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第8話「四天王と信頼」


登場神物(とうじょうじんぶつ)紹介】


( ^ω^)【雷魔神】:四天王の一柱であり、リーダー的存在。最も信頼するのはフライドポテト。どの店も一定のクオリティは保っている。



  ( 'A`)【土魔神】:四天王の一柱であり、ムードメーカー的存在。信頼を寄せている友人とは金銭の貸し借りはしない主義。



(゜、゜*)【炎魔神】:四天王の一柱であり、紅一点。酒は百薬の長であるとして全幅の信頼を寄せる一方、毎年の健康診断で肝臓の数値が引っかかっている。



( ・∀・)【水魔神】:四天王の一柱であり、ツッコミ的存在。一度信頼を置いたら疑わないタイプだが、信頼するに至るまでのハードルが高い。攻略難易度は高め。



( ФωФ)【闇魔神】:四天王の一柱であり、ダークホース。バスの時刻表が信頼できない。

──魔王城!!世界を統べる魔王の居城では、魔王に仕える強力な魔神:通称「四天王」により、日夜世界の命運を決める会議が開かれている!!



( ^ω^)「えー……皆、話は聞いたと思うが」



( ^ω^)「魔王様がお隠れになられた」



( ^ω^)「御年10万飛んで79歳。歴代でも異例の長さの在位であった」



  ( 'A`)「まさか、こんなにも事態が急変するとはな」



( ФωФ)「うっ……魔王様、どうして」



(゜、゜*)「仕方ないわ。魔神の王と言えども、時は来るものよ」



( ・∀・)「……雷魔神、一ついいか?」



( ^ω^)「なんだ水魔神」



( ・∀・)「魔王様の御身は爆発したのか?」



( ^ω^)「してないけど」



( ・∀・)「なんでだよッおかしいだろッ!!」



( ^ω^)「おかしいのはお前の頭だよ」



( ・∀・)「魔神の最期は爆発して散るんじゃなかったのか!?」



  ( 'A`)「ほら、今回は別に勇者に倒されたとかじゃ無いし……」



(゜、゜*)「魔王様は例外なんじゃない?」



( ・∀・)「マジでッ?じゃあ次の魔王俺が立候補しまーす!!」



  ( 'A`)「魔王様の血縁でも無い奴が、そんな簡単に即位できる訳ねぇだろ」



(゜、゜*)「なんでそんな必死なのよ」



( ・∀・)「なんでお前らは自爆を受け入れてんだよ!!」



( ^ω^)「まぁ落ち着け水魔神。そもそも、次期魔王には姫様が即位される予定だからお前には無理だ」



  ( 'A`)「ッ!?」



( ФωФ)「姫様が……魔王に?」



( ・∀・)「いやいや、姫様は若すぎないか?」



( ^ω^)「とは言っても既に5万16歳。昔だったらもう元服だ」



(゜、゜*)「でも……大丈夫かしら」



( ^ω^)「その為に俺達が居るんじゃないのか。若き王を補佐し、彼女の決断を助くるのが四天王の努めよ!」



( ^ω^)「……と、そのように妃様に言われたので、そうなりました」



  ( 'A`)「わぁ、業務が増えた」



(゜、゜*)「参謀役くらい他に着けなさいよ」



( ^ω^)「ダメだ。妃様は四天王を完全に仕事をしない奴らだと見なしている。あそこで首を縦に振らなければ、俺達に今日は無かった」



  ( 'A`)「何故そこまで俺達の信頼が失墜しているんだ!?」



( ・∀・)「お前ら二人のせいだよ」



(゜、゜*)「アンタもよ」



( ^ω^)「という訳で、早速来週が戴冠式なんで、みんな日程調整と準備よろしく!」



  ( 'A`)「はえーよバカ」



( ^ω^)「仕方ねぇだろ。魔王が空位だなんて人間側に知られたら、その隙に付け込まれるかもしれないんだから」



( ・∀・)「そういや、人間の国王軍の状況ってどうなってんの?まだ戦争は起きてない?」



( ФωФ)「はい。ただ、王城に出入りする者からの情報だと、いつ始まってもおかしくない状況ではあると」



(゜、゜*)「まぁ、人間同士で消耗し合ってくれるんなら、こっちは静観ね」



  ( 'A`)「あ、そういえば今、勇者が海底神殿の近くに居るぞ」



( ・∀・)「はぁ?なんでよ?」



  ( 'A`)「知るか。分かるのは位置情報だけなんだよ」



(゜、゜*)「大丈夫?わざわざあんな所に行くなんて、多分勇者の狙いは秘宝でしょ?」



( ・∀・)「それは大丈夫。海の秘宝は港町の銀行に預けてあるから」



( ^ω^)「おい四天王。秘宝は自分で守れや」



( ・∀・)「いやいや。絶対銀行の貸し金庫の方が安全だって。銀行がお客様の資産を守る為に日夜どれだけ予算をかけてるか知らねぇだろ」



  ( 'A`)「なんだコイツの銀行への信頼」



(゜、゜*)「銀行の弛まぬ営業努力の結果ね」



( ^ω^)「まぁ、それで結局勇者達を出し抜けてるならいいか」



( ФωФ)「そうですね。まさか勇者も銀行に秘宝があるなんて思いもよらないでしょう」



<トゥルルルル……



( ФωФ)「ん……失礼、部下から連絡です。ちょっと離席しますね」



