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第4話「四天王と入替」

登場神物(とうじょうじんぶつ)紹介】


( ^ω^)【雷魔神】:四天王の一柱であり、リーダー的存在。四天王の中で一番食べる量が多い。



  ( 'A`)【土魔神】:四天王の一柱であり、ムードメーカー的存在。四天王の中で一番質の良い睡眠を取っている。



(゜、゜*)【炎魔神】:四天王の一柱であり、紅一点。四天王の中で一番貯金額が多い。



( ・∀・)【水魔神】:四天王の一柱であり、ツッコミ的存在。四天王の中で一番個人アカウントのパスワードが強固。



( ФωФ)【闇魔神】:四天王の一柱であり、ダークホース。四天王の中で一番通勤時間が短い。

──魔王城!!世界を統べる魔王の居城では、魔王に仕える強力な魔神:通称「四天王」により、日夜世界の命運を決める会議が開かれている!!



( ^ω^)「えー、今日は以前議論できなかったA定食の献立について。どのメニューを入れ替えて、何を新しいメニューに加えるか……だが」



( ФωФ)「あの、ちょっといいですか?」



( ^ω^)「どうした闇魔神」



  ( 'A`)「闇魔神から話題挙げるのは珍しいな」



( ФωФ)「ずっと気になってることがあるんですけど……なんか、訊ねていいのか分からなくて」



( ^ω^)「なんでも訊いてくれ」



( ФωФ)「なんで四天王なのに5人居るんですか?」



( ^ω^)「なんでだろうね?」



( ^ω^)「それじゃあA定……」



(;ФωФ)「はぐらかさないで下さいよ」



( ^ω^)「いや、だって俺も知らねぇんだもん」



(゜、゜*)「……え?雷魔神知らないの?」



  ( 'A`)「マジかコイツ。なんでそんな重要事項忘れてんだ」



( ・∀・)「よく今までリーダー面できてたな」



(;^ω^)「え?お前ら知ってんの?」



  ( 'A`)「闇魔神の四天王入りが決まった時の会議で魔王様から説明されたやんけ」



( ^ω^)「……?」



( ^ω^)「……あぁ、あん時か。昼飯の事考えてて何にも聞いてなかった」



  ( 'A`)「飯の事しか頭にねぇのか」



( ・∀・)「そんなんだから高校ん時、あだ名が『高●ブー』になんだぞ」



( ^ω^)「仕方ねぇだろ!あの日は社食がスペシャルメニューでA定食が『海鮮丼』・B定食が『ローストビーフ丼』だったんだぞ!」



  ( 'A`)「海鮮丼一択だっただろ馬鹿かオメェは」



(゜、゜*)「は?普通はローストビーフ丼でしょ」



( ・∀・)「俺は何を頼んだっけ?」



( ^ω^)「知るかよ」



(;ФωФ)「あの、ランチの思い出話はそのくらいで……」



(゜、゜*)「え?あぁ、うん。四天王の数についての話か。実はね、魔王様は四天王を二組作ろうとしてたのよ」



( ФωФ)「二組……それは何故?」



  ( 'A`)「魔王様は既に世界の8割を支配している訳だが、やっぱり世界は広い。魔王様だけだと、どうにも監視の目が行き届かない場所も出てくるんだと」



( ^ω^)「その為に俺たちが居るんじゃね?」



(゜、゜*)「それでも足りないのが現状よ。アンタみたいに魔王城に住み着く奴も居るし」



( ・∀・)「まぁ、そういう訳でね。魔王城から一番遠い場所、地球の裏側にもう一つ城を造ろうって計画があるんだよ」



( ФωФ)「でも城主はどうするんですか?」



  ( 'A`)「姫様だよ。まだまだ子どもだが、彼女には十分王としての素質がある」



( ・∀・)「魔王様としても、王位を継がせる時の為に、実務経験は積ませたいだろうし……そんなこんなで、姫様の下にも魔王様と同じように四天王を組織しようということだ」



