9-9 出立の時 『後編』
「リザに《ロード・トゥ・ヘヴン》を継がせるって事は、彼女を『聖騎士』にするって事ですか」
《ロード・トゥ・ヘヴン》は特殊技能の中でも珍しい部類に入る。本来なら、本人の人格や過去、信念や行動などが凝縮されて発現するのが技能なのに、これは人から人へと移動していく。条件さえ整えば、対象選ばずに、継承されて強くなっていく技能だ。
言い換えれば、数百年に渡って何百人もの怨念を積み重ねている。それゆえ、既に人の器では扱いきれない領域に達し、冒険者の中でも最高峰に位置するローランですら、五分も使い続ければ体が耐えきれずに砕けちる。
その上、この技能を継承した者は寿命が定められてしまう。
二十五歳。
『聖騎士』であり『招かれた者』であった最初の所有者が死んだのと同じ年の頃までしか生きられない。
現在の所有者であるローランは二十二。まだ未来溢れる若者であり、彼が世界に貢献できる事は計り知れない。だというのに、この命はあと三年足らずで潰えるのだ。
そんなローランがリザを次代の所有者に指名しているとなれば、驚くなという方が無理だ。
「勿論、彼女の意思を尊重する。それに《ロード・トゥ・ヘヴン》を継承したからといって、法王庁に属して、『聖騎士』の名を継ぐことも望んでいない。これは法王庁からの要請では無く、単なる僕個人の希望だ」
「だとしても、なんでリザなんですか。彼女は……その力を間違いなく復讐に使いますよ。それこそ、自分の身も省みずに」
リザは精神的に脆い一面がある。
自らの家族を奪った帝国と、その象徴であり絶対者である『勇者』に並々ならぬ憎悪を抱いている。その凄まじさは時に、彼女の元に唯一残った妹の身を省みない行動へと駆り立てる。
そんな彼女が、絶対の力とでも呼べる《ロード・トゥ・ヘヴン》を継承して使わずに居られないはずだ。
「リザがその力を手に入れれば、真っ先に帝国に向けて使うのは、ローランさんだって理解しているでしょ」
リザとレティの生い立ちは今回の騒動を経てダリーシャスもローラン達も知った。それゆえ、彼は王宮滞在時に、リザと率先して稽古を付けていてくれた。少しでも強くなりたいという彼女の気持ちを汲んでくれたと感謝していたが、これでは彼女を地獄に手招く悪魔である。
「リザ君がそのまま修羅道に落ちて散るかどうかは、彼女が決める事だ。力を得た事で、道を踏み外す可能性は十分にあり得るし、あるいはそれを自制する術を手に入れるかもしれない」
「そこまで分かっているなら、なんで背中を押すような真似を!」
思わず声を荒げたレイに、ローランは予想も付かない答えを口にした。
「この力を今の法王庁に残していくのは危険なんだ」
一転して苦渋に満ちた表情での告白にレイは口を噤んだ。
武装神官の長であるはずの『聖騎士』の口から発せられた内容とは思えなかった。
戸惑うレイに対して、ローランは続けた。
「君は、今の法王が誰か知っているかな」
「いえ、知りません」
「そうか。現法王、フランチェスカ・ブルクアイはまだ幼い少女だ。多分、エトネちゃんとレティちゃんの間ぐらいだね」
二人の年齢の間といえば、おそらく十かそこら。ラシードと同じぐらいの少女が、エルドラド最大規模の宗教国家の長だとは信じられなかった。
しかし、その後に続く言葉にレイは度肝を抜かれた。
「そして僕の妹に当たる」
「そうなんですか!?」
自分でも驚くほどの大音声。ローランが慌てて口を塞ぐが、レイの瞳はこれでもかと大きく開いていた。
「静かに、静かに。妹ではあるけど、血は繋がっていない。向うにしてみたら、兄という認識も薄いだろうしね」
「……どういう事なんですか。ちゃんと説明してください」
