引く
十分な太さを持ったレーザーは一直線に宙を駆け、その狙いのままに敵バトルワーカーを貫く
「まずは1つ!」
リアクターの崩壊の余波で敵バトルワーカーが爆発四散するのを見つつ、機体を更に進める
ちらりとレーダー反応を見ると、いつものようにマリエルの反応が出ては消え、また消えては出て、を繰り返している
あれに襲われたパイロットは何があったか分からないままに死んでいるだろうな、と自分の事は棚に上げつつローランドが思考する
『エイナル通信科より全ユニット、こちらはアネッタにワープディスラプターを指向中。 効果が出ているかは定かではないため、推進機関の無力化を優先せよ。』
『ヴァレンチア了解、各艦は攻撃を続行せよ。 通信終了。』
ローランドの座るコックピットの中、球形モニターにはシステムにより補正された強化ビジョンに友軍艦であるエイナルから敵アネッタ級に向けて指向される波紋のようなものが映っている
「...ディケ、距離...5キロ。 アネッタまでの突撃は?」
『出力問題ありません。 いけますよ。』
「オーケー... 制圧する!」
敵機を切り伏せながらローランドが次なる行動を決断する
そう──敵旗艦への突撃だ
次の瞬間、ライブラはスラスターを全開に、一直線に加速する
目指す目標はただ一つ、迷うことはなかった
戦闘開始からほんの一瞬、また互いに目立った被害らしい被害も出ていない状況ながら、アネッタの艦長は既に先のことを悟っていた
いや、艦長のみならず、ブリッヂのメンバーは皆感づいていたことだろう
純粋な数の上においても、それぞれ個々の戦闘能力においても、彼我には大きな差があるということを
「敵艦に着弾していますが損傷が見られません、観測によると着弾時に一瞬環境シールドに似た強力なエネルギー反応が確認されています。」
「機関室より入電、ワープドライブに異常発生、出力が急激に低下しています!」
「ドリスより緊急通信! 機関部に被弾、出力低下!」
ブリッヂを飛び交う報告はそのどれもが決して良いものではなかった
そもそも、旗艦であるアネッタの装備は通信、電子戦に特化しており、純粋な戦闘能力だけで言えば僚艦のアパラチア級巡洋艦『ドリス』、そして『パウラ』の方が上だった
今もそれぞれの艦の主砲はCAU艦に向けられ、近接防衛火器は肉薄するCAUのバトルワーカーへと向けられていた
時々バトルワーカーに近接防衛火器が着弾し、撃墜する姿は見られるものの、未だにCAU艦に損傷を与えている様子は見られなかった
そう、最も突出してきている一回り大型の──ESFの兵士には知る由もないが、旗艦たるヴァレンチア──艦は、どのような被弾にも狼狽えている様子は見られなかったのだ
交戦距離は既に5キロを切っており、お互いの砲撃は実弾、レーザーを問わず一瞬で着弾する領域であり、また、バトルワーカー同士もその間をせわしなく駆け回っていた
「パウラ、機関部に直撃! 重要防護区画が貫通されました! 総員退艦を発令しています!」
「ドリスより入電、機関喪失、予備電源で戦闘継続。」
技術開発競争で一歩先んじたCAUに、この場は分があった
結局、ESFは戦争をするための準備ができていなかったのだ
「戦術科より艦長、撤退を具申します! 我が艦のみでも離脱すべきです!」
「航行科よりも具申します。 ワープドライブは現在出力60%まで低下、依然として出力は低下しつつあります。 これ以上は持ちません!」
未だCAU艦には損害を与えることはできておらず、それどころか自分達は壊滅寸前
増してや、この貴重なアネッタ級を失うことは絶対に避けなければいなかった
「パウラ、機関部に誘爆、轟沈しました!」
「ドリスより入電、全砲塔が無力化されたとのことです。」
僚艦は既に沈むか、戦闘能力を失っていた
副長はそれらを聞きながら、艦長の決断を待っていた
彼が決断を下す直前、『それ』は唐突に訪れる
『それ』はアネッタの上面、少し開けた構造になっている部分に降り立つ
当たり前ではあるが、近接防衛火器の射角の内側であり、迎撃などということはできない
『それ』はバトルワーカーであり、全身黒ずくめの装甲に、いくつかの白い発光するラインが走っている
そして、『それ』──ライブラは、ローランドは近距離の全帯域通信を発する
『あー... アネッタ、だったか? この通信が聞こえていることを期待する。 言うまでもないだろうが、お前達の生殺与奪の権は俺達の手の上にある。 ...大人しく艦を明け渡すのなら、命は保証する。 30秒待つ。』
何のことはない
シンプルな降伏勧告だった
アネッタのブリッヂは艦の深部、戦闘指揮所を兼ねた重要防護区画の中心部にあり、外を直接見ることができるわけではない
しかし、外部の映像を映すモニターを通じて、その機体を見ることができた
それを聞いた艦長が返答を伝えるため、口を開く
「CAUよ、我々は決して屈しない! 殺すというのなら好きにすれば──」
「なぁ、もうやめようぜ。」