( ФωФ)「なるほど!」



( ^ω^)「勉強になります!」



  ( 'A`)「オメェは勉強になっちゃいけないんだよ」



( ^ω^)「まぁでも良いじゃない。魔王城から遠い地域の支配が緩んじゃうのはその通りだし。それが姫様の為にもなるんなら」



( ・∀・)「雷魔神……そんな『自分には関係ない』みたいな顔もしてられませんよ?」



( ^ω^)「どういうこと?」



  ( 'A`)「魔王様の四天王と姫様の四天王は2部制になる予定だ」



( ФωФ)「2部制?」



  ( 'A`)「そう!その名も『第1四天王』と『第2四天王』!」



( ^ω^)「安直が過ぎるぞ」



( ・∀・)「ちなみに、俺たちが『第1四天王』。新設される姫様の方が『第2四天王』ね」



( ^ω^)「ふーん。それが俺に何の関係があんの?」



  ( 'A`)「平たく言えば、一年ごとに俺たちの中で一番成績が悪かった奴は地球の裏側に行くことになる。そして入れ替わりで第2四天王が一人、第1四天王に格上げされる」



( ^ω^)「そんなJリーグみたいな」



(゜、゜*)「ちゃんと仕事していれば良いのよ。簡単でしょ?」



( ^ω^)「難しいこと言ってくれるじゃない」



( ・∀・)「まだ関係ないって顔してますね」



( ^ω^)「だってその計画進んでないんでしょ?」



(゜、゜*)「あら、なんでそう思うのよ。正解だけど」



( ^ω^)「進んでたら俺たちの中に闇魔神ねじ込まねぇだろ」



( ^ω^)「つーかなんで四天王なのに5人居んだよバカじゃねぇの?」



( ФωФ)「それこの話の出発点ですよ」



  ( 'A`)「四天王は4人でなければならないと誰が決めた!?」



( ^ω^)「広辞苑じゃね?」



  ( 'A`)「否!魔王様は仰せられた!『多い分には困るものじゃないし別に良いでしょ』と!!」



( ^ω^)「タオルギフトかな?」



( ФωФ)「例えば『五天王』とかにはしなかったんですか?」



(゜、゜*)「既存の組織や部署の名称を変えるって面倒くさいのよ。書類全部直して内部に周知させて、取引先にも案内状出して……」



( ・∀・)「俺たちが議論すると、変更先の名前決めるのに半年くらい掛かりそう」



( ^ω^)「絶対に掛かる自信がある!」



  ( 'A`)「捨てちまえそんな自信」



( ФωФ)「そもそもの話、何でその計画は難航してるんです?」



(゜、゜*)「それがね。氷魔神とか森魔神とか、第2四天王の候補(・・)は何柱か居んだけど……アナタ以外の候補は、まぁ……実力不足なのよね」



(*ФωФ)「あっ、そ、そうなんですか?」



( ・∀・)「照れなくても良いよ。闇魔神は成績優秀なんだ、誇っていけ」



(*ФωФ)「あ、ありがとうございます」



( ^ω^)「というか、先ず4人決まってから話を進めろよ。なんで闇魔神だけ先走っちゃったのよ」



  ( 'A`)「んじゃあ、それ魔王様の前で復唱しろよ」



( ^ω^)「魔王様の行動には一字一点の間違いも無い。それに異を唱える者こそ間違っているのである」



( ・∀・)「流石は魔王様の一の子分」



(゜、゜*)「今更どうのこうの言っても。どうこうなるモンでもないし」



( ФωФ)「いやぁ、ご説明ありがとうございました!なんで自分がここに居るのか誰も説明してくれなかったけど……これで腑に落ちました!」



(゜、゜*)「というか、闇魔神も闇魔神でなんで知らなかったの?魔王様から何かしら事前に説明なかったの?」



( ФωФ)「あ、はい。魔王様からは辞令を渡されただけでして。詳しいことは雷魔神さんから聞くようにと……」



( 'A`)(゜、゜*)「……」



( ^ω^)「……」



( ^ω^)「う~ん……まぁ、それじゃあ闇魔神くん。四天王の説明は今した通りだから。今後、第2四天王が正式に組織されて地球の裏側に行っても、俺たちのこと忘れないでね」



( ・∀・)「地球の裏側に行くのはお前だよ」



 本日の議題:魔王城の社食の献立変更(日替わりA定食)について

    結論:闇魔神が四天王に参画する際、雷魔神から十分な組織説明が

       為されて居なかった為、その補説を行った。

       十分な協議ができなかった為、議題は後日に持ち越し。

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