  ( 'A`)「後でこっちからかけ直せばいいだろ」



( ФωФ)「いえ、これは緊急度の高い時のアラームなので、すぐに反応しないと」



( ^ω^)「そういうことなら。こっちにも後で連携してくれ」



( ФωФ)「はい。もちろん」



<闇魔神が離席しました>



( ^ω^)「んじゃま、早速戴冠式の計画を立てていこうか」



( ・∀・)「計画っつってもなぁ……」



  ( 'A`)「戴冠式って何やるんだ?」



(゜、゜*)「さぁ?私出席したことないし」



( ^ω^)「誰も居ねぇよ。魔王様が即位されたの俺達の生まれるはるか前だぞ」



(゜、゜*)「じゃあどうすんのよ」



( ^ω^)「大丈夫だ。俺にいい作戦がある」



  ( 'A`)「ほう……して、如何様な?」



( ^ω^)「ここに、姫様の小学校入学式の際のプログラムがある」



( ・∀・)「悪い予感しかしない」



( ^ω^)「これをパクる」



(゜、゜*)「無謀よ」



  ( 'A`)「なかなかにパンクな作戦だな。気に入った」



( ・∀・)「おいバカ乗っかるな土魔神」



  ( 'A`)「いいじゃねぇか。誰も戴冠式なんてやったことがないって事は、正解なんてどこにも無いってことだ。俺達の前にあるのは獣道か茨道、どの道危険と隣り合わせなんだ。それなら、俺は少しでも面白い方に進むぜ」



( ・∀・)「面白いっつっちゃったよ」



(゜、゜*)「妃様からの信頼が無いのアンタのせいじゃないの?」



( ^ω^)「まぁ、入学式の式次第を読む限りだと……取り敢えず開会の式辞を述べて、国家斉唱。そんで戴冠の儀だろ?そんで後は何人かに祝辞を読んでもらって、来賓紹介ならびに祝電披露……こんなところか」



  ( 'A`)「なんだ意外と普通だな。面白くない」



(゜、゜*)「普通でいいのよ。普通が一番」



( ^ω^)「大体の式典のフォーマットってこんなもんだろ」



( ・∀・)「戴冠の儀はどうすんの?」



( ^ω^)「妃様に聞けばいいんじゃない?あの人確か魔王様が皇太子の時に結婚してたはずだから、多分知ってる」



(゜、゜*)「あ、それなら私から聞いておくわ。この後会うし」



( ・∀・)「それじゃ、俺達は式次第をもう少し練ろうか」



<闇魔神が会議室に入室しました>



(;ФωФ)「水魔神さん!」



( ・∀・)「ん?どうしたの闇魔神、そんな慌てて」



(;ФωФ)「たいへぶ……大変です!」



( ・∀・)「落ち着きなよ。大変な事があったのは伝わるけど、こういう時こそ焦っちゃダメだよ」



(;ФωФ)「そ、そうですね……!」



( ・∀・)「はい。それじゃあ深呼吸~~」



(;ФωФ)「は、はい……」す~~



( ФωФ)ハァ~~



( ФωФ)「ありがとうございます。落ち着きました」



( ・∀・)「うん。それじゃあ話を聞こうか」



( ФωФ)「水魔神さんが秘宝を預けている銀行が強盗に襲われたそうです」



(・∀・ )「ちょっと殺してくるわ」



<水魔神が退席しました>



(ФωФ;)「あ、ちょっと!まだ犯人の特徴が……」



(゜、゜*)「無駄よ。もう行っちゃったわ」



  ( 'A`)「焦りすぎだろあいつ」



( ^ω^)「だから自分で守れっつったのに」



(゜、゜*)「でも水魔神が直々に出たなら安心でしょ」



  ( 'A`)「まぁ、そうだな」



( ФωФ)「す、すごい信頼ですね……」



( ^ω^)「まぁ、キレた時のアイツは四天王最強と言っても過言では無いからな」



( ФωФ)「そうなんですか!?」



(゜、゜*)「私と土魔神はもともと水魔神と使う魔法の相性が悪いからね。力で勝ってても押し負けちゃうのよ」



  ( 'A`)「アイツは魔法技術なら魔王様にも引けを取らないからな」



( ^ω^)「かろうじて、俺が相性的になんとか抑え込めるくらいか」



( ФωФ)「そんな人が出撃して港町は大丈夫なんですか?」



( ^ω^)「消し炭じゃね?」



( ФωФ)「大丈夫じゃなかった」



  ( 'A`)「仕方ねぇよ。水魔神を怒らせちまったその強盗が全て悪いんだ」



  ( 'A`)「んで、闇魔神からの報告は以上?」



( ФωФ)「え?あ、まぁ……」



( ^ω^)「それじゃ、戴冠式について議論進めようか」



(゜、゜*)「あ、そういえば。式用のドレス選んでおかないと……」



  ( 'A`)「あ、俺も礼服クリーニングに出しっぱなしだった。半年くらい」



( ^ω^)「捨てられてんじゃねぇの?」



(;ФωФ)「……」



(;ФωФ)す~~



( ФωФ)ハァ~~



( ФωФ)「まぁ、いつものことですよね……」



 本日の議題:戴冠式の計画

    結論:草案決定。女王様の回覧後、こちらを成案とし計画を進める。

       途中、水魔神が所用の為退席。

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