拘束から解かれたレイにローランは己の生い立ちを語り出した。
「フランチェスカの前の法王は非常に道徳心溢れる方でね。貧民窟などを慰問しては、幼い赤子を引き取り育てていたんだ。僕もその一人であり、フランチェスカもそうだ」
先代法王、バディダス・ブルクアイの理念は、生まれたての赤子に善悪の区別は無い、無垢な魂その物。それを善に導くのが我が使命と疑わない男だった。
法王になる以前から、そして法王に着いてからもそれは変わらず、貧困などの事情から育てられない赤子などを率先して引き取り、自らの名を冠した孤児院で育てていた。
とはいえ、規模は小さく、世界に溢れる悲劇の中では氷山の一角に過ぎない。たった数十名を救ったからといって、それは自己満足、単なる道楽や偽善行為だと罵られることもあった。それでも結果としてローランやフランチェスカを輩出した事は確かな結果と言えた。
「年齢が十も離れていると、孤児院で一緒に暮らしたのは彼女が引き取られた最初の一、二年。別れる頃にはやっとしがみ付いて立つことが出来る程度だ。でも僕にとってはそれで十分だ。孤児院の子供は、僕の弟妹。彼女が法王に任じられた時、既に『聖騎士』だったが、彼女を支えるために残りの時間を費やそうと決めた……はずだった」
貴公子風な相貌が悲しみで彩られる。それだけで、彼がどれだけの苦しみを背負っているのか伝わって来る。
「彼女が法王になって以降、法王庁は変化し始めた。言葉にしづらいが、間違いなく何者かの悪意に内部から蝕まれつつある」
不穏な内容にレイは思わず左右を見回す。誰かがこの話を盗み聞きしていれば大変だ。『聖騎士』が法王庁を糾弾する内容は誰にも聞かせられない。
「《神聖騎士団》に降りてくる情報や、下される任務の種類は単なるモンスター討伐や調査の類だけでなく、各国の軍備や政治情勢に対する調査や、汚い噂が付き纏う貴族の護衛、あるいは……。早い話が、法王庁に属する誰かの権力を増すための使い走りばかりだ」
《神聖騎士団》の本来あるべき姿とは、人々をモンスターの脅威から守り、法王庁の力を示す事だ。それとは大きくかけ離れた指令にローランは疑念を抱いてしまった。
「それに今回の対応もそうだ。六将軍が活動を再開したと知れば、確かに人民は揺れるかもしれないが、だからどうした。それを鎮め、希望の旗頭となるべき法王庁が真実から背を向け、口を閉ざし、耳を塞いでどうする。今回は目論見を挫けたが、次はどうなるか分からない。その時、大勢の被害者が出れば、そちらの方が余計に混乱するだろう。なのに、情報部がわざわざやって来て、デゼルト国を恫喝するなんて、昔なら考えられない」
ローランは血を吐くような思いで、自らの中に溜まっていた疑念をぶちまける。それは仲間である《神聖騎士団》や法王庁の人間にも明かせずにいた膿だ。
『聖騎士』として法王庁の闇に触れていくうちに溜まっていた疑念は、彼の気高き精神を汚していた。
「法王とは兄妹なんですよね。だったら、彼女に直接訴えかければ」
「それが出来ない。彼女が法王に就任してから四年、僕らは公式の場を含めてもほとんど顔を会わせていない。面会の申請を出しても、何処かから横やりを入れられ、面会の約束を反故にされた。僕と彼女が会うのを誰かが邪魔しているんだ」
「法王庁の内部に、権力を独占しようとしている人が居るんですね。でも、それは誰なんですか」
「生憎と分からない。ただ、フランチェスカは前法王の指名により、当時の枢機卿を一気に抜いて法王になった。それゆえ後ろ盾もほとんどなく、彼女を傀儡にして実権を握ろうとする輩は大勢居る。……そのうちの誰かだと僕は睨んでいる。そして、そいつは単に私利私欲のためだけに権力を握ろうとしている。そんな奴に、この力を預ける訳には行かない」
