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試行錯誤の異世界旅行記  作者: 取方右半
第7章 熱砂の国
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閑話:冒険王 奴隷時代Ⅴ

 安城とその兄弟たちが十年かけて、水面下で進めていた反乱計画も半ばまでを過ぎた。最初の山場だった事情を知らない奴隷たちを反乱に巻き込み、採掘場の兵士たちを駆逐することに成功した。


 これまで虐げられてきた恨みを晴らすかのように痛めつけられて損傷の激しい遺体は、身ぐるみを剥がされ無造作に放置される。死臭が漂い始めた採掘場の底で、過去との決別とばかりに、奴隷たちは火を放った。採掘場で使われている劣悪な油の上を火が走り、あっという間に燃え広がった。


 薪のようにくべた死体や、掘立小屋を巻き込んで、辺り一面火の海と化す。


 穴の縁に立ち、底を覗き込めば煌々と燃える地獄のような光景を安城は焼き付けた。ここまでした以上、後戻りはできない。生存の為には前進以外の道は残されていない。


「にーにー。盾部隊の準備が出来たよ。これで前に進める」


 ネズの報告に振り返れば、兵士から奪った装備を窮屈そうに身に着けた獣人種の奴隷たちが、手製の盾を構えていた。盾といっても、木箱を分解して釘で重ねた急増品だ。厚みは薄く、実に頼りない。


 それでも、遠距離からの弓を防ぐことぐらいはできる。


「こっちも準備が終わったよ」


 今度はデクノの報告が飛び込んだ。彼に任せたのは弓、クロスボウ部隊の編制だ。流石に奴隷の子供たちで弓などの遠距離武器を扱える者はおらず、外から来た奴隷の中で、戦争経験者や弓の扱いに慣れた者を事前に選抜し、彼らに優先的に装備してもらっている。


「よし、分かった。それじゃ、盾部隊を最前列において、相手の攻撃を防ぎつつ前進する。敵が攻めて来たら、後列の弓部隊が牽制。残りの者は敵を引きつけてから攻撃だ。松明はつけるな。下手に明かりを持っていれば、あっちから的にされてしまう。砦側が守りを固める前に、一気に落とすぞ」


 安城の命令に威勢のいい返事が木霊した。これまで恐怖の象徴だった兵士を殺し、順調に反乱が進んでいるためか奴隷たちの士気はすこぶる高い。とはいえ、これは勝利に酔っているに過ぎない。今まで自分たちを縛っていた恐怖が薄れ、暴力を振るう事に快感を覚え、浮足立っている。形成が悪くなれば、酔いもさめ、現実へと戻って来てしまう。そうなったら、こちらは烏合の衆。素人の寄せ集めだ。あっという間に蹴散らされてしまう。


 その前に、砦を落とす。砦を落し、中にある食料や情報、物資を手に入れ、それで初めてこの地から脱出できる。


 国と交渉するつもりは安城には無かった。これだけの騒動を起こした奴隷たちを、国が温情を掛けるはずがない。国とは体面を重んじる。奴隷の反乱を許したと内外に知られれば威信が地に落ち、更には他の奴隷たちも自由を求めて反乱を起こそうとするようになる。それを防ぐために、皆殺しを狙ってくるはずだ。そんな相手に籠城戦はしない。手に入る限りの物をここから脱出するだけだ。


「女子供はここで待機だ。砦を落としたら、速やかに橋を渡ってくれ。ビク。君に後を任せるよ」


「う、うん。不安だけど、精一杯頑張るよ」


 十年の月日で成長したが、やはり臆病な性格は治っていないのか、闇の中でも体が震えているのがよく分かった。


 安城はその肩を叩いた。言葉で説得するよりも、それは雄弁に、深く浸透した。いつの間にかビクの震えは治まり、戦いに加わらない女子供を勇気づけるように取りまとめていく。


 これで後ろの憂いは無くなった。


 安城はデクノから盾を受け取ると、全員の先頭に立つ。そして、兵士の血で赤く染まった剣先を砦の方へと向けた。


「さあ、全体、前へ! 自由はそこにしか無いぞ!!」


 奴隷たちは盾を打ち鳴らし、前進を始めた。


 砦と採掘場を繋ぐ橋は、自然が生み出した建造物だ。盾部隊が横に十人並んでも両側に空間があり、二百人近い奴隷たちが荒々しく駆けたとしてもビクともしない。支えもなしに崖を跨ぐように掛かっているというのに、信じられない強度だ。


 足元の不安が無くなれば、安城の視線は前方に集中する。近づくにつれ、砦の外観がはっきりと浮かび上がってきた。石造りの冷たい意匠が、闇と相まって禍々しき城のようにすら映る。