艦長の横の席に座っていた副長はそう呟き、いつの間にか取り出していたハンドガンを艦長の頭に向け──
「偉大なる艦長閣下は敵との交戦中、名誉の戦死を遂げられた── 規定に従い、本艦の副長であり、また現時点で最高階級となる俺が指揮を引き継ぐ。 異論がある者は申し出るように。」
実のところ、彼は内心、停戦を望んでいたに過ぎない
守るべき国民が、友人が、家族が、無駄な戦争で疲弊する姿をこれ以上は見たくなかった、そういう話であった
もちろん、自分の身だって可愛かったのは事実だろう
副長はこの船が積んでいる情報がどれほど重要なのかをよく理解していたし、それに漏洩によってESFの次なる作戦が失敗に終わるであろうことも理解していた
だからこそ、例えESFが敗戦に終わったとしても、一日でも早く戦争が終わることに賭けたのだろう
「CAUのバトルワーカーへ告ぐ。 本艦はただちに武装解除し投降する。 乗組員への寛大な処置を希望する。」
そして、戦いは終わった
西暦3020年11月24日、協定宇宙時14:32
海王星近傍、海王星近傍コロニー001
連合協定標準省本部、CAU軍情報総局、作戦室
「アビスリーコンが持ち帰った情報によりESFの作戦が露見した。 作戦名はシルバーライニング。」
連合協定標準省本部ビルの一室に構えられたCAU軍情報総局の作戦室では緊急会議が開かれようとしていた
部屋にいるのはその誰もがCAUの最上層部に位置する人間のみであり、まさに今、CAUの今後を決めるような会議が始まろうとしていたのだ
場を取り仕切るのはシルバースピアの指揮官、サイラス・セイバーと、CAU軍統合司令官、マクミラン・ジンデルであった
最初に切り出したサイラスに続き、マクミランが言葉を繋げる
「作戦の概要はこうだ。 地球圏より内側に残った全てのESF艦隊を地球の衛星、月にある宇宙港、ルナ・ゲートウェイ・ステーションに結集させ、火星圏に駐留するこちらの艦隊を叩く。 そして、火星圏の支配を奪還し、再び戦況を振り出しに戻す... 決行は今から約2週間後。」
「連中にしてみれば、起死回生の...いや、最後の賭けだろう。 失敗に終われば、太陽系全域の制宙権は俺達のモノになる。 」
再びサイラスが言葉を重ねる
そして、部屋のモニターに映っていた別の人物が口を開く
『連合本部は全ての要員に実行権限を与える... 言いたいことは分かるな?』
「予算は?」
短く切り揃えた金髪に、黒縁眼鏡が飾る青い瞳、身長は180センチほど
モニター越しに会話に参加するその人物の横に、ラベンダー色の腰まであるロングヘア、その髪と同じような色をした瞳の身長170センチほどの女性が並び立つ
『そうね、フルアーマーの制限なしでの使用を許可する、って言えばアナタには伝わるかしら、サイラス?』
「分かりやすくて助かるな、シーラ。 ほとんど無制限、か。」
『ああ。 シーラの言う通りだ、サイラス。 ESFに引導を渡すためであれば、これが最後の投資になるだろう。 マクミラン、同じくアマテラスの投入を許可する。』
「承知した、ヴェントゥーラ議長。」
モニターに映る2人の人物──
女性は、サイラス・セイバーの配偶者としても知られ、また、シルバースピアの恐るべき経理担当としても知られる──
シーラ・セイバーだ
もう1人、男性はというと──
アメーリア・ヴェントゥーラ、コロニー協定連合体本部議長
公にその存在を知られることのない──CAUの現在の指導者だ
あぁ。
奇妙かい?
それはそうだろうね。
だけど、知らないとは言わせないよ。
私は、最初からいくつものヒントを出してきたんだ。
ESS。
連合協定標準省。
連合本部。
サンクチュアリ。
『マクミラン、それにサイラス。 こちらは万が一のデイモスの攻勢に備えるため、十分な戦力を残す必要がある。 従って、太陽系に今ある戦力を使ってもらうしかない。』
ヴェントゥーラがそう冷静に告げる
「ミッチェルに言っておいてくれ、ヴェントゥーラ。 ジャッジメントにクラスBの戦力投射を要請しろ、とな。」
『分かっている、サイラス。 ジャッジメントの本部護衛艦隊だろう。 本当に出てくるのか?』
「デイモスが艦隊を動かせば間違いなく、な。 どちらにせよ言うにはタダだ。」
『それもそうだな。』
まぁ。
これは私の、私達の責任でもあるからね。
「さて... 話が逸れすぎる前に本題に戻ろう。 これより、我々はESFの最終攻勢、シルバーライニングに対抗し、また、この戦争を終わりにするための作戦、オペレーション・シージアースを発動する。 準備期間は1週間... 詳細を詰め、ESF艦隊がルナ・ゲートウェイ・ステーションに結集したところを叩き、引導を渡す。 そして... ESF首都、ワシントンD.C.を攻略する。」
随分と待たせてしまったね、皆。
恐らくは、これでこの物語は一つの結末を見ることになるんだろう。
ただ、その結末がどうなるかは、私にも分からない。
...私と共に、最後まで見届けよう。
もちろん、ここまで来たんだ、一緒に来てくれるだろうね、『読者様』?