『聖騎士』の称号と《ロード・トゥ・ヘヴン》は法王庁の権力を維持する柱だ。帝国における『勇者』と同等だ。それを手に入れれば、法王庁を得たも同然だ。
ローラン達を法王庁の中枢から遠ざけ、権力を手中に収めようとする何者かが、それを得ようとするのは考えられる話だ。
「世界崩壊まであと五年を切り、僕が死ぬのはそれよりも前。残り時間は三年も無い。この力を、このまま法王庁に残しておけば、悪意ある誰かの道具にされかねない。それだけは断じて許せない。妹を傀儡にしているだけでなく、世界救済の為に短い命を散らしてきた先代たちに申し訳が立たないんだ」
彼の中に宿る『聖騎士』達の無念が、ローランを責めているのだろうか。苦しげな表情をする青年は続けて、
「だから、僕はこの力を法王庁とは関係の無い人間に託すと決めていた。こうして世界を巡る中で、この力を託すに相応しい信念と強い意思、そして苦難を前に諦めない勇気を持つ人間を探し、ようやく見つけたんだ」
「それが……リザだったんですね」
ローランの説明にレイは一応の理解はできた。確かに、リザは復讐という血に塗れたが強い意思を宿している。妹を守り、家族の仇を打つという信念も抱いている。これまで自分と共に多くの困難を乗り切って来た。
彼女なら《ロード・トゥ・ヘヴン》を受け継ぐに相応しい。
「彼女にこの力を託せば、それは巡り巡って世界救済を託された『招かれた者』である君の助けになる。それはこの力を宿してきた先代たちにとっても、納得できる結果だと、僕は考えているんだ。もっとも彼女には拒絶されてしまった。やはり、寿命を短くする決断は簡単には出来ないよな。うん、これは浮かれて先走り過ぎたな」
清々しい表情で言われてしまい、レイの心はずきりと痛む。
世界救済。フィーニスを含めた十二人の『招かれた者』は、それを目的として送り込まれてきた。それぞれが挑戦し、失敗し、次代に託して逝った思いだが、レイはそれを受け止めきれていなかった。
自分は世界を救うなんて事は出来ない。降りかかる災難は、火の粉は払う。だが、正面切って『七帝』とぶつかるつもりは無く、彼らから世界を救うなどと言う大それたことは考えも付かない。
そんな後ろめたい気持ちが表情に出てしまったのか、ローランが怪訝な顔をした。
「どうかしたのかい、レイ君。何か、間違った事を言ったかな、僕」
「……実は」
と、レイは自らの置かれた状況を説明する。
時を司るクロノスが起こした事故によって死亡しかけた御厨玲は、彼女が肉体を治療している間だけエルドラドを旅して欲しいと言われ送り出され、この世界が崩壊すると言う事を知ったのはエルフの隠れ里にあった聖域で彼女から話を聞いた時だ。
それから幾度となく『七帝』や六将軍を始めとする強敵と戦ってきたが、それは世界を救うためではなく、成り行きや自分の周りの人間を守るためだった。
その告白を受けたローランはなるほどと呟いた。
「失礼な言い方かもしれないが、君が『招かれた者』にしては世界救済に対して意欲的じゃないと思っていたけど、それは間違いなかったのか」
「……すいません。十三しかない枠の一つを僕で埋めてしまって」
もしかしたら、もっと世界を救うに足る人材が何処かに居たのかもしれない。その者こそ、本当にエルドラドを救えたかもしれないと、レイは悔やんでいた。
しかし、ローランはそんなレイの弱気な考えを否定した。
「そんな事は無い。どちらにしてもクロノス様は自分の権利を行使するつもりが無かったんだろ。それに僕は君のような人間が来てくれたことこそ、意味があると思う」
「僕が来た事に……意味がある?」
それは、これまで言われたことの無い言葉だったからレイは戸惑ってしまう。