 軍事経験もない、素人の集団で、あれを落とせるかどうか。押し込めたはずの不安が背中に張り付き始めた。それを振り払うように速度を上げようとした時、


「にーにー! 矢だ!」


 ネズの鋭い声が耳を震わした。獣人種の鋭い聴覚が、闇の中で潜むように放たれた風きり音を捉えた。警告に反応して咄嗟に頭を守るように盾を掲げると、刹那の間も無く、衝撃が襲い掛かった。まるで、硬球を受け止めたかのような感触に驚く。


 盾に目を凝らせば、鋭い矢じりが木の板を貫いて、顔を覗かせていた。


 矢だ。


 敵襲に騒ぎ出す奴隷たちの前で、橋の向こう側で松明が一斉に灯る。


 闇を追い払って姿を現したのは十数人の集団だった。遠目からでも、彼らの身に着けている物が、普通の兵士たちとは一線を画すのは明白だった。


「どうやら、お出ましのようだな。俺達を書類と数字で管理してきた奴らが」


 安城の呟きに、奴隷たちが殺気立つ。この採掘場の、実質的な支配者たちを前に殺意が滾った。兵士を殺した時以上の殺意を放つ集団を前に、臆することなくマントを靡かせた男性が一歩前に出た。


「聞け、奴隷どもよ。私は、国営採掘場の管理、運営を任されているファルコ・オンターナ・ゴルディアスである。貴様らに告げる。即刻、武装解除の後、投降するのなら此度の反乱に目をつぶろうではないか」


 異様に拡大された声が闇夜に響く。誰かが、魔法で拡大していると言い当てた。


「おそらく、採掘場に居た兵士は皆殺しにあったのであろう。本来なら、そのような行為をした貴様らに慈悲など無い。その身にどれだけの罪を犯したのか思い知らせてやる所だ。それこそ、死なせてくれと懇願するほどの拷問だ。それを今回ばかりは目をつぶり、命を助けてやると言っているのだ」


 ファルコと名乗った男の声色は、低く、怒りを押し殺しているのが手に取るようにわかる。おそらく、死を請うほどの拷問というのも脅しではないだろう。


「いま、この砦には三百を超える兵士が詰めている。お前らに勝ち目は無い。繰り返すが、今なら反乱を無かったことにして、身の安全を保障してやろう!」


 三百という数字に奴隷たちは動揺する。想像以上の数に、どよめき、中には身の振り方を囁き合う者も出始めた。安城が呼びかけた同志以外は、場の空気に流されて参加した者がほとんど。潮目が変われば、簡単にこちらを裏切る。


 そうはさせまいと安城は声を張り上げた。


「皆、あいつのいう事は全て出鱈目だ。三百の兵が居るなら、矢の攻撃が一発なんてありえない。それこそ雨のような数の矢を放っているはずだ」


「だ、だけどよう。いまなら、全部無かったことにしてくれるって言ってるぜ」


 懸念した通り、酔いから醒めた一人が臆病な事を言いだしてしまう。それに同調するように声が上がると、安城は更に言葉を重ねた。


「その方があいつに取って都合が良いからだ。この採掘場で、奴隷たちが反乱を起こし、奴隷も兵士もたくさん死んだと国の上層部に知られれば、あいつは失脚する。それを恐れて、この反乱を無かったことにしたいんだ。ほとぼりが冷めれば、俺達を殺して、新しい奴隷と入れ替えるに決まっている」


「にーにーの言う通りだ! 兵士の、俺達を苦しめていた奴の言う事なんか、誰が信じるか!」


 そうだ、そうだと同意の声が波のように押し寄せた。臆病な発言をした奴隷たちも、場の空気を感じ取って意見を翻した。これなら行けると安城は確信した。


「あいつの言っているのは、全部時間稼ぎの嘘だ。全員、前へ進め!!」


 安城の檄に、再び奴隷たちは吼えた。自分たちを騙そうとした、ファルコの首を引き千切らんとばかりの勢いだった。







 それは橋の反対側に居たファルコにも伝わった。新月の夜、曇天が空を覆うという悪天候の中で闇は濃く、奴隷たちの地鳴りの如き足音だけが響く。


「人の物とは思えんな、この音は。獣の集団が餌を求めるのと同じではないか。やはり、降伏はせんか」


 腹立たしいと言わんばかりに地面を蹴った男は周りの男たちと比べても一段と背が低かった。不摂生の結果か、腹は突きでて、内面の強欲さが顔面に現れていた。それでもこの採掘場における最高責任者であり、なおかつ貴族としての爵位を持つ男。近習の兵たちは恭しく、機嫌を損ねないように相槌を打った。


「国に飼われた獣が。何を思って主人に噛みつくことにしたのか。気が狂った獣の末路なぞ、殺処分しかあるまい」


 カイゼル髭を撫でながら口汚く奴隷たちを罵るが、ファルコの内心は冷汗で滲んでいた。


 この一件が表に出れば、間違いなく自分はこの職務から外されてしまう。更に言えば、貴族としての身分もはく奪されるかもしれない。これまで、何十年と反乱どころか、反抗の意思すら薄く、平和で静かだった採掘場での反乱だ。監督責任を問い質されるのは間違いない。


 苛烈で有名な王の耳に入れば、最悪死刑もありえた。


 せめて鎮圧できれば幾らか挽回の機会もあるのだが、砦の防御に不安があった。国の規則ではこの規模の採掘場の警備には二百人の兵を配置しておかなくてはいけない。ところがファルコは兵を百人しか配置せず、上には規則通り二百人配置したとして報告。書類上でしか存在しない百人分の兵士に支払われる給金を着服していたのだ。


 その上厄介な事に、採掘場に半数弱の兵を配置していたため、彼らが死んだとしたら砦を守るのは五十と少しの兵士か居ないのだ。規定の四分の一にも満たない兵の数で、三百人近く居る奴隷を相手取れるかどうか。


 採掘場で火の手が上がったという報告を受け、近習の兵だけを集めて様子を見に来たら、奴隷たちが列を成して橋を渡ろうとしている事に気が付き、牽制と時間稼ぎの為にあんな演説をしたのだ。


 つまり、安城の見立ては全くもって正解だったのだ。


 ある意味奴隷たち以上にファルコは追い詰められていた。


 一応、もしもの時に備えて切り札は用意してあるが、それも上手く行くのかどうかはなはだ不安である。


 止まるどころか、更に近づいてくる奴隷たちを前にしたファルコへ弓兵の配置が終わった事を兵が告げる。振り返れば砦の上から二十人程度の兵が闇に向かって矢を番えていた。


「ええい、ウスノロどもめ! さっさと放たんかい!」


 唾を飛ばして下された命令に、砦から矢が飛んだ。







「にーにー! また来る! それもいっぱいだ!」


 獣人種であるネズの耳が矢の風きり音を捉えた。再び警告の声が発せられる。


 すかさず盾を構えると、矢が盾を突き刺す音に混じり、悲鳴が泡のように弾けた。先の攻撃とは違い、矢の数が増えたのだ。隣に立つ者の輪郭しかおぼろげに分からない濃い闇の中で、傷を負った奴隷たちが苦しげに叫ぶ。


「皆、矢の数が少ないぞ! やはり、三百というのは嘘のようだ。恐れる事は無いぞ!」


 攻撃を受けた事で広がる怯えを払拭するかのように安城は言う。それは効果があったようで、奴隷たちは歩みを止めようとはしなかった。アドレナリンが放出されているのか、傷を負った奴隷も平然と動いている。


 すると、砦の兵士たちも戦い方を変えようとする。砦に松明がともり、二十人程の弓兵たちが闇の中に浮かび上がった。彼らは油を塗った矢じりに火を着けると、即座に構え放ったのだ。


 夜空を切り裂くように、オレンジ色の流星が飛翔した。弧を描いたそれらは奴隷たちへと降り注ぐ。


 火矢だ。


 安城は受け止めた盾に火が纏わりつくのを感じ、慌てて手を離した。


 直後、背後から悲鳴が連鎖した。火矢を盾で受け止められた者はまだマシと言えた。中には体に突き刺さった矢から火が纏わりついて、体を焼かれる奴隷も居た。


 悲鳴を上げ、地面を転がるとそこを中心として人の輪が出来た。思わず後ろへと下がったり、ぶつかったりすると、橋から転落した者も出てしまう。


 このままではパニックに陥る。そう考えた安城は再度、喉を涸らした。


「盾を捨てろ! 木の盾じゃ、身を守れない。身を守る物を捨て、背水の陣で戦え!」


 その叫びに反応できたのは半数近い奴隷たちだった。残りは火矢に恐れ慄いてしまい、立ちすくんでいた。闇で見えなかった恐怖が、火の元で白日となってしまい、余計に恐怖心をあおっているのだ。しかたなく、安城は半数を率いて再度進軍しようとして、妙な事に気が付いた。


 それは橋の反対側、ファルコの前に陣取った青年の姿だ。遠目からでは、とても兵士とは思えない優男が、何かを呟いている。


 彼はローブの切れ間から腕を出すと、握りしめた物を真っ直ぐと突きつけて来た。


 途端、安城の背筋に悪寒が走った。十年前、エルフの侵入者に感じた死の恐怖が蘇ってくる。


 逃げろ、と叫ぶ前に、それは完成してしまった。


「《ブリザードパイル》」


 詠唱を終えた魔法が神秘を巻き起こす。術者の周りに人の背丈を越す氷柱が三本も出現した。それは空中で制止すると、目標を定めた様に放たれた。


 あっという間の出来事だった。


 安城にはそれらがスローモーションのように映る。


 透明な氷の氷柱が物理法則に逆らったかのように空中を滑ると、障害物を引き千切って橋を削りながら止まった。障害物は脆く、例え鎧などの防具に身を纏っていても簡単に四肢が千切れ、金属の板がひしゃげてしまう。障害物が流した血で赤く染まる氷柱。