「ああ。君は世界を救う使命を帯びない、初めての『招かれた者』だ。そんな君が、この世界を旅して、本気で救う気になった時。その時こそ真の救済が訪れるかもしれない」
言って、ローランは残った右腕を指し出した。
「どうやら、今回は僕の気が急いた様だ。でも、覚えていてくれ。君等が望むのなら、この力を君等に託したい。だからといって、無理に受け継ごうなんて思わないでくれ。これを継げば、その者の命は二十五歳で終わりを迎える。一日の終わりに、自分の残りの命を数える日々は、どうしようもない絶望だ。リザ君にも、そう伝えてくれ」
「分かりました。……ローランさんは、この後はどうするんですか」
「僕らかい? 義手が出来て、マクスウェルが動けるようになったら、六将軍を追跡するよ。黒龍の封印を解除したからといって、それで終わりだとは到底思えない。新しい何かを企んでいるかもしれないだろ」
ローランの言葉に、六将軍が、『魔王』がまた何かを仕掛けるという可能性を頭から抜け落ちていた事に気が付いた。確かに黄龍の復活や黒龍の封印を解くのは一大事だが、彼らの目的はそこに無い。歪ながらも世界救済を望むフィーニスと、それに従う怪物達。一つの戦いが終わったからといって、彼らが休むはずもない。
すると、二人の会話が途切れたのを見計らったようにシアラ達がレイを呼ぶ声がする。
「出港の時間のようだ。急がなくてはね」
「ええ……そういえば、最後に一つ」
荷物の影から出ようとしたローランがどうしたのかと振り返ると、レイは話している時に思った疑問を尋ねた。
「新しく法王になったフランチェスカは、どうして法王に選ばれたんですか。いくら、先代の遺言があってもそんなに幼いなら、周りが納得しないでしょう」
「うん、普通ならね。でも、彼女は普通じゃなかった。フランチェスカは神々の声を聴くことが出来る唯一の人物だったんだ」
「神々の声!? それって13神と会話できるって事ですか」
レイが驚くのも無理はない。無神時代が始まってから1300年。エルドラドを守護してきた13神は、この世界に対して直接干渉する術を失った。
今では限られた場所で、『招かれた者』としか言葉を交わせない。
それなのに、『招かれた者』でも無い少女が神と会話できるとなれば、それは法王に祭り上げられても不思議では無かった。何故なら、法王庁は13神を信奉する集団。
神の言葉を告げる巫女は、宗教的指導者足りえる。
「会話というと少し違うね。一方的な神託を受け取れるんだ。世界の何処かで、何かが起きる。危険が迫っている。そういったのを受け取り、周りに話して、対処する事が出来るんだ。その才覚を見込んで、先代は彼女を法王に選んだのかもしれないね」
「おっそーい! もう、どこで油を売ってたのよ」
「おっそーい」
「ごめん、ごめん。もうキュイも乗り込んだかな」
腰に手を当て怒るレティと、それの真似をするエトネにレイは謝罪の言葉を口にした。
「はい、荷物も積みこみ終わりました」
リザが浮かない表情で答えるが、恐らくローランから告げられた内容をどう処理すればいいのか悩んでいるのだろう。
甲板から船長が急いでくれと手招きするのが見えた。
レイは振り返り、見送りに来てくれた人たちに頭を下げた。
「皆さん。色々とお世話になりました。また、どこかで!」
別れの言葉にローランが、ミストラルが、皆が口々に返す。ある者は目に涙を浮かべ、ある者は名残惜しそうに手を振った。
そしてレイ達を乗せた船がゆっくりと岸を離れていくと、彼らはその姿が見えなくなるまで海の方を向いた。
それに応える様に、レイ達も遠ざかる《神聖騎士団》の面々とサファに手を振っていた。
だが、それも船が沖へと進みにつれて目視では見えなくなってしまった。船は帆を開き、更に加速していった。レイ達は名残惜しそうにデゼルト国の景色を眺めていた。
すると、シアラがレイの背中を突く。
「主様。あっちに白馬が見えるわ。あれってもしかして」
彼女が指差したのは、港の防波堤。その上に白馬に跨った少年が両手を振り回すのと、もう一人が悠然と構えているのが見えた。
あれを見間違えるはずがない。リザ達もその者達に気が付き、歓声を上げた。
レイはじんわりと目頭が熱くなり、ぼやけた視界を拭った。
「忙しいんだろ。無理して来やがって。……じゃあな、ダリーシャス、ラシード、アスタルテ!」
「宜しかったんですか。折角、出港前に港に着いたのに、こんな所で見送りなんて」
遠ざかっていく商船へと手を振りながら、ラシードは背後に居るダリーシャスへと尋ねた。すると、男は気恥ずかしそうに顔を逸らして、
「ふん。俺は別段、あやつらの見送りに来たのではない。カバナが帝国に接収された時に、どのような被害があったのか、この目で見るための……そう! 視察に来ただけだ」
「はいはい。分かっております。そういう名目で、周りを振り切って無理やり首都を出たんですよね」
「むう。その冷たい口ぶり。益々、ナリンザに似てきたな、貴様」
それはある意味褒め言葉であった。ラシードはくすぐったそうに微笑み、しかしすぐさま表情を改めた。
「では、カバナまで来たのですから、実際に視察を行いましょう」
その言葉を予想していなかったのか、ダリーシャスは目を白黒させた。だが、ラシードは有能ぶりを発揮するように、懐から取り出した羊皮紙を捲り、
「この辺り一帯は、一度はアフサル王子の勢力下となり、彼に着いた諸侯も居ります。その者らを宴席に招き、改めて陛下への臣従を誓わせ、中央が睨みを効かせている事を知らしめましょう。そうすれば、彼らも迂闊な事はしません」
「……いつの間に、そのような約束を取り付けたのだ」
「カバナへの視察を決めた時に、手配しました」
さらりと告げられたが、なかなかの手腕ぶりだ。ダリーシャスは自分が完全にこの子供な従者に手綱を握られているなと苦笑いをするしかなかった。
「その前に、当地のギルド長との面会も予定されておりまして」
「まあ、待て待て」
さらに続けようとした少年を引き止め、ダリーシャスはアスタルテの手綱を引いた。嘶きと共に、馬は首を回し、防波堤を駆け抜け、その先の大地へと疾走する。突然走り出した馬に、ラシードは驚き声を上げた。
「へ、陛下? 何をなさるおつもりで」
「しばしの時間をくれ。しばらく、こやつと遠乗りする事も出来まい。なに、ほんの十分でもいいのだ。風を感じたい」
そう言って、馬に行先も、速度も預けたように目を瞑った男に、ラシードは仕方ないなと諦めた。
「……分かりました。十分だけですよ」
そして、自分も同じように目を瞑る。頬を駆け抜ける風は故郷の砂が混じった熱き風だ。しかし、それが心地よかった。
王と従者を乗せた白馬は大地に蹄を残し、嬉しげに嘶きを上げた。
レイ達が熱砂の大陸を離れ、獣人の国カプリコルへと向かう最中、彼らは一堂に会していた。
エルドラドを管理する13神。その全員が勢ぞろいしていた。
神の観測所と呼ばれる荘厳にして静謐な場所から空席が無くなるのは何百年ぶりか。星々の煌めきの下に集った神々から立ち上るのは、異様な雰囲気。青い瞳は互いを牽制し合うように鋭くなり、張り詰めた空気で満たされていた。
その空気を打ち破る様に、光を司るヘリオスが重々しく宣言した。
「十四番目の『招かれた者』の行方が判明した。場所は、中央大陸南部に位置する国、カプリコルである」
読んで下さって、ありがとうございます。