 障害物―――奴隷たちは痛みで苦痛に呻いていた。ある者は半ばから千切れた腕を探し、ある者は体を半分に削られた兄弟を呼び、ある者は衝撃で吹き飛ばされて橋から落ちて行った。


「はっはっはっはっは! 見たか! これが魔法の威力だ!」


 切り札の効果に上機嫌なファルコの声に、安城は後方で苦痛に喘ぐ仲間達から砦の方へと首を向けた。魔法使いの背後から顔を出している小太りの男こそ、この採掘場の管理者であるファルコなのだろう。先程とは違い、醜く太った男の顔すらはっきりと見える距離まで近づいていた。


「一山いくらの奴隷如きが、主である我らに、国に逆らうとは言語道断である。更に、吾輩の慈悲を無視したこと、これも大罪である。よって、貴様らに生きている価値は無い。皆、ここで虫のように死ね!」


 唾を飛ばしながら叫ぶファルコを迷惑そうに見つつも、魔法使いは再度の詠唱に移る。それは奴隷たちを絶望に突き落す調しらべだった。


「ちくしょう。ちくしょう。やっぱり、無理だったのかよ。俺達が自由を求めるなんて、そんなの許されないのかよ」


 頭から血を流すネズの呟きがきっかけのように生き残った奴隷たちから後悔の怨嗟が広がっていく。こんな事するんじゃなかった。大人しく暮らしていけばよかった。最初から無理だったんだ。


 自由が、希望がそこまで見えていただけに、それが幻となって消えたのが相当堪えた様子だ。場の空気に従った奴隷のみならず、安城の呼びかけに賛同した兄弟たちも肩を落とし、武器を手放していた。


 そんな中、デクノは安城にどうするか指示を仰ごうとして近づき、びくりと体を震わした。燃えた盾の炎に照らされた敬愛する兄の横顔が笑っていたのだ。


 恐怖で精神がおかしくなった訳ではない。心の底から、晴れやかな笑みを浮かべていた。まるで、この状況を楽しんでいるかのように。子供が新品の玩具を与えられたかのように、純粋なまでの笑みを浮かべていた。状況にそぐわないその笑みが、前方で奏でられている詠唱よりもずっと恐ろしかった。


「に、にーにー。ど、どうして笑ってるの」


「ん? ああ、笑っていたか。いや、笑わずにはいられないだろ。だって、魔法だぞ! 見たか、デクノ! あんなデカい塊が、宙を滑るように突進したんだ。そもそも、あの大きさの氷柱を生み出すのに機械でも相当な時間とコストが必要だ。なのに、僅かな詠唱だけで、生み出してしまった。紛う事なき魔の法則だ!」


 一人で興奮して捲し立てる安城の姿に、デクノは気が付いた。


 これが安城の、にーにーの本当の姿だ。


 兄弟が傷つき、今まさに死への詠唱が紡がれているというのに、未知との接触に興奮を隠せないでいる異常な精神構造。それが露わになった瞬間だった。


 呆気にとられ座り込むデクノに対して、安城は剣を構え、燃えている盾を掴んだ。


「デクノ。俺が魔法を引きつけつつ、あそこに飛び込む。そして、俺が魔法使いを倒したら、動ける者を率いて、砦へと攻め入るように指示を出してくれ」


「え? ええ? そ、そんな事言っても、無茶だよ」


「無茶かどうかは試してみないと分からないさ!」


 そう叫ぶと、安城は背後から引き留めようとするデクノを振り切り、単身橋を駆ける。


 手にした燃え盛る盾は松明の代わりだ。足元を照らすためではなく、自分がここに居るぞと示すための誘蛾灯だ。それに引き寄せられるように、ファルコが叫んだ。


「気でも触れたか! この状況で突進など、愚かな奴隷らしい最期じゃないか。おい、お前! 早くあいつを殺せ!」


 ファルコの命令を受けた魔法使いが《ブリザードパイル》を完成させる。空中で浮かぶ氷柱は、生み出した魔法使いの命を待つ、いわば発射待ちのミサイルのような物だ。一度放たれれば、回避は不可能。死は免れない。


 そんな氷柱を前に、安城も手札に残った切り札を使う。


 安城がエルドラドに転生し時より持ち得た、特殊ユニーク技能スキル


 ―――其の名は《スピリット・オブ・スティール》。


 伸るか反るかの大博打。賭けるのは己が命、ただ一つ。


読んで下さって、ありがとうございます。